国立科学博物館の貴重な剥製がVRで見学できます。
VRプラットフォーム『STYLY』にて、標本収蔵庫に収蔵されている非公開の剥製を自由に見学できるVR博物館「THE WILDLIFE MUSEUM~ヨシモトコレクションVR~」が、4月30日から公開されました。
常設展には展示されていない貴重な剥製をVRで見学
THE WILDLIFE MUSEUMは、国立科学博物館の標本収蔵庫に収蔵されている非公開のコレクションをVR空間で楽しめるというもの。
1992年にハワイの実業家である故ワトソンT.ヨシモト氏が開館した、幻の私設博物館「WILDLIFE MUSEUM」をイメージしてVR空間に再現したものになります。
『THE WILDLIFE MUSEUM』の建物内部に入ると、広大なバーチャル空間の中に剥製が並んでおり、上野本館の常設展には展示されていない貴重な剥製を鑑賞することが出来ます。
実際の博物館の展示室では不可能なほど、目前まで近寄って、好きな角度から動物たちの体をじっくり観察することができるほか、ナイトモードではライトで照らしながら観察することも。
会場はPCのウェブブラウザまたはVRゴーグルから遊びに行くことが可能です。
(※スマートフォンやタブレットには対応していません)
現在国立科学博物館 地球館3F展示室「大地を駆ける生命」に展示されている剥製は、その大半がハワイの実業家、故ワトソンT.ヨシモト氏(1909~2004)より寄贈された剥製です。
約400点の「ヨシモトコレクション」の一部ですが同館に寄贈されており、上野に展示されていない剥製は、通常は国立科学博物館筑波地区標本収蔵庫に収蔵されていて非公開となっています。
THE WILDLIFE MUSEUMに展示する剥製
アイベックス、アフリカスイギュウ、アルガリ、イボイノシシ、オリビカラカル、カンジキウサギ、キルクディクディク、サーバル、サバンナダイカー、ジェレヌク、シタツンガ、スナイロワラビー、セグロジャッカル、セスジダイカー、ダマジカ、ニルガイ、ハーテビースト(全身、頭部)、ピューマ、ブレスボック、ヘラジカ、モウコガゼル、ヤギ(和名 50音順)
『THE WILDLIFE MUSEUM』では現時点で24体の剥製が用意されていますが、今後も新しい剥製を追加していく予定だそうです。
THE WILDLIFE MUSEUM~ヨシモトコレクションVR~
https://www.kahaku.go.jp/3dmuseum/yoshimoto-vr/