バーチャル世界最大級のイベントである『バーチャルマーケット2023 Summer』がいよいよ7月15日(土)から開催です!
世界各地の都市をバーチャルマーケット(以下、Vket)で再現する『パラリアルワールドプロジェクト』の今回の舞台の一つに、九州の「福岡」が選ばれました。
今回は主催者の「バーチャルマーケット運営」さんから少しだけ早めに現場を見せていただきましたので、その様子を一部紹介いたします。
福岡生まれ福岡育ち、地元愛の非常に強いD.Na/だなによるレポートをご覧ください!
目次
パラリアル福岡へ!
ワールドは福岡の空の玄関口、福岡空港の到着口からスタート。
福岡空港は都心まで10分程度に位置する大変便利な空港です。
どこかで見たような辛子明太子のいるゲートを抜けると…。
博多どんたくの踊り、豚骨ラーメン、そして低い空を飛ぶ旅客機。ここが「パラリアル福岡」です!
福岡の地上の王者!西鉄バス
順路を進んでいくと、西鉄バスが現れます。このバスはワールド内を巡る交通機関としても機能します。
西鉄バスは、日本でも1,2を争う大規模なバス会社グループで、福岡の街では非常に重要な交通機関のひとつです。リアルの街の中心部ではバスの台数が多すぎて道を埋め尽くさんばかりにひしめいていますが、ここでは非常にスムーズに運行していますね。
もちもちの麺!博多うどん
次に現れるのは巨大なうどんのモデル!
なぜうどん?と思われるかもしれませんが、一説には福岡はうどん発祥の地で、今も福岡人が日常的に食べるのはラーメンよりもうどんのほうが多いとも言われています。
もっちりした麺と美味しい出汁のスープ、ごぼう天や丸天といった特徴的な具材のうどんを、現実の福岡を訪問した際は食べてみてくださいね!
福岡タワーとRKB毎日放送
続いて現れるのは福岡タワーと地元放送局のRKB毎日放送の局舎。リアルでもこの位置関係で存在します。
RKBといえば、バーチャル世界のことを度々取り上げてくださっている「エンタテ!区」の制作局としても有名ですね。
手前に見えるピンクのキャラは「ももピッ!」といい、1993年生まれで放送局マスコットキャラとしては長い歴史があります。HTBのキャラで「水曜どうでしょう」で知る人も多いonちゃんよりも前からあるのですよ!
白い砂浜と豊かな自然の糸島
更に進んでいくと、砂浜と夫婦岩が見えてきます。
これは…!糸島の桜井二見ヶ浦だ!
夫婦岩といえば伊勢の二見浦にあるものが有名ですが、福岡の糸島にもあり、そこもまた二見ヶ浦というところなのです。
糸島は福岡の西にあるエリアで、白い砂浜と豊かな自然があるところ。九州大学の移転もあって「都心からクルマ30分で行ける自然海岸」として近年脚光を浴びております。
非常に個人的な話になりますが、ここ桜井二見ヶ浦は筆者が子供の頃に何度も海水浴に連れてきてもらったところでして…。
リアルとバーチャル両方で海水浴達成だー!
福岡ソフトバンクホークスの本拠地・福岡PayPayドーム
振り返ると福岡ソフトバンクホークスの本拠地である福岡PayPayドーム。ミニチュアサイズではありますが精巧に再現されています。
かつてはここで同人誌即売会も行われており、野球選手ではなくいちオタクとしてフィールドに立っていたあの頃を思い出します。
日本一写真映えする地下街!天神地下街
太宰府天満宮の参道のようなところを抜け、順路は地下に。
そこは石畳とレンガが敷き詰められ、街灯に照らされた空間。これは天神地下街ですね!
福岡の中心街・天神を南北に貫く天神地下街。実際にこのようなおしゃれな空間で、最近は写真映えする地下街として観光客にも人気なようです。
薬剤戦師オーガマン(ドゲンジャーズ)
これは!「薬飲んで、寝ろ。」の決め台詞で有名なローカルヒーロー『薬剤戦師オーガマン』じゃないですか!後ろに流れている動画はオーガマンも出演している福岡を舞台とした本格特撮ヒーロー作品、ドゲンジャーズの最新作『ドゲンジャーズ メトロポリス』ですね。
ネオン煌く中洲と屋台
地下街を抜けるといつの間にか夜。那珂川に煌めくネオンサインを眺めながら福博であい橋を渡り、福岡の歓楽街・中洲の屋台が並ぶエリアに向かいます。
実は福岡のお店!どんどん亭
おや、あれはどんどん亭さんじゃないですか!
VRでのアグレッシブな広報で知られるお好み焼きレストラン「どんどん亭」さんは、福岡を中心にフランチャイズ展開されている、ご当地企業なのです!
九州最大のターミナル!博多駅
屋台を抜けると博多駅が姿を表します。
縦のラインを強調した駅ビルに、柔らかく波打つ駅前広場の大屋根。九州新幹線が全通した2011年に竣工した九州最大のターミナルビルです。
勇壮!JR九州櫻燕隊
駅前広場で勇ましく迎えるのはJR九州の人気よさこいチーム「櫻燕隊(おうえんたい)」の制服を着たVketちゃん。一緒に踊ることもできますよ!
華麗!博多祇園山笠
大屋根の下にあるのは、博多伝統の祭「博多祇園山笠」の飾り山。毎年7月1日〜14日深夜にリアルの博多駅でもこの場所に飾られます。
正面は歴史的・伝説上の事績が題材で、裏(見送り、といいます)は多少軽めの題材で飾られることが多いです。
山の基礎となる山台は釘などを使わず組み立てられるのですが、その組み方がそこそこきちんと表現されていますね…。
コンコースもしっかり再現
駅に入ると、うわぁ懐かしい!筆者が何度も待ち合わせした博多駅のコンコースが再現されています。
左右の改札が似てて間違えるんだよなぁ…なんて見ていると、おや?エレベータに乗れそうだぞ?
屋上の鉄道神社にはちょっとしたギミックが
ここは!博多駅屋上にある鉄道神社ですね!ここにはちょっとしたギミックがあったのですが…実際に行って確かめてみてくださいね。
ホームには驚きの光景が!
さて、コンコースに戻り、改札からホームに上がってみましょう。
そこには、西鉄電車とJR九州の列車が同じホームに並ぶという、現実では絶対に見られない光景が!
左にあるAkyoみたいなチョコミント色の電車が西鉄電車。車内もよく再現されています。
色とりどりなD&S列車
右の列車がJR九州の車両なのですが…おや、色々な車両が繋がってるぞ。これは、JR九州が誇る、九州各地を走るD&S列車(観光列車)をまとめて連結したという、バーチャルならではの特別編成なのです。
中に入ってみましょう。
おっしゃれー!!
建築デザイナーである水戸岡鋭治氏によりデザインされた車内が再現されています。
上に掲載したものが「ふたつ星4047」、
こちらが「あそぼーい!」、
そしてこちらが「ゆふいんの森」です。
おや?いつの間にか列車が走り出しているぞ。一体どこにいくんでしょう?
…ここから先は実際に訪れて体験してみてくださいね!
街の魅力を再発見!
生まれてからずっと福岡で暮らしていた筆者ですが、今回の「パラリアル福岡」は街の素敵な部分をぎゅっと凝縮したようなワールドだと感じました。
来た事がない人は福岡に行きたくなり、福岡に住んでいる人は魅力を再発見できる、そんなきっかけになるといいですね!
この記事で紹介できなかった部分もあるので、ぜひ遊びに行ってくださいね!