これからの就職・転職はユーザーと企業が横並びで開拓していく未来になるかもしれない。メタバース就職フェス『METANAVI』

就職活動や転職活動。その言葉を聞くと緊張感や不安で心がずっしり重くなってしまう…。

そもそも就職イベントというのは企業が主導で行うのが一般的なスタイル。大きくそびえ立つ会社のビルに、右も左も分からないちっぽけな自分が1人、相手の陣に入り込むというだけで相当なプレッシャーです。

『もっと就職・転職希望者が企業とフラットに対話が出来ればいいのに。』

そういった課題もメタバースの場を活用すれば解決できるかもしれません。

VRコミュニティユーザーが司会進行を行う『METANAVI』

2022年4月29日(金)にVRChatで行われる就職フェス『METANAVI』

こちらのイベントはメタバース産業に力を入れる企業とメタバースに関心のある学生や社会人が集う、VR上で行われる就職イベントです。

メタバース上で行われる就職・転職フェスは国内外問わず多々開催されていますが、『METANAVI』の最大の特徴はユーザーが主導でイベント会場を制作・司会進行を行う点にあります。

『METANAVI』では長年VRコミュニティの中で活動している人気のクリエイターやイベンターが集結。

スタッフにはワールド制作にVR蕎麦屋タナベさん(@sobatang1)、ユーザー主体のファッションイベント、Virtual CollectionやxR転職合同相談会の主催を行う、はいえろさん(@omeme_1231)、数々のVRイベントのプランニングを行う犬の会長さん(@inunokaicyou)、キャリアコンサルタントの資格を持つVTuber、癒色えも(@ishiki_emo)さん。そして配信担当におきゅたんbotさん(@OculusTan)を迎え入れての開催。

スタッフ一同、集まっているのは普段からVRChatを楽しんでいるメタバースユーザーたちです。

https://twitter.com/metanavi888/status/1512410559324459011

こうした人員で構成されているのは『ユーザーライクな就職イベントにしたいから』という思いからだそうです。

そもそもメタバースの場は普段からユーザーが日常を楽しく過ごしているからこそ成り立つもの。イベントも企業が一方的にユーザーに提供するだけでは“メタバース住人”からの信頼は得られません。

特に就職や転職では企業と就職希望者、両者が互いに信頼し合える事で良い縁が結ばれるものです。VRユーザー主導でイベントを開催することで、ユーザー側としても安心ですし、もちろん企業にとっても自社に安心感を抱いてもらえるメリットがあります。

圧迫感の無いワールドに。人と人を結ぶワールド設計。


会場デザインにも“安心感”を感じられる工夫が施されています。
ワールドクリエイター、VR蕎麦屋タナベさんによると、会場内は極力直線を避けて、柔らかい印象になるよう設計したそうです。


就職・転職という『人と人を繋げる場』において圧迫感を出したくないという事で、会場は白をベースにしたクリーンで広がりのある配色に。
そして円や曲線を使い、“繋がる”というテーマを意識して制作したそうです。

また、『METANAVI』開催にあたってはタナベ氏が直々にVRChat公式に問い合わせをし、開催の許可をもらっているそうです

開催にあたり、とにかくクリーンな印象で親しみを持ってもらえるようにという心づかいが垣間見られます。

アバターを通じたフラットな対話

『METANAVI』はVRChat上で行われる為、普段自分が使っているアバターやお気に入りのアバターで気軽に参加することが出来ます。

もちろん、いつものアバターとは違う姿で来場しても大丈夫。

会場では各企業の担当者もアバターの姿で来場します。
アバターでのコミュニケーションなので、現実より緊張感を抱くことなく参加することが可能です。

各企業ブースもブース内に区切りや段差を設けることなく、担当者とユーザーが一緒に平たく集まれるように設計されています。

同じ視点で身振り手振りを交えて会話ができるのがメタバースの良いところ。
より深い解像度で担当者の話を聞くことが出来ます。

就職イベントを楽しく感じてもらいたい、『METANAVI』の想い

メタバースの産業が大きくなっていく昨今。

メタバース関連の新たな会社や事業が生まれていく中、企業・ユーザーともにメタバース関連の求人ニーズは高まりを見せています。

現実の街づくりと同じように、メタバースにおいてもユーザーと企業、両者がともに協力しながら世界を開拓していく事が求められてるのではないでしょうか。

そうした意味で『METANAVI』は、今後のメタバースの世界を発展させる新たな就職イベントとして重要な役割を担っていきそうです。

『METANAVI』第1回の開催情報、参加企業については下記を参照ください。

参加企業

株式会社Gugenka

XR(VR/AR/MR)デジタルプロダクトマーケット「XMarket」で、アニメ公式キャラクター世界最大数のデジタルフィギュア「HoloModels」や、スマホで簡単にアバターがつくれる「MakeAvatar」などを提供する「リアルとデジタルで価値をもつメタバースハイパーコンテンツスタジオ」

■株式会社Gugenka https://gugenka.jp/

株式会社uzumaki creative

二十歳の木田陽真社長(@haruma_kida)を中心に若いメンバーたちで2021年7月に立ち上げたスタートアップ。

Z世代に特化したバズるコンテンツを様々な領域で制作するクリエイティブ集団。

現在AR×デジタルアート領域で世界一を目指し挑戦中。

■株式会社uzumaki creative https://uzumakicreative.co.jp/

株式会社Aww

“実在しないモデル”imma(@imma_tw)が所属するバーチャルヒューマンカンパニー。

KDDIやDisneyなど様々な企業へバーチャルヒューマン開発技術を提供。 
XR・バーチャルファッション領域で注目を集める企業。

■株式会社Aww https://aww.tokyo/

株式会社Pictoria

『あらゆる体験をエンタメに再構築する』をミッションに新たなエンターテイメントのあり方を開拓している。

斗和キセキなどのVTuberのプロデュースをはじめ、AIを活用したVTuberの開発・展開、スマホを使った、バーチャル空間でのコミュニケーションプラットフォームの開発を進めている。

■株式会社Pictoria https://pictoria.co.jp/

株式会社Psychic VR Lab

アーティストのためのXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」の運営、STYLYを用いた企画・制作を行う。

直近ではサンリオピューロランドでのSTYLYを用いたARスタンプラリー企画の実施、ARデコレーションケーキの販売。YOASOBIの楽曲を用いたMRコンテンツを渋谷の街中で体験できる企画。TAG HEUER160周年イベントのSTYLY VR空間内での実施。アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」とコラボしたVRコンテンツの配信などを行っている。

■株式会社Psychic VR Lab https://psychic-vr-lab.com/

開催情報

メタバース就職フェス『METANAVI』

開催日時ː2022年4月29日(金)19:00~21:00
公式サイト:https://metanavi.io/
参加申込:https://connpass.com/event/245331/

主 催:株式会社tenshabi
司 会:はいえろ https://twitter.com/omeme_1231
企 画:犬の会長 https://twitter.com/inunokaicyou
主配信:おきゅたんbot https://twitter.com/OculusTan
副配信:癒色えも https://twitter.com/ishiki_emo
制 作:VR蕎麦屋タナベ https://twitter.com/sobatang1
PV楽曲:Misoshita https://twitter.com/Misositaworks
PV映像:Tsumugi https://twitter.com/Tsumugi_Artwork

※イベントはVR会場での参加の他、YouTubeライブ配信/Zoom接続でも同時配信します。
SNS:公式Twitter→https://twitter.com/metanavi888
YouTube→https://www.youtube.com/watch?v=58F53G-wFqg(おきゅたんbot)