ショッキングな表現があるのでご注意を!
中世ヨーロッパでは魔女狩りが盛んに行われ、あらゆる拷問具が開発されてきた訳なんだけども、そんな拷問を安心・安全に体験できるVRChatワールドが登場したようです。
Iron Maiden – 鉄の処女 –
地下牢のようなおどろおどろしい部屋に並べられた拷問具。
こちらのワールドはVRChatプレイヤーのCHIHAYA(@chihaya_369)さんが制作した、様々な拷問具を使って遊べる体験ワールドです。
部屋の中央奥には有名な拷問具『鉄の処女(てつのしょじょ)』の姿が。
鉄の処女は中世ヨーロッパで刑罰や拷問に用いられたとされる道具。
器具の内部には鋭く長い針がいくつも植えられていて、中に人間を入れてから蓋をしめると、全身に針が刺さって息絶える…という恐ろしい拷問具です。
『鉄の処女(てつのしょじょ)』は現在ドイツの『中世犯罪博物館』や、日本では『明治大学博物館』でレプリカの展示がおこなわれているそうです。
当然のことながら現実の展示品は、安全のため直接触れたり動かしてみたりすることは出来ません。ですがここはVR。触るどころか自分で拷問の臨死体験が出来ちゃうようです。
という事でさっそく筆者も体験してみましたよ。
鉄の処女の中に入ると自動で扉が閉まっていき、最後にはブシャアっと血しぶきが噴出!
顔面に針が迫って来るの、結構怖い…
グロテスク表現が苦手な人もそうですが、先端恐怖症の人も怖く感じるかも。
続いてこちらは磔(はりつけ)の拷問器具。
キリストの磔しかり、古代から行われてきたオーソドックスな拷問です。
磔は罪人を縛り付けて大人しくさせるのに加え、大衆への見せしめの手法としてよく使われていたようです。
無抵抗な罪人に対してムチ打ちしたり、槍で突いたり。
さらにこちらのワールドに展示されている磔は、ちょっとひと工夫がされているようです。
磔の状態のまま放置されると、だんだんと股が開いていって…
イタタタタ!!
関節が外れちゃう!
アバターだから実質的な痛みはないにしろ、見ているだけでなんだかゾワゾワしてきちゃう。
拷問具って実際に使われていたの?
実のところ、これらの拷問具は実際に使われていたかどうかは定かではないんだとか。
鉄の処女に関しても、現在出回っているのは全てその当時の小説や噂話に基づいて作られたレプリカなのだそう。
特殊な拷問具は実用品というより、脅しの為のアイテムだったのかもしれませんね。
ワールドには現代版拷問具とも言えるロウソクやタバコ、スタンガンなども用意されています。
そういうプレイがお好きな人は同志とお誘いあわせの上で、安心・安全に拷問体験を味わってみてはいかがでしょう?