「バーチャルライブマガジン 創刊号」ライブレポート

このライブは体制も新たに変わり、より多方面へ範囲を広げているバーチャルライフマガジンの、初の公式ライブ企画として開催された。

3月18日(土)の夜21時、アーティストやスタッフがインスタンスを移動すると同時に観客がインスタンスになだれ込み、定員60人のV-kitazawa AWAKEはわずか開場5分でインスタンスフルとなっていた。開演30秒前、客電とBGMが落とされるとフロアは静まり、ライブがいよいよ始まるぞ!という期待感が現れていた。

開場5分でインスタンスフルになった観客席

1組目「PHANTOM」

PHANTOMのOpening SEが流れ出すと緞帳が上がり、メンバーの3人がステージに現れる。準備が終わるとすぐに1曲目の「くらり」が始まる。演奏後には最初のMC、今回のライブの簡単な説明と、そして次の「ふわり」で観客にやってほしいEmoji Particleを紹介する。「ふわり」は恋の曲ということから、AWAKEで一番華やかなハート♡の波がステージに押し寄せていた。そんな2曲目の次はふわりのカップリング曲から「炭酸」が演奏される。

「ふわり」で♡の波となった観客席

2回目のMCではバンドメンバー紹介と、今回の対バン相手との出会いのエピソードが話される。曰くPHANTOMから見てMESSCOREは可愛いバンドだということだった。

「しらはえ」でステージに舞う紙吹雪

4曲目は別れの曲「さつき」、切ない感じの照明と合わさって雰囲気は抜群。まだ緊張が抜けていないようだったが、それでも今日のライブの関係者や観客、バンドメンバーへの感謝を述べてPHANTOM最後の曲で定番の「しらはえ」。観客から送られる紙吹雪のEmojiとAWAKE Staffからの照明に照らされて、1組目「PHANTOM」のステージは幕を閉じた。

PHANTOM 1st single「しらはえ」
両手を上げての幕閉じ

2組目「MESSCORE」

PHANTOMから5分のインターバルを挟んで2組目のMESSCORE、いつものSEが流れ出すと既にステージではDJ/Samplerの黒猫ノラさんがスタンバイしており、上手から他の3人のメンバーも出場してくる。

ステージ上の黒猫ノラ(DJ/Sampler)

1曲目「Your lie」のイントロが流れ出し、「MESSCOREです。よろしくお願いします。」の合図とともに観客は一気にMESSCOREの世界に飲み込まれる。黒猫ノラさんは1曲目から早速観客席にダイブし、すっかりAWAKEはMESSCOREのムードに変化した。

ダイブで担がれる黒猫ノラ(DJ/Sampler)

MC中も黒猫ノラさんがSamplerで合いの手を入れつつ、3月28日からCROWKとのコラボ曲「Polar Night」が配信開始となるという案内を紹介したところで2曲目「Polar Night」。以降は流れるように3曲目「Killing Me」、「暴れるぞー!」の合図で観客のストーム(観客席をぐるぐると駆け回る行為)が行われていた。
4曲目「Daydream」はメロディアスに腕を振りつつ、5曲目「Miss Unlimited」では派手に華やかに、両手を上げて、観客席も含めて思い思いのステージを楽しんでいた。

MESSCORE 1st single「Daydream」
「Miss Unlimited」で手を振る観客席

2回目のMCでは次回のClusterでのライブをもってMESSCOREを脱退される黒猫ノラさんからの挨拶。さほどしんみりした雰囲気にはさせず、そして最後に「最大級のWall of deathが見たい」とのリクエスト。そんなMCから続くMESSCORE最後の曲は2nd single「Can you hear me」。「まだ行けるやろ!まだ行けるやろ!」とあおってさらにもう1回、一人残らず入り乱れる観客席はまさにMESSCOREでしか見られないVRで最大級のWall of deathだった。

「Can you hear me」でのWall of Death

MESSCOREのステージ終了後、再度出演者と今回の主催がステージに登場し、軽い挨拶をしてから集合写真を撮影してからイベントの終了となった。初の試みの多いライブながらも大きく目立ったトラブルもなく、スムーズにイベントを終えられたことには多くの関係者の協力があったことも理由の一つに他ならない。
バーチャルライフマガジンの関係者様方、出演してくださったPHANTOM・MESSCOREのメンバー、V-kitazawa AWAKEのStaff、今回快くライブカメラマンを引き受けてくださったnyure6氏、そして来場してくださった観客の皆様に本当に感謝しかない。また、今回のライブの感想は是非 #バーチャルライブマガジン のハッシュタグをつけて投稿してくれるとありがたい。

次回以降の開催も前向きに検討しているので、ぜひ今後ともバーチャルライフマガジン・バーチャルライブマガジンをよろしくお願いしたい。

「バーチャルライブマガジン 創刊号」集合写真

※記事内の写真は一部を除いてバーチャルフォトグラファーのnyure6氏撮影

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