VTuber初の大賞作家誕生! バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論』で「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門大賞を受賞

2023年2月9日に行われた「ITエンジニア本大賞2023」のプレゼン大会と決選投票でVTuber・バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論(技術評論社)』がビジネス書部門で大賞を受賞した。同賞においてVTuberがアバターの姿でプレゼンを行うのも大賞を受賞するのも史上初の快挙である。受賞理由は「メタバースのイメージが変わった」「興味が湧いた」「未来を見た」などで、ねむが実際に行った5分間のプレゼンと受賞の瞬間の映像が公開された。今後全国の書店でフェアが開催される。また、大賞作家となったねむに直接質問できる「受賞インタビュー」生配信の実施が決定された。

■全国のITエンジニアがおすすめの技術書・ビジネス書を選ぶ「ITエンジニア本大賞2023」

「ITエンジニア本大賞」は、翔泳社が主催する全国のITエンジニアがおすすめの技術書・ビジネス書を選ぶイベントである。 2014年からスタートし、今回が10回目の開催となる。Web投票で選抜された上位陣によってプレゼン大会が行われ「技術書部門」「ビジネス書部門」の各大賞が決定される。過去にはその年を代表する書籍が選出されている。

2023年2月9日に総合ITカンファレンス「Developers Summit 2023」内で行われたプレゼン大会で、技術書部門大賞に「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門(仙塲大也、技術評論社)」、ビジネス書部門大賞に「メタバース進化論(バーチャル美少女ねむ、技術評論社)」が選出された。今後全国の書店でフェアが開催され、著者や関係者による直筆コメント入りのPOPも展示される予定だ。

※出典:ITエンジニア本大賞2023 https://www.shoeisha.co.jp/campaign/award/

■ねむの5分プレゼンと受賞の瞬間が公開

実際にバーチャル美少女ねむが行った5分間のプレゼンテーションと受賞の瞬間の映像がYouTubeで公開されている。

ねむはプレゼンで以下のように語った。

『本書を出版した理由はメタバースが誤解されているからです。メタバースは投機的な思惑からWeb3やNFTなど全く違うものと混同して語られ、理解が非常に難しい状況になってしまっています。(中略)今のメタバースは発展途上です。これから作っていかないといけないものが山ほどあります。今日来ていただいたITエンジニアのみなさんに、本当のメタバースを知ってほしい。ぜひ一緒に人類の新しい未来を、人類の進化を造りましょう。みなさんの力が必要です』

■受賞理由は「メタバースのイメージが変わった」「興味が湧いた」「未来を見た」

投票した理由や感想など、プレゼン大会投票者によるコメントが公開された。メタバース内からプレゼンをすることで、既読だけでなく未読の参加者の興味をも刺激することができたと見受けられる。

・メタバースを誤解していそうなので、読もうと思った。
・メタバースの中からのプレゼンに未来を見た。
・メタバースを外から語る人は多いけれど、原住民の視点で、なおかつメタバースで人生を送ることの意味と可能性をVtuber草分け時代から考えてきた著者だからこそ書けた一冊だと思う。「ソーシャルVR国勢調査」から得られたソーシャルVRの実態と、後半の「身体からの解放」に関する考察が興味深かった。
・将来はメタバースの世界で仕事やコミュニケーションすることになりそう!
・「メタバース」の悪いイメージを払拭するような、素晴らしいプレゼンだった。
・全く知らない分野だったというのもあるが、一番興味が湧いた。

※出典:ITエンジニア本大賞2023 https://www.shoeisha.co.jp/campaign/award/result

■2/17 「受賞インタビュー」生配信を実施

2月17日(金)22:00から「受賞インタビュー」と題して大賞受賞を記念した生配信をYouTube LIVEで実施する予定だ。視聴者自身が記者になったつもりで、大賞作家となったねむに直接質問をぶつけることができる。受賞裏話の披露やオリジナル曲の歌唱なども行われる予定だ。

■バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論(技術評論社)』

『メタバース進化論(技術評論社)』は、メタバースに興味を持った幅広い読者の方を対象に、現在のメタバースの真の姿、そしてその革命性をわかりやすく伝える「メタバース解説書の決定版」である。自身も黎明期のメタバースで暮らす”メタバース原住民”の一人である著者・VTuber「バーチャル美少女ねむ」が、自分自身の体験、数多くのユーザーへのインタビュー、そして全世界のユーザー1,200名を分析した大規模調査「ソーシャルVR国勢調査」を元にメタバースのリアルを明らかにする、世界初の「仮想世界のルポルタージュ」だ。

発売3ヶ月で6刷重版の大ヒットとなっており、昨年12月22日には、本書によりアバター文化の発展に貢献した功績が認められ、ねむはキズナアイ以来の史上二人めとなる一般社団法人VRMコンソーシアム「アバターアワード2022 特別功労賞」を受賞した。


※特設サイト:『メタバース進化論』”原住民”が贈るメタバース解説書の決定版  https://note.com/nemchan_nel/n/n464c528e9b7a

■VTuber「バーチャル美少女ねむ」

メタバース原住民にしてメタバース文化エバンジェリスト。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber(バーチャルYouTuber)。VTuberを始める方法をいち早く公開し、その後のブームに貢献。2020年にはNHKのテレビ番組に出演し、お茶の間に「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」の衝撃を届けた。ボイスチェンジャーの利用を公言しているにも関わらずオリジナル曲『ココロコスプレ』で歌手デビュー。作家としても活動し、著書に小説『仮想美少女シンギュラリティ』、単行本『メタバース進化論(技術評論社)』がある。VRの未来を届けるHTC公式の初代「VIVEアンバサダー」にも任命されている。

2022年は文化庁や総務省にもメタバースに関する情報提供やアドバイスを行っており、東京大学で講義したり、各種学術イベントでも講演活動を行った。テレビ番組にもゲスト出演多数。「MoguLive VTuberアワード2022」では「今年最も輝いたVTuber “7位”」に選出された。

※参考:ねむ「今年最も輝いたVTuber 7位」に!【MoguLive VTuberアワード2022】 https://note.com/nemchan_nel/n/n7fd1d241f9c1

■宣伝協力 : 株式会社ブイノス

VNOSは「Vの者がVのまま社会参画できる未来」を目指す実践検証組織。所属する個人系バーチャルアーティストたちや、企業である株式会社ブイノスと連携しながら、個人と法人の枠を超えた様々なプロジェクトを行っている。今回の「バーチャル美少女ねむ」ように、個人で活動する所属アーティストが企業としてプレスリリースを行うのも、その実験のひとつである。

・公式サイト:https://vnos.dev/