宇宙飛行士になって宇宙を探訪する…。子供の頃に夢見た憧れのスペースシャトルに乗れるとしたら…?VRChat内では宇宙について語り合ったり、実際に宇宙のワールドに行って宇宙体験会をされている有志の方々のコミュニティがあります。
VRで宇宙を見て学ぶ。天文仮想研究所。
「ろれる」さんが所長を務める『天文仮想研究所』
こちらのコミュニティは月に一回、宇宙等に関する集会を開催しており、現在100人以上のメンバーが在籍している大人気のコミュニティになります。
普段はPC向けのワールドを制作して活動していますが、今後はQuestの方にも向けた集会を開催していきたいということで、今回第一回目の Quest 宇宙集会が開催されました。
『VRでの学術的な体験』をモットーに開催されているこちらの集会、最初にメンバーのメダカさんより、現在打ち上げられているロケットの解説が行われました。
メダカさんの話によると、これまで1回の打ち上げで1700億円(!)もかかっていたスペースシャトルの打ち上げ費用。現在のロケット(Falcon9)では55億円まで費用が削減されているそうです。
実際に自分でロケットを発射できる体験も…!すさまじい轟音とともに彼方に消えていくロケットを間近で見ると迫力がありますね。
スペースシャトルの中へ!現実では入れない憧れの空間!
場所を移動してスペースシャトルの発射場へ。
現在はもう稼働していないスペースシャトルですが、先ほどのスマートなロケットと比べると大きさも作りもゴリゴリにメカニックで、あまりの迫力に見ている自分が押しつぶされそうな感覚になります!
参加者の方がスペースシャトルの打ち上げに挑戦…!
スペースシャトルは重心がロケットのノズルから離れているため、発射に絶妙なバランスが求められるそうです。果たして無事打ち上げられるでしょうか…?
みごと発射成功!
会話が出来ないくらいの轟音とまばゆい光に包まれスペースシャトルが旅立っていきます。すごいエネルギーだ…。
そしてなんと!ワールド製作者の MEIDYさんの計らいで、子どもたちの憧れのスペースシャトルに入るブリッジまで歩けるようになっているそう…!さっそくみんなで歩いてみました。
VRだと地上からの高さもリアルに感じられます。足がすくみそう…。
そしてシャトルの中へ…!
フォトグラメトリで作られた機内はみんなで入るととっても窮屈で、宇宙飛行士の方はこんなに狭い空間でお仕事をされてるんだなと感心。
体験が終わった後、改めてスペースシャトルを見上げるとその壮大さに言葉が出ないほどでしばらく立ち尽くしてしまいました。この光景はぜひともVRで見てほしい!
VRならではの体験を…
機材のスペックの制限上、どうしても遊べる範囲が制限されてしまうOculus Questですが、 天文仮想研究所では今後もQuestユーザーの方でも楽しめるようなイベントを行っていくそうです。
ワールド製作者さんのMEIDYさんとしては、『kawaiiアバター』での交流や、おしゃべりなど、そういった方面での消費にとどまらず、VRならではの強みを生かしたワールドで『体験』をしてほしい、との事で、今後とも「ろれる」さん率いる天文仮想研究所でのワールド製作活動をしていくそうです。
最後に所長の「ろれる」さんよりお言葉をいただいておりますので掲載させていただきます。
VRにおいてこういった体験ができるというのが一番の強みですので、こればっかりは口で言っても伝わらないかと思いますが、もしVRを持っている方がいらっしゃいましたら是非是非1度参加してくだるようお願いします。