思い出はバーチャルで永遠に。宮崎県の都城市民会館がVRChatで完全再現。

いつでもあの頃に戻れるね!ーーー

VRワールドのデザインアワード、VRAA02に出展しているこちらのワールドは、フォトグラメトリ技術を活用し、宮崎県にあった『都城市民会館』をVR空間に完全再現したワールドだ。

『都城市民会館』は1966年に開館し、多くの都城市民に長く愛されてきた建物だが、老朽化により解体が決定。2020年3月に解体工事が終了し、現在は存在しない建物となっている。

市民に惜しまれつつ閉館した『都城市民会館』、もしもう1度足を運ぶことが出来たとしたら……

3D Digital Archive Projectによる3D再現『Miyakonojo Civic Center』

3D Digital Archive Projectによる『都城市民会館』を3Dで再現したワールド、『Miyakonojo Civic Center』

こちらのワールドはVRChatにて自由に入場することが可能なワールドとなっている。
ドローン撮影と合わせて約10000枚の写真を元に3D化されたデジタルアーカイブ模型で、建物内の細かなところまで精密に再現されている。

現実の模型と違い原寸大のモデルを空間に再現することが出来るため、本当にその場を歩いているかのように建物内を歩き回ることが出来るのがVRアーカイブのメリット。

小道具が所狭しと並べられている楽屋や張り紙、タバコの吸い殻まで、すべて当時のまま残されており、建物の雰囲気を肌で感じることが出来る。

ワールド内には所々に小さなクリスタルが設置してあり、それらをクリックすると『都城市民会館』の思い出を振り返る市民の投稿を見ることも可能だ。

建物の内装とともに思い出をたどれる演出は新しい形の内には所々に小さなクリスタルが設置してあり、それらをクリックすると『都城市民会館』の思い出を振り返る市民の投稿を見ることも可能だ。

建物の内装とともに思い出をたどれる演出は新しい形の建築模型と言えるだろう。

デジタル空間で生まれ変わった『都城市民会館』の新しい可能性

コンサートや結婚式など、様々な催しものが行われた『都城市民会館』
現在はVR空間に3Dで再構築された訳であるが、VRであれば単なる思い出として残すだけではなく、建築教材やバーチャル観光、またバーチャルコンサートやトークセッションなどにも活用出来る可能性がある。

今後のVRの技術の普及・進歩により、こうした建物や空間をデータとして残すことがより容易に行えるようになれば、賃貸物件の内見、歴史資料、事故現場の保存など、様々な場面で活躍することが期待される。

データとして復元された『都城市民会館』は、バーチャル空間でこれからもまた新しい人々の思い出を作っていく場所となるだろう。

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