これからの撮影を少しだけ良くする方法

「綺麗な写真を撮りたい」

VRChatで写真を撮ったことがある人なら一度はあるのではないでしょうか。

かくいう私もバーチャル上で初めて写真を撮った時「もっときれいに撮れるようになりたい」

そのように思いました。そしてもちろん今も。

写真を撮り始めたころの私の写真

最初は好きなだけ撮影を続けていたのですが、イマイチ納得がいかない。

『#VRChatワールド紹介』や『VR写真大賞』などで上がる作品を見るたびにいつも思っちゃう。

「もっと綺麗な写真が撮れるようになりたい」って

勉強をし始めた私の写真

本記事では「いつも撮ってる写真を少しだけ綺麗にする」方法をひとつ紹介します。

「ひとつだけ?」と思うかもしれませんが侮るなかれ。プロのカメラマンも頻繁に活用しており、美術展に飾られる写真でも使われます。

とはいえ劇的に向上するという訳ではありません。例えるなら炒めた野菜に塩をかけて味付けを整える程度です。ですが出来上がった写真は引き締まって見えると思います。

「写真の勉強をしたことがない、少しでも良い撮影がしたい」

カメラ初心者の方、何も知らなかった過去の私に向けて少しだけ写真が上手くなるコツを紹介します。

綺麗な写真を撮る方法

ずばり『3分割法』を活用することです。

3分割法は、絵画や写真、デザインなどの視覚芸術において、画面の構図を決定する際に用いられる経験則の一つ。3分の1の法則ともいう

出典:Wikipedia

3分割法はタテに3等分、ヨコに3等分の線を引き、それに合わせて構図を決めるという方法です。

その構図はいくつかパターンがあります。

交点に被写体(物やアバター)を配置する

ワールド内にビール瓶が置いてあったので、砂浜に刺して撮影しました(こんな熱いビール飲みたくないですね)

ビール瓶ではなくそのラベルに交点を合わせて撮影。『BLACK FINS』とロゴに注目が集まりつつ、砂浜がビール瓶を境に良いバランスを取っていますね。

交点をアバターの顔に当てることで顔に注目されやすくなります。

現実やバーチャル問わず、顔はインパクトが強いとされているので、3分割法を活用することでより自然に注目されやすくなります。

2/3と1/3に分ける

ライン上に被写体を置いて境界線を作ることでバランスの良い構図になります。

空と海を撮影したシンプルな写真。下1/3を海に、上2/3を空にして撮影しました。

水平線を中心に置くと「海と空どっちに注目すればいいの?」となってしまいますが、2/3を空にすることで主役は空であると分かりやすく伝えること出来ます。海に注目してほしい時は逆のことをすると良いでしょう。

アバターをライン上に設置することでアバターにも注目されやすくなる効果があります。

上記の写真では背景の植物を邪魔しないポジションにもなっているので、主役がアバター、サブがライトに照らされた植物となりバランスの良い写真になりました(私のお気に入りです)

写真の一歩は3分割法から

『良い写真』と言われる要素は沢山あります。その代表として『構図』と『ライティング』があります。

ライティングの学習は非常に難しいです。現実で言えば「太陽が射した花びらが反射して、その光が壁に映る色はどれだ?」といったものを考える場面もあります。

それに比べると構図、中でも『3分割法』は初心者のカメラマンでも簡単に取り入れやすい部類だと思います。

あとは様々なワールドに行って写真を撮りに行くのみ。

素敵な写真が撮れることを願っています。