夏と向日葵。『Charlotte’s Sunflower Island~ひまわり咲く癒しの港町』【VRChatワールド紹介】

どうも皆さんこんにちは初めまして。一般VRChatterの「ないん」だ。今回から不定期で、行ってよかったVRChatのワールドを紹介していきたいと思う。それでは記念すべき第一回、いってみよう。

普段皆さんはどんなワールドを巡っているのだろうか。自分は日頃、ギミックが面白かったり、ゲームワールドだったりとエンタメ色の強いワールドに行きがちだ。

ただ、先日Twitterで回ってきたあるワールドの写真があまりにも綺麗で、今の季節にぴったりだったのでちょっと見に行ってきた。じっくり回って写真を撮ってきたので、紹介したいと思う。

夏を見に行こう!

線路横のひまわり畑。季節はもう夏だ。


海の上を走る電車。この線路はどこから来て、どこへ続いていくのだろうか。

水の上に立つ、というのもVRならではの体験。とても涼しげだ。折角だから靴を脱いで駆け回ろう。


このワールドを象徴するかのような、大きな灯台。根本の扉から上へ登ることができる。


灯台からはこのワールドを一望することができる。このワールドは海の上にポツンと浮いた港町なのだ。


下にいる時は気づかなかったが、灯台から街並みを見下ろしていると大きな木を見つけた。木のある建物の扉からこの木の根元に入ることが出来た。

大きな木というのはそれだけで荘厳な雰囲気を放っている。

アイスやドーナッツを売っているキッチンカーがある。ここで買い物をして、ベンチに座って食べるのも良いだろう。


奥には小さなカフェがある。みんなで集まって談笑するならココだ。


ワールドを探索していたら、大きな鳴き声が聞こえた。周りを見渡してみても何もいない。ふと空を仰ぎ見ると、大きな鯨がゆっくりと空を泳いでいくのが見えた。このワールドを見守っているのだろうか。

過去訪れたワールドで気づいていなかっただけかもしれないが、このワールドに来て初めて、VRChatのワールドの中で「風が吹いているんだな」ということを意識した。

揺れる木々や風鈴、潮騒の音、翻るカフェのカーテン、飛んでいく鳥。様々な要素がこのワールドに吹く「風」を感じさせてくれる。

今回の機会にこのワールドの作者様の他のワールドもいくつか巡ってみたが、「電車」と「鯨」がワールドのモチーフとしてよく取り上げられていた。

どちらも本来ありえない形で配置されていた。さりとてワールドから浮いているというわけではなく、そのワールドに馴染むように、違和感ないように配置されていた。その「ありえなさ」「違和感なさ」によって、世界が一気にファンタジックになる。いいよね、こういうの。

ポストエフェクトで独特の情景を

このワールド、あまり他のワールドでは見ない独特なポストエフェクトが掛かっている。あまり詳しくないが、AO(アンビエントオクルージョン)だろうか。それが目に見えるもの全てに柔らかな印象を与え、ワールド全体がとても優しい雰囲気を作っている。

このエフェクトはワールド設定で4種類+OFFから選択することが出来、それぞれ違う情景を味わうことができる。それぞれ時間帯が変わったような効果になっているようなので切り替えてみよう。

OFF時のパリッとした空気感の空もそれはそれで綺麗だ。色々試してお好みの設定を見つけて欲しい。

もういくつお写真を貼っているのでお分かりだろうが、このワールドすごく写真映えするのだ。何を撮っても、どこをどう切り取ってもエモい写真になる。

風景だって、アバターのポートレートだって、良い感じに仕上がってしまう。写真を撮るのが好きなら、外せないワールドだと言っても過言ではないだろう。

ドーナッツおいしい!

耳をすませば

さらに言うならこのワールド、写真を撮ったり見て回ったりして楽しむだけではなく、座っていたって楽しめる。

どこかノスタルジックなBGM、打ち寄せる波の音、時折聞こえるクジラの鳴き声。それらに耳を傾けながら、ただベンチに座ってぼーっと空を眺めているだけ。なんなら目を瞑っていたっていい。

きっと日々の忙しさを忘れ、日常の喧騒から遠ざかり、ただ時間がゆっくりと過ぎるのを楽しむ、そんな気持ちになれるはずだ。

リアルの夏を忘れて

我々のリアル世界は執筆した現在地獄の猛暑。自分の周りはコンクリートジャングルで、夏を感じとれる要素は日付とこの暑さだけだ。

そんな折にこのワールドに来て、ようやくまともな「夏らしい」ものを見、体験することが出来た。写真を撮るもよし、いろいろ見て回るもよし、ただぼーっとするもよし。色々な楽しみ方ができる素晴らしいワールドだ。是非一度足を運んでみて欲しい。