みんな大好きサメとチル。『Shark Lagoon -サメ天国-』【VRChatワールド紹介】

サメ。軟骨魚綱板鰓亜綱に属する魚類のうち、鰓裂が体の側面に開くものの総称。

「サメ」と聞くと、スティーブン・スピルバーグ監督の有名な映画『ジョーズ』を思い出す人は多いのではないだろうか。子供の頃、ジョーズが襲ってくるシーンで目を開けていられず布団を被ったりそっぽを向いてやり過ごした記憶が懐かしい。その時の恐怖の記憶から、サメといえば「獰猛な海のモンスター」というイメージを自分は持っていた。ここ近年までは。

そう、近年では低予算で映画が撮れるというコスパの良さからB級Z級(褒め言葉)のサメ映画が量産されており、サメ映画業界は群雄割拠の様相を呈している。サメ映画が増え過ぎて、もはや普通のサメでは観客は見向きもしてくれない。そのようにサメ映画業界の人達が考えたのかはわからないが、サメはさまざまな進化を遂げた。遂げてしまった。そのおかげでサメのイメージは昔と比べて大幅に変化したのだ。

巨大化は言うに及ばず、「首が増える」「竜巻」「幽霊」「ゾンビ」「他の生物と融合」etc…。あまりにも異形なサメが多過ぎて、もはや「普通に海を泳いでいるサメは新鮮」と言われるほどだ。もはや「ジョーズ」の頃のサメのイメージとはかけ離れてしまった。しかしそれでもそれぞれが不思議な魅力を放っており、動画配信サイトで新手のサメ映画を見つけると、ついつい再生ボタンにマウスカーソルを重ねてしまう。

もはやモンスターパニック映画の王様といっても過言ではないサメ。今日のVRChatワールド紹介では、そんなサメをフィーチャーしたチルワールドを紹介していこう。

サメだ!海だ!

ワールドに降り立ち、振り向くと謎の看板が。そしてその奥にはサメ。早速このワールドの洗礼を受ける。

獰猛そうな大型のサメだ。一匹は空中を飛ぶように配置されている。サメが飛ぶのは自然なことなので特に違和感はない。もう一匹は海から背ビレを出し、普通のサメっぽく配置されている。この2体はリアルに造形され、大きさも合わせて結構圧があり、なかなか怖い。

マスコット的な小さなサメたち。人間社会に多様化の波が押し寄せたように、サメも多様化が進み、結果こういう可愛い系のサメも市民権を得るようになった。

サメ帽子、あるいはサメ浮き輪。頭に被ると手軽にサメに食べられることができる。

そしてサメをフィーチャーしたワールドなら当然あるべきチェーンソー。魔王を倒すのが勇者の聖剣であるように、サメを倒すのにはチェーンソーが相応しいのだ。

このワールドに配置しているサメは全て掴んで移動できるので、好きに配置してお気に入りのサメ映画のワンシーンを再現するもよし。

サメ映画っぽいスチルをとってもよし。

サメに乗って遊ぶもよし。創造性を存分に働かせて、サメと遊ぼう!

ちなみに先日のアップデートで入ったアバタースケーリングを使えば、こんな写真も撮れる。

アバターを小さくすればサメをより巨大に
アバターを大きくすれば怪獣決戦のような写真になる

サメだけじゃない!南国リゾートを満喫しよう!

あまりにもサメのインパクトが強過ぎてつい見落としがちになるが、このワールドはチルワールドとしても素晴らしいのだ。

海に面した場所にソファー。景色を眺めながらゆったりとくつろぐことができる。海を眺めながら動画プレイヤーで名作サメ映画を流せば、臨場感のある体験ができるかもしれない。

サメ映画を観つつ、実際にそのサイズ感や存在感をすぐに確認できるのはこのワールドの明確なメリットと言えるだろう。QVペンも備え付けてあり、パネル裏では動画プレイヤーやワールド全体のポストエフェクト設定・コライダー設定など調整できる。

ビーチパラソルとサマーベッドは鉄板の組み合わせだ。

海に面したプール。海外の高級なリゾート地にはこういうプールがありがちなイメージだ。

涼しげな南国風のコテージ。その中にはキングサイズのベッドがあり、動画プレイヤーや明るさ調整などV睡するのに必要そうなオプションは一通り完備されている。B級サメ映画を観ながら、サメを抱いて眠るのも乙なものだ。

コテージはもう一つあり、そちらには複数人でごろ寝できるカーペットが敷いてある。ここでは修学旅行のような感じで複数人で寝ることができる。

動画プレイヤーもあるので、Z級サメ映画をみんなでツッコミを入れながら見るときっと楽しいだろう。

終わりに

まさにサメ尽くし。プールや海で遊んでいれば、サメ映画の冒頭によく流れる「これから食べられる候補」のエキストラ気分を味わえるだろう。とはいえサメというネタを抜きにしても、リゾート気分を味わえる良質なチルワールドだ。くつろぐための機能は完備されており、V睡にも適していると言える。サメと戯れ、海で遊んで、そのままだらだらしてみんなで寝る、というのがオススメだ。ぜひ遊びに行ってみてほしい。