「バーチャルライブマガジン第2号」ライブレポート

このライブは2023年3月から不定期で開催されているバーチャルライフマガジンの公式ライブ企画「バーチャルライブマガジン」の第3弾として開催された。今回は3月の創刊号と同じく2組のロックバンドによるライブイベントとなっていた。

秋らしく気温も落ち着いてきた10月22日のV-kitazawa AWAKE、オレンジステータスにして集合していたアーティストやスタッフが夜9時に青や緑のステータスに一斉に変更した。と同時に観客がワールドにスポーンしはじめ、創刊号の時は5分で60人インスタンスフルとなったV-kitazawa AWAKEが開場3分でインスタンスフルとなっていた。このことからも多くの観客が今回のライブに期待を寄せていることがわかるだろう。この日出演したのはVRChatで3ピースバンドを組んでいるAlternoiseと、4人組ロックバンドのLAUTRIVの2組。どちらも2023年からライブ活動を始め、7月にリアルイベントにデビューしたほぼ同期ともいえるバンドだ。

インスタンスフルとなったAWAKEから演者が落ちることもなく21時15分きっかりに緞帳が上がり1組目Alternoiseが演奏を始める。

1組目「Alternoise」

幕が上がって演奏を始めたAlternoise

Alternoiseが開幕1曲目に演奏しだしたのはMVでも投稿されている「逃悲行」、すでにバンドの顔となりつつある一曲を観客に向けてかき鳴らしていた。

公開中のMV「逃悲行」

逃避行から続けて2曲目「為人に漂う」、バンド紹介のソロからアドリブの少し長いアレンジを挟んで3曲目「芥」。ここでMCを挟み、今回のライブの対バン相手LAUTRIVとの同期のような関係性や、初投稿した逃悲行のMVが1万再生を突破したことの発表、Groupの案内などが行われた。そんなMCの後に演奏されたのはAlternoiseとして11曲目となる初披露の新曲「MEISTER」。新曲「MEISTER」は少しゆったり渋めのロックで、Alternoiseの持つジャンルの広さを知ることができた。

3人の息の揃った演奏は見事

最後の1曲は「日々はそうして卒わる」。切なさも含みながらLAUTRIVへ盛り上げて繋げていこうとAlternoiseの3人の息が揃った一曲だった。

2組目「LAUTRIV」

AWAKE初登場のLAUTRIV

Alternoiseの出演後降りていた緞帳が予定より少し遅れて再び上がって2組目LAUTRIVが威勢よく出てくる。ボーカルCocoの「初めましてLAUTRIVです!」と共に1曲目は代表曲「存在のメロディ」。あまりにも盛り上がりすぎてマイクを観客に向けた時にベースステーションを殴ってしまう事件が発生したが、順調にメンバー紹介を終えて2曲目の「Fortitude」は激しいラウド系のロックが特徴のLAUTRIVらしい一曲。行きつく間もなく3曲目は「アイリス」、サビの疾走感が心地いい1曲。

代表曲「存在のメロディ」

3曲目の後はLAUTRIVのライブで定番となったギター緋弦かづさの水うんちく…は今回は雑学紹介タイムとなっていた。続いて4曲目に先月のライブで初披露となった「創造心」を披露して再度告知等を含めたMCタイム、Alternoiseにそれぞれ一言ずつ申す対バンライブらしいMCもあった。そして最後の曲は「今宵はパーリーナイト☆」、会場一体となってかき混ぜるようなモッシュもあり、バーチャルライブマガジン第2号も無事盛況のうちに終わるかと思われた…

大盛り上がりのLAUTRIVのステージ

LAUTRIVの演奏が終わって緞帳が下りた後、観客席からアンコールの声が聞こえだし、再びアンコールのために緞帳が上がった。イベントに際しての謝辞などが述べられた後、「バーチャルライブマガジン」の企画としては初めてアンコールが披露された。アンコールに演奏されたのはLAUTRIVによるBABYMETALの「メギツネ」のCoverであった。

アンコールで再度緞帳の上がったAWAKE

そうして最後にイベント企画者の私とバーチャルライフマガジン編集長代理ゆーてるより次回開催や集合写真の案内があってからバーチャルライブマガジン第2号は無事全ての演目を終え解散となった。

バーチャルライブマガジン第2号の集合写真

毎度のことではあるが、今回も大きなトラブルなく無事に終われたことは多くの関係者の協力があったことも理由の一つに他ならない。バーチャルライフマガジンの関係者様方、出演してくださったAlternoise、LAUTRIV、照明・録画をしてくださったV-kitazawa AWAKEのStaff、そして来場してくださった観客の皆様に本当に感謝しかない。また、今回のライブの感想は是非 #バーチャルライブマガジン のハッシュタグをつけて投稿してくれるとありがたい。

次回以降の開催にあたって、ライブのアンケートも行っているので、できればご協力をお願いしたい。今後もバーチャルライブマガジンの開催予定があるため、次回以降も楽しみにしてくれると嬉しい。

バーチャルライブマガジン第2号関係者X(旧Twitter)