9月18日、架空の自治体である『亜京市』のホームページが公開されました。
目次
『亜京市』がホームページを一般公開!
亜京市(あきょうし)はVRChat内都市ワールド『Japan Street』の架空の自治体です。
ホームページに行ってみると……「自治体のホームページ」と聞いて思い浮かぶイメージそのままのレイアウトが現れました。
実際に存在する市では?と錯覚してしまいそうな、雰囲気のある作りをしています。
本ウェブサイトは2022年9月から運用を開始しました。「架空の自治体ウェブサイト」というコンセプトで制作しつつ、ワールドの新着情報からちょっとした小ネタまで掲載していく予定です。
運用はワールド制作者ではなく、広報担当者によって行われています。
亜京市ウェブサイトにようこそ!より
ヘッダーには市のあらまし、バス・路面電車、市民活動……など「いかにも!」な内容が並びます。
試しにバス・路面電車を見てみると、路線図に加えて各路線の情報が!こちらは『Japan Street』ワールドで実際に走っている交通の案内になります。
それっぽさもさることながら、ワールド内で交通網がこれほど充実している事にも驚きです。
Japan Streetに行ってみよう
「Japan Street」は2020年4月にスタートし、皆さんの協力を得ながら運用を続けています。ワールドの特徴としては、ワールド内にある建造物・モデルは有志の持ち寄りによって作られていることと、VRChatの単一ワールドとしては異例の広さを持ち、ワールド内に路面電車・バスといった公共交通が存在していることです。
亜京市ウェブサイトにようこそ!より
とのことです。今回は「市長」のだなさんに案内していただきました!
市長登場!
まず入ってみて驚くのがその容量。35.9 MB……?その容量にしては街が広い……その秘密は後ほど明かされることとなります。
まずはだなさんよりワールドの案内をしていただきました。
と言って向かった先はマンションの一室。
この部屋にしましょうか
え、他の部屋もあるんですか!?
そうですね。このマンションは全部が部屋として入れるようになっています。
35.9 MBのワールドにマンション一棟が入っている……?戸惑いを隠せない記者一同。
この部屋で少しワールドの概要を説明いただきました。
昼夜があり、30分で一日が経つことや、様々な観光名所があること。
拡張メニューからの設定変更することで、昼夜を現実と同期させることも可能なため、初日の出を皆で見る集会なども開催されたこともあるそうです。
Japan Street観光案内!
JapanStreetは広大な敷地を持ちます。そのため一周するためにはかなり時間がかかってしまいます。
今回は観光案内をしていただくにあたって、「技術的に面白そうなところないですか?」と試しに聞いてみたところ、「ありますよー」と案内していただいたのがここです。
PHOTO STUDIO ToMoSan
単純に写真をとって共有できるだけのお店なのですが、後からワールドに参加した方も写真を見ることが可能なギミックを搭載しているとのことです。
写真を撮ってみると……
浮き出てきました!通常のチェキとはことなり、ピクセルごとに表示が更新されているような独特な見え方です。
簡単に仕組みを聞いたところ、撮影した画像を文字として送信できる形へと変換し、サーバーに転送した後に、ワールド側で復号しているそうです。
そのため諸々の制限はあるものの、後からワールドに入った方も読み込みが可能となり、写真を見ることが可能となります。
JAPAN STREET 軽量化展
そしてもう一つ案内いただいたのが、『JAPAN STREET 軽量化展』。
ここでワールド容量35.9 MBの秘密が明らかになります……!
ここでずらりと並んでいるのは軽量化されたモデル達。
建物や乗り物などのほとんどのモデルについては、左右が対象であったり、小物が使いまわされるなど、何かの共通項を持っています。
このワールドではモデルから共通項を見出し、繰り替えして配置することによってワールドの容量を削減しているとのことです。
職人技ともいえる軽量化の手法にはただただ驚くばかり。
壁には軽量化手段の方法も記載されていました。
ワールド制作をしている方に限らず、3Dモデルの負荷に悩まされてきた方は参考になる部分も多いのではないでしょうか。
最後に
ここまで案内してくださっただなさんより、最後に一言いただきました。
以前より温めていたウェブサイトがこの度できあがりました。
今後、ワールドと連動した企画なども考えたいので、時折チェックしてみてくださいね。
また、ワールド『Japan Street』は昼夜が移り変わる景色はもちろん、技術的にも面白いものを設置しているワールドです。
広くてなかなか見つけるのが大変ですが、そのあたりも含めて楽しんでいただけましたら幸いです。
だなさん、ありがとうございました!
『亜京市』のホームページも、『Japan Street』のワールドも何度も訪れたくなる魅力にあふれています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
そうですね……少し移動しましょう。