VRChatユーザーのほたてねこまじん(@HhotateA_xR)さんが2022年1月16日に開いた『VR成人式』in VRChat。バーチャル20歳を迎えた皆さんをお祝いするユーザーイベントで、50人以上の自称成人が集まりました。
『VR成人式』は、「幅広い皆さんに成人式のエッセンスを楽しんでほしい」と開いているイベントです。「成人式とはこういうものだ」を形にしていて、今年で4回目の開催となります。
“偉い人”そむにうむ(@Somnium)さんが祝辞を述べ、NPO法人バーチャルライツ理事長SUKANEKI(@SUKANEKI_VRC)さんらVRChatユーザーから祝電が寄せられました。新成人の誓いでは、リアル新成人でもあるMICKEL(@mickel_xR)さんが決意を新たにしました。audamanさん(@dot_audaman)が落語を披露したほか、突如旗を持った新成人が壇上に乱入し、客席に向けてパーティクルを放ち大暴れする場面もありました。
雪降るホールに花輪ずらり
ワールドに入ると1月らしく雪が舞っていました。振袖や和服を着た自称成人の皆さんが、VRChatユーザーやイベント団体の皆さんから贈られた花輪の前で談笑したり、記念写真を撮っていたりします。今年始めて会うフレンドとの新年の挨拶も聞こえてきました。花輪を贈ったというCHIHAYA(@chihaya_369)さんは「新成人の皆さんには元気で自由に生きてほしい」と語りました。
tatsu78(@tatsu78_vrc)さんがモデリングしたホールには「令和3年度VR成人式」の横断幕と日章旗、VRの旗。式の前にaudamanさんが落語「ちりとてちん」を披露。「大人になると悲しいことに働かなくてはいけない」と「接待」の様子をコミカルに表現しました。
メタバース元年 大活躍を期待
成人式が始まると、 “偉い人”そむにうむさんが登場。「アバター改編やフルトラ対応など、年々激しさを増すかわいさの激戦区を生き抜く皆さん」と呼びかけました。「ザッカーバーグ氏の大号令の下に起こったバーチャル世界の大改名ともいえるメタバース」などの時事ネタもふんだんに盛り込み、自称成人の皆さんからは大きな笑いが沸き起こりました。「VRChatに入ってきた皆さんには先見の明があります。世の中はVRを認めざるを得なくなっていますから、皆様の大活躍を期待してやみません」と祝辞を述べました。VRChatユーザーからの祝電もありました。
新成人のあいさつでは、 代表のMICKELさんが無限歩行で登壇。「お世話になりましたフレンドの皆さんはもちろん、モデラー様、エンジニアの方々のお陰です」と挨拶。これからに向けて決意を新たにしました。
自称成人大暴れ
あいさつが終わると、突如旗を持った新成人が壇上に乱入。アバターから大砲のようなものを取り出し、巨大なビームを客席に向けて発射するなど、現実の成人式にも引けを取らない大暴れをしました。
メタバース元年とも言われる2022年。VR成人式の会場からは生きた熱気が伝わってくるようでした。先週リアル成人式にも参加したMICKELさんは「リアル成人式は地元の友人と触れ合えてよかったし、VRでは新しい人たちと一緒に、自分たちで作り上げていく様子が楽しかった」と振り返りました。