VRも国境も飛び越えろ!常に斜め上を行くVR Japan Toursスタッフが、イギリスの現地の映画祭に飛び入り参加したクレイジージャーニーな話

はじめに 

ハロー、バチャマガ読者の皆様。初めまして! 

VR Japan Tours(以下VRJT)の広報部長を務めておりますRiberTng(りばたん)です! 

私達VRJTは、VRChatを通じて海外の方々に日本文化体験ツアーを提供するグループとして活動しております。海外の方に向けたイベントなのであまり馴染みが無い方も多いかと思いますが、何とこの度イギリスのレインダンスという映画祭のVR部門で「BEST IMMERSIVE EXPERIENCE賞」にノミネート頂きました。 

このノミネートをきっかけに、私はロンドンで開催された映画祭へ飛び入り参加してきました!

本記事ではその体験についてお話ししたいと思います。 

この記事を通じて、皆様にロンドンの様子や映画祭の雰囲気を少しでも感じて頂き、またVR Japan Toursの活動にも興味を持っていただけたらすごく嬉しく思います!

VR Japan Tours/Raindance Film Festivalについて

以前バーチャルライフマガジンさんに当団体と映画祭に関して取り上げて頂いているので、そちらを読んで頂ければと思います。

何故ロンドンまで行ってしまったのか?

皆さんは人生で一度は「華やかなレッドカーペットの上を歩いてみたい!」と思ったことはありませんか?

…私はある!!

という事で、ロンドンまで行ったのは私利私欲です(笑)
…という冗談はさておき(半分事実ですが)
実際に私たちが行っているVRChatでの活動は海外の方向けのイベントです。
なので「VRJTの活動が海外の方々にどのように受け止められるのか?」を直接肌で感じる機会がないかと常々思っていました。そんなところに、映画祭ノミネートの話が…「これを逃す手はない!」と思い咄嗟に飛びつきました。 

旅の始まり イギリスに到着するまでのプロセスや感じたこと

この旅の始まりはまず、VRJTの代表のLamb Sunに賛同を得る事から始まります。

りばたん

映画祭って行っていいんですかね?

Lamb Sun

いや、映画祭っていうか私たちはVR部門ですからVR開催ですよ。映画祭の方はガチ映画ですから。てか、イギリスですよ?


りばたん

いや、だからイギリスって行っていいんですかね?

Lamb Sun

……は?

このなかなか交わらない二人の会話の末、映画祭の関係者に直接交渉する許可を得て、現地のイベントに参加できないかという交渉が始まります。


りばたん

現地から許可出ました。

Lamb Sun

そうですか、現地の映画祭を見る事ができて良かったですね。


りばたん

いや現地でVRJTのプレゼンの枠と広報活動の許可を貰いました。

Lamb Sun

……は?


りばたん

つきましては、プレゼン資料とパンフレット、バナー広告が必要です。

Lamb Sun

……それであれば資料作りは私に任せて下さい。その代わりそれなりの成果を作ってくださいね♪


りばたん

っ勿論!

ここまでが渡英20日前の出来事で、この段階からLamb Sunをはじめ、VRJTのHayaTikazeさんSheena_baobabさんも協力してくれて、色々な準備に奔走することになりました。要約すると映画祭参加の事前準備とスケジュールとしては、以下の通り。

事前準備
  • VRJT紹介/課題と施策に関する20分の英語プレゼン資料の作成と原稿の準備。
  • VRJT紹介パンフレットの作成と印刷物の作成。
  • バナー広告の作成と持ち込み。
  • 自己紹介用名刺作成
  • VRJT Web Site 強化
スケジュール

10月24日 日本出発/ロンドン到着
10月25日 前夜祭パーティーに参加
10月26日 実際のフィルム映画祭視察
10月27日 VRサミット1日目 プレゼンテーション/会場での広報活動
10月28日 VRサミット2日目 海外トップクリエイタートークセッション
10月29日 ロンドン出発
10月30日 日本到着

また、現地の様子を記録するためにGoProなどの撮影機材、ノートPC、パーティー用のタキシードなど、さまざまな物を用意する必要がありました。当然、これらの費用は全て自己負担となり、結構な出費でした。しかし、経験はお金では買えないものだという考えから、現地に行く決断をした瞬間からこれらの用意について一切惜しまないとの腹積もりでした。

また当時の心境は率直に言って、未知の体験への興奮と、現地でこれらを自分一人で実現できるかという不安が入り混じった心境で、事前の準備を一つ一つ進めることで心を落ち着かせていました。

ロンドン滞在1日目;日本を出発、いざロンドンへ!

初日はほぼ移動がメイン、荷物は最小限にまとめたつもりでしたが、販促物を含めて大きなスーツケースにパンパンに詰め込んだバックパックが2つ、それに加えてバナー広告をいれた段ボールを抱えていく羽目に…

国内の移動は家の近くから羽田空港までリムジンバスが出ていたので耐えられましたが、ロンドンについてからホテルまでの移動に不安が残りますが、何とかなる精神でロンドンにむけてテイクオフ!

ウクライナ情勢で迂回ルートでの移動なので直通便ですが、飛行時間は14時間越え。

無事ロンドンヒースロー国際空港に到着、出来るだけ費用を抑えるべく電車、地下鉄移動と決めていたので早速ロンドンの鉄道に初乗車!

これは私の良く使う手ですが、スリや窃盗になるべく合わない様に移動の時はサングラスを着用して目線を隠して尚且つ少し機嫌が悪いフリをします。(信じるか信じないかはあなた次第ですが、私なりの旅のTipsです笑)

無事宿泊先に到着!今回はAirbnb(民泊)を利用、というより高すぎてホテルに泊まれない(汗)
市街地のホテル相場は安くて一泊2-3万円、写真の部屋(風呂トイレ共用)も一泊1.5万円掛かりました。

部屋に到着した時には既に時刻は午後6時を回っていました。
ですが、「初日から休んでいる暇はないぞ、りばたん!」ということで例のアレを食べに行きます。
アレとは勘の良い読者の皆様は察しているかもしれませんが、そうです、Fish and Chips! という事でLet’s go!

ChatGPT君、ここからアクセスが良くて美味しいロンドン風の天ぷら屋さん教えて!

優秀な旅のパートナーのおすすめ”Mayfair chippy”に行ってきました。

待つ事30分程で手のひらよりも大きいタラのフライが到着!
ソースが三種類付いてきますが、意外にもタルタルソースよりカレーソースが美味しかった。

気さくな店員さんに「フィッシュアンドチップスを初めて食べたけど美味しいね!」と話しかけたところ、「あなたは最初のお店でロンドンで一番美味しいフィッシュアンドチップスを既に食べてしまったね。残念ながらもうあなたは頂点を知ってしまったよ!」との事なので最初で最後のフィッシュアンドチップスでした♪

お値段は日本円で約5800円也…

その後、少しだけロンドン市街の夜景を楽しみつつ帰宅。初日はこれにて終了。

ロンドン滞在2日目 観光&映画祭の前夜祭パーティーに参加

この日は夜20:00からパーティーに参加を予定していたので、朝から夕方までは観光して帰宅、準備してお出かけの予定。

最初に向かったのはバッキンガム宮殿!平日にも関わらず凄い人込みで、もこもこの帽子を被った衛兵の交代式が始まりました。ちなみにこの帽子は熊毛皮で出来ており、敵を威嚇する目的で敢えて大きく作られているそうです。

その後、ウェストミンスター寺院を横目にビッグベンまで移動。ビッグベンは近くで見ると装飾が凄く細かくて非常に綺麗な建築物でした。

その後、昼過ぎになったので目に留まった雰囲気の良さそうなパブでランチ。この日もイギリスっぽいものを!という事で、ミートパイを食べました。

ミートパイの中身は濃厚なビーフシチューで美味しかった!つけ合わせキャベツのグリルも◎なにより添えてあったグレービーソースが絶品でした!イギリス飯悪くないぞー!

そして帰宅後、いざ映画祭前夜祭パーティーへ!

名のある映画祭!想像以上に会場は豪華で華やかなホテルでした。

実は事前にドレスコードを確認しましたが「カジュアルな服装で大丈夫だよ」と言われていました。
ですが念には念を入れて、タキシードを用意しておいて本当に良かったです。
多くの参加者がバシッと正装でした(笑)

会場の前で、映画祭のVR部門の責任者であるマリアとジョー。またVR関連の映画祭へ招待されたゲストと待ち合わせ、簡単な挨拶を交わした後、会場に入りました。

会場は映画を売り込みたいフィルムメーカーや自身を売り込みたい俳優、映画を買い付けに来たバイヤーが入り混じる華やかな社交の場でした。

そして、ついに夢が実現!レッドカーペットデビュー!!!
本映画祭のイメージカラーであるオレンジ色の絨毯の上でお写真も撮って頂きました♪ 
次回は「VR Japan Toursスタッフ全員参加でこの地に戻ってくる!」という、新たな目標が出来た瞬間でもあります。

しばらくはその雰囲気を楽しみましたが、自身の仕事を忘れてならないという事で、VR関連の大学関係者やクリエーター、プログラマー等と意見交換やVRJTの活動のアピールを試みました。

VRJTのパンフレットを会場に持参!簡単なプレゼンを交えて、分かりやすい形で説明ができたと思います。
下の写真はVRJTからの日本のお土産と同じく、ノミネートをうけたAMOKAさんから託された特製グッズをジョーに渡した時の一枚。すごく喜んでくれました!
ちなみに、ジョーは昨年公開された”We Met in Virtual Reality / バーチャルで出会った僕ら”の監督さんです。

この夜は無我夢中ではしゃぎまくり!気付けば深夜のAM1時を回ってました。終電を逃したのでタクシーで帰宅。2日目終了。 

ロンドン滞在3日目:美食市場でグルメツアーとフィルム映画祭に潜入!

この日は、昨晩の疲労から起きたのは昼前。
「グルメツアー再開だー!」ということで、コスパが良い美味しいものを探しに多くの飲食店と市場が併設されたバラ・マーケットに行ってきました。

まずは、名物大鍋で炊く海鮮パエリア!もう大鍋の時点で美味しいに決まっている。これはずるい。

続いて、お口直しのオレンジマンゴースムージーと牛肉の肩バラを塩漬けにしたサンドイッチ!隠し味には何と明太子マヨネーズを使用してました。俺でなきゃ見逃しちゃうね。

この時点で腹10分目。ですが、すごく良い匂いが漂っていたので、辿っていくと美味しそうなキノコのリゾット屋を発見…これは食べるしかないぞ!りばたん頑張れ!

正直このリゾットが今旅のNo.1飯でした。圧倒的旨味の暴力。そして、グルメツアーコンプリートのご褒美にアイスを頂きましたとさ♪

そして、この後ロンドン橋を横断。ここでVRJTのLamb Sunから電話が掛かってきました。 

Lamb Sun

今、何してるんですか?

りばたん

観光の真っ最中でロンドン橋を渡っています♪

Lamb Sun

それはいいですね。昨晩のパーティーでは、誰とどんな会話をしたか教えて貰えますか?

りばたん

¢£%#&□△◆■!?

Lamb Sun

¢£%#&□△◆■!?

ここから約1時間以上に渡り、VRJTの今後の活動に関して熱く話をする二人でした。

そしてこの後、明日のイベント会場の下見に会場入り。
「なるほど、明日はこんな感じで座りながら話をするのか!PCも置きながら原稿を映してプレゼンも出来るし安心!」と、この時は思っていました…

そして、折角来たのだからフィルムの映画祭にも参加するぞ!

リアルの映画際は、ロンドンの一角の映画館を貸し切りで開催。
全てのスクリーンで試写会と映画監督による解説が行われます。

スクリーンによっては、シャンパン片手にパーティーの様な会場で純粋に映画祭を楽しんでいる人々もいれば、真剣な眼差しで映画を買い付けに来ているバイヤーと映画監督の真剣なトークがあったり、映画祭に来ているんだなという時間がようやく湧いてきました。

今回はスペインのアニメ作品の上映と監督による解説を聞く事が出来ました。

声優のキャスティングに関して、監督の良く通っているバーの女性店主の声がとても好きで、主人公の母親役の声優としてお願いして出てもらった話など、撮影の裏話を聴くことができて面白かったです。この日の日程はこれにて終了。

ロンドン滞在4日目:VRイベントでの運命のプレゼンテーション

本日は「VRイマーシブサミット」というVRイベントで、クリエイターのトークセッションとプレゼンテーションイベントが開催されました。

このイベントは、二日間にわたり行われました。多くのVR関連関係者が訪れ、VRChat内のクリエイターとリアルな会場でのトークセッション、Q&Aセッション、実際のクリエイターによるプレゼンテーションが行われました。

そして、VRJTはこのイベントでVRクリエイターの代表の一人としてプレゼンテーションの機会を頂いておりました!

「準備もOKプレゼン頑張るぞー!ん?昨日と配置変わってない???運営のマリアに確認しなければ!」

りばたん

昨日見に来た時と配置変わってるけど、どこでプレゼンするの?

マリア

奥のスクリーンでパワポ投影して私のマックで画面を切り替えてプレゼンしてね!

りばたん

持ち込みのPCで原稿見ながらプレゼンやるって話したよね?

マリア

ごめんなさい。スペースが狭いからPC二台は置けないわ…

りばたん

ファッ!?

マリア

大丈夫!あなたなら出来るわ!私もサポートするし!

りばたん

いや、今回のプレゼンは映す画面の情報と話す内容違う構成だからちょっと…いやかなり困る…

ジョー

どうしたのりばたん?

りばたん

PCに原稿用意していたんだけど、スペースが無くて困ってる…

ジョー

それは困ったね…マリア何とかスペース広げられないかな?

マリア

もうイベント開始まで時間もないし、変更は出来ないわ…

ジョー

りばたん、頑張れ!大丈夫!僕もサポートするし!

りばたん

二人共同じことしか言わんやんwwwせめてスマホは置いても大丈夫?

マリア

うん!それなら大丈夫よ!あっ、もうイベント始まるから40分後辺りからによろしくね!後、イベントの時間押してるから、20分のところ15分に巻きでよろしくね!

りばたん

…OK

まさかの緊急事態です。

もともとスマホでの原稿を用意することも考えていました。ですが、文字が小さい上に、目線を観客に移動した際にセリフが飛んでしまう可能性があったので断念しましたが…もうやるしかありません…!

あたふたしながらも、用意ができた時には本番まで後15分。
まずは一旦深呼吸して、冷静に心の中で後一回だけ練習しよう…そして、遂に出番を迎えることに!

照明めっちゃまぶしーーー!テーブルに謎の傾斜が付いていて、スマホ固定出来なーい(汗)

しかしここまできたら、後は気合です。

出来るだけ観客とコミュニケーションする意識と内容が飛ばない事に全力で集中!
Lamb Sunが事前に時間をかけて用意してくれた資料を元に、原稿は自分で英訳文章を一から作った事もあり、内容は頭に入っていたので何とか無事にプレゼンを終えることができました! 

このプレゼンテーションでは、VRJTの活動内容だけでなく、現在の課題に対処するための施策や目標についても発表しました。終わった後で映画の主催者であるマリアやジョー、現地のロンドン大学のVR研究者、サンパウロ大学の助教授など、多くの関係者からイベント後に褒めて頂けたので非常に嬉しかったです。

この後、スペースの一画を借りてVRJTの広報活動もさせて頂きました!マリアが終始サポートをしてくれてイベント参加者に向けたPR活動ができました。
マリア、はっぴ(法被、半被)似合いすぎだろwww  ありがとう!
そして、4日目も無事全てのスケジュールを消化して終了!

ロンドン滞在5日目 VR映画監督、アーティストによるトークセッションイベント

この日はVRJTと同じく映画祭にノミネートをうけたクリエイターの方々がVR空間でトークセッションをするイベント。

会場ではその様子を大きなスクリーンで鑑賞しました。すっかり気を抜いていたらとあるVR映画監督との質疑応答で不意に話題を振ってくるマリア。折角なので質問をしてきました。

「日本のVRChatユーザーで映画の俳優や女優になりたい人にとって、最も必要な事は何ですか?」返ってきた答えは「フルボディトラッキング環境を構築してVRの中で完璧に動けるようになる様に練習を重ねる事。」
至ってシンプルでしたが、かなり本質をついているのでは?と思います。
AMOKAのお二人も日本からVRChatを通してトークセッションに登場!!

これにて全てのイベントが終了。翌日に無事帰国する事となりました。

受けた反響や感想 日本文化のシェア

VRを活用した日本文化体験に関して、欧州の方々の興味を引くことができました。

特に、日本の舞踊や剣術などのパフォーマンス芸術に関心を示す方が多く、書道体験や日本の学校体験に対する関心も非常に高いことが分かりました。

多くのフィードバックで、日本人のガイドによる体験を受けてみたいという声を頂きました。また、物理的に距離のある国である日本を訪れるきっかけとして、このコンテンツの可能性を感じました。

また実際に現地に行った際の発見として、日本文化として最も広まっているのは食とアニメだということが分かりました。今後、これらをツアーにどのように組み込むか、またVRを活用してどのように表現するかという点も、今後の鍵となる要素の一つであると考えます。

どの様に日本文化をPRしたか?

PR活動を行う際、できるだけ分かりやすく日本を表現するよう心がけました。

VRJTのバナーは2メートルを超える大きなものを設置し、横には映画祭向けに制作した動画をPCモニターでループ再生させました。さらに、雰囲気を味わっていただけるよう、私は地元で50年前から使われているはっぴ(法被、半被)を身にまとい、できるだけ多くの人に声をかけ、パンフレットと自身の名刺、そして日本を代表するVRミュージックグループAMOKAさんから託されたステッカーを配布し、広報活動を行いました。

その甲斐もあり、持参した販促物は全て配布することができました!

裏話

実は渡英してからわずか2日目に体調を崩し、扁桃腺が真っ赤に腫れ、高熱が出ました。しかし、病院に行くわけにはいかず、夜は暖房を最大限に利用して布団にくるまり、とにかく熱を下げる努力をしました。

声は鼻声で、のどはカラカラでしたが、何とか予定していた全てのスケジュールをこなすことができました。これは日本で応援してくれた仲間が、私を支えてくれたおかげだと思います。

帰国後すぐに病院へ行き、扁桃腺炎と診断され、抗生物質、炎症を抑える薬、痛み止めをようやく手に入れました。1週間の有休を取ったにもかかわらず、さらに休むわけにはいかず、翌日から仕事に復帰しました。かなりタフな日々が続きました。

映画祭で印象に残った出来事や体験 考察

この映画祭の創設者であるエリオット・グローブとお話しできたことは非常に印象的でした。

自己紹介をして挨拶した際、VR Japan Toursの名前が認知されていることを知り、とても嬉しかったです。

彼は「日本の文化が非常にユニークで魅力的だ。」と話していたので、今回の参加に対する感謝の意を伝えながら「将来日本を訪れる際には、ぜひ日本のガイドを務めさせて欲しい!」と話しました。

また、エリオット・グローブからは「この映画祭のコミュニティを活用して、自分の夢を実現するように。」と励ましを受けました。このエリオット・グローブとの出会いをきっかけに、新たな挑戦が始まっていますがそれについては別の機会に詳しく紹介できればと思います。

この体験を通じて良かった点、次に活かすべき点

事前の準備は、特に海外での広報活動に大いに役立ちました。

今回は特に一人で活動した為、名刺交換、パンフレット提供、バナーの設置、PCモニターでの動画再生、WebサイトやDiscordへの誘導は、効率的に多くの方とコミュニケーションを取る上で非常に効果的だったと思います。

次に生かすべき点として、VRヘッドセットを活用した体験を組み込むことができれば、VRJTの活動をより分かりやすく伝えることが出来るという点。また、実際のツアーに関して、PC環境が整っている方をコミュニティに誘導するだけでなく、VRヘッドセットのみを使用するライトユーザーにも参加できる方法を模索する課題が浮かび上がりました。

VR Japan Toursの今後の活動について

今回の映画祭で、VRJTは合計4回のスペシャルツアーを予定しています。ご興味がある方は、ぜひお越しいただければと思います。

また、この映画祭を通じてさまざまな出会いがあり、私たちは原点に立ち返り、オリジナルツアーに力を注ぐだけでなく、新しいステージでの日本文化体験ツアーを計画しています。

今後、SNS、ウェブサイト、Discordなどで告知していく予定ですので、常に新たな挑戦を続けるVRJTの最新情報を随時チェックしていただければと思います!

締めくくりと 読者に向けたメッセージ

まず、今回の挑戦を快く受け入れてくれた映画祭主催者のエリオット・グローブ、VR部門のマリアとジョー、関係者の皆さん、そして日本で温かく見守ってくれた皆様本当に有難うございます。

そして私の素晴らしいチームメンバーを紹介させてください。このプロジェクトや映画祭の特別公演は、皆の協力と尽力なしでは実現できなかったことを心から感じています。

  1. Lamb Sun 本公演の総指揮を鬼のマネジメント力でまとめあげた我らのリーダー
  2. Haya Tikaze プレゼンター兼ワールドクリエーターとの渉外を担当、VRJTの看板娘
  3. Sheena_baobab プレゼンター兼パフォーマーとの渉外担当、天然ドジっ子歌姫
  4. Teteo ゲスト管理、映画祭関係者との渉外役を担当、VRJTの頭脳
  5. Mounthaze プレゼン英訳文章作成、英語のプレゼン発音指導担当、日本大好きアメリカ人
  6. Sinamoon & Kuretan 公演中のゲストケア担当のサポートメンバー

実は、私がVRChatを始めたのは今年の4月からです。

それ以前はPCに触れる経験がほとんどなく、まだまだVRの初心者の域を出ない私ですが、自分の意志と情熱、そして少しの勇気を出す行動の連続によって、VRを通じた活動には無限の可能性が広がっています。

この記事を読んでいる方々の中にも、私と同じようにVRを始めたばかりの方がいるかもしれません。
この記事を読んで「自分も何か新しいことを始めてみよう!」と思ってもらえれば、とても嬉しいです。

『この記事を読んだ日本のクリエイターの方へ』
私達VRJTは、現実とVRのギャップを埋める方法に挑戦し続けています。

さらに、VRの技術を活用して、実際には実現が難しい味わいを提供し、没入型の日本文化体験を創造する事でイベントに関わって下さる日本のクリエイターをサポートしています。

『自信と情熱を持ちながらも、海外向けにどのように活動すべきか悩んでいる方へ』

是非一度私たちと一緒にお話ししてみませんか?レインダンス映画祭が私の冒険を快く受け入れてくれたように、VRJTは常にウェルカムな団体です!

投稿者プロフィール

りばたん(RiberTng)
りばたん(RiberTng)VRJapanTours 広報部長
リアル/VR問わず世界を飛び回る人。良い事も悪い事も全て経験してみたい性分、「兎に角なんでも挑戦する!」をモットーに行動しております。もしVRChatでお会いする機会があれば皆さんの何かに挑戦した成功談、失敗談等も是非聞かせて下さい!