遊ぶ場所から姿形、すべてをクリエイト出来るバーチャル世界。
自分の思い描く世界をゼロから生み出せるVR空間は、数多くのクリエイターを虜にさせています。
そういった背景も相まって、作品を展示する『即売会イベント』は現在VR SNSのホットなカルチャーとなっています。
ですが、VRの展示イベントはスペックの高いPCや高価なVR機材を持っていないと満足に楽しめないものが多いのが現状。
そうした課題を解決し、誰でも気軽に参加が出来るVR展示会が『バーチャルクラフ特区』です。
今回は誰でも気軽に出展・参加が出来る『バーチャルクラフ特区』の魅力を先行レポートしていきます。
目次
いつどこでも参加できる“気軽さ”に特化したバーチャル展示。
VRはもちろん、PC・スマホからもアクセス可能
『バーチャルクラフ特区』はブラウザから遊びに行けるバーチャル展示即売会。
NTTが提供するWeb VRサービス『DOOR』にて開催されています。
『DOOR』はVRデバイスから遊びにけることはもちろん、デスクトップPCやスマートフォンからもアクセスできるマルチデバイス対応の3D空間です。
法人・個人問わず誰でも商用イベントを開くことが可能で、今回の『バーチャルクラフ特区』は日本アニメのVR / AR / MRのクリエイティブスタジオ『Gugenka』が主催となって開催されています。
誰でも気軽に出展・参加が出来るVR展示会として企画された当イベントですが、遊びに行ってまず最初に感じたのが『とにかく動作が軽い』という点。
PCはもちろんの事、スマートフォンからでもカクつかずに会場内を歩き回ることができます。
それぞれの会場にある展示物は10000ポリゴン以下、1マテリアル1テクスチャでまとめられているので、会場を回っていても負荷を感じることが殆どありませんでした。
過度に重たい展示物が無いので、どの会場に行っても処理落ちする心配が無いのは安心できるポイントです。
出展するクリエイターとしてはポリゴン数やマテリアル数が制限されている中、作品をどう見せるか腕が試される部分がありますが、それぞれ工夫を凝らして展示を行っていました。
例えば育良啓一郎さん出展のブース“乾杯ビアガーデン”は、ハイポリゴンの美女アバターを展示していますが、ポリゴン数削減のためにアバターの頭の後ろをごっそり削り、それを見えないように壁に寄せて展示したのだとか。
こうしたクリエイターたちの工夫にも注目しながら会場を巡ると、より作品が楽しめそうです。
会場のコンセプトごとに違うクリエイターたちの展示作品に注目
会場も負荷軽減のために細かく細分化されていて、『現代エリア』『ファンタジーエリア』『SFエリア』『和風エリア』その他『特別なエリア』がジャンルごとに配置されています。
それぞれの会場にはテーマに沿った空間が広がっているので、入るたびに新鮮な気持ちを味わえます。
会場のテーマに合わせたクリエイターたちの出展も魅力的。
例えば現代エリアでは、VR空間で使える『ライブうちわ』の配布を行っている出展者がいたり、和風エリアでは“和風VRホスト・キャバレー”で活動するVtuber『ナミナギチャンネル』の出展が行われていたり、会場コンセプトごとに持ち味のある出展を楽しむことができます。
その他にもオリジナルイラストや小説、団体のPRなど、オールジャンルに出展が行われています。
ふらっと巡るだけでも『へぇ~、こんな活動をしている人がいるんだ』『このアイデアは面白いな』と新しい発見の連続です。
『特別なエリア』では人気Vtuberやクリエイターの力作展示が公開
また、『特別なエリア』では有名Vtuberが出展する『アンバサダーエリア』、人気クリエイターが集う『ゲストエリア』、Gugenkaスタッフの出展が楽しめる『Gugenkaエリア』に遊びに行くことが出来ます。
有名Vtuberが出展する『アンバサダーエリア』は、Vtuber本人たちが自作したショップが展示されているので、ファンにとってはたまらないエリアとなっているでしょう。
『アンバサダーエリア』では、VR SNS界隈で人気のあるクリエイターたちが集結。
“WebVRでこんなことができるよ”という技術力の高い展示にも注目です。
複数の世界線で分身できる(?)ちょっと変わった遊び方も
『バーチャルクラフ特区』の会場はURLボタンをクリックして渡り歩く仕組みになっています。
つまり普段インターネットで検索をする感覚でバーチャル会場にアクセスできるのです。
専用のアプリケーションをインストールする必要が無いという点でも初心者に優しい設計。
特別高度な知識を持っていなくても遊びに行けるのはWebVRの利点です。
また、少し裏技的な使い方になりますが、ブラウザを複数立ち上げて遊ぶことも出来るので、エントランスで人と待ち合わせをしながら現代エリアの展示も見る、といったことも可能です。
あまりブラウザを立ち上げすぎると各会場の会話が入り混じって混沌としてしまいますが、バーチャル空間で自分が分身して存在できるというのはこれまでのVRプラットフォームに無い新しい要素。
複数の世界線で同時に存在できる、ちょっとSFチックな遊び方を楽しんでみるのもいいかもしれません。
プレイヤー同士でアイテムを共有できちゃう。『お祭り感』が楽しいVR空間。
もう1点特徴的なのが『プレイヤー同士でアイテムを共有できる』という点です。
会場内に展示してあるアイテムは複製が出来る物もあり、友達同士でシェアして遊ぶことが出来ます。
また、メニュー画面から取り出せるカメラは会場内にいるユーザー全員に見える仕組みになっています。
撮影後にはポラロイドカメラのように写真が会場に出てくるので、出てきた写真を見ながらコミュニケーションを楽しむことも可能です。
実際、先行体験に訪れたユーザーも仲間同士で撮影をし合って盛り上がっている様子でした。
『ちゃんと写ってる!』『かわいいじゃん!』と現像された写真の周りに集まる姿は、まるでプリクラを撮影した後の女子高生のよう。
ユーザー同士のコミュニケーションが活発になるようなギミックが用意されていると“お祭り感”が出て会場内の雰囲気も明るくなります。
単に展示物を見て回るだけに終わらず、場の盛り上がりも考えられて設計された『バーチャルクラフ特区』
イベント当日は出展者が多く店頭に登場する『コアタイム』も設けられているので、ユーザー同士の交流が幅広く楽しめそうです。
『バーチャルクラフ特区』でバーチャル世界へショッピング
今回は先行体験と言うことで、まだまだ公開されていない展示物もあるようです。
どんな展示が行われるかは当日のお楽しみ。
『バーチャルクラフ特区』は、VRでがっつり遊ぶのはもちろん、出先のふとした休憩時間に「ちょっと遊びに行こうかな」と気軽に立ち寄れるバーチャルイベントとなりそうです。
これからは『バーチャルクラフ特区』を筆頭に、隙間時間にバーチャル世界へショッピングに出掛ける未来がくるかも…?
イベント当日には『バーチャルクラフ特区』の開催を記念して、豪華景品が当たるキャンペーンも実施予定です。
キャンペーン概要は下記をチェックしてくださいね!
『バーチャルクラフ特区』キャンペーン概要
①「直筆サイン付きポスタープレゼント」
内容:ユメノミミ役、洲崎綾さん直筆サイン付きポスターをプレゼント
応募期間:2021年4月24日(土)〜4月25日(日)
当選人数:3名
応募方法:
① Gugenka公式Twitterをフォロー
② 開催期間中、クラフ特区に入場してエントランスのユメノミミと一緒に撮影した画像を
ハッシュタグ「#クラフ特区行ってきた」「#DOORNTT」をつけて投稿
②「ボイス付きデジタルフィギュアプレゼント」
内容:ユメノミミ役、洲崎綾さん録り下しのボイスがきける、スマートフォンARで楽しめるデジタルフィギュア「HoloModesl(ホロモデル)」をプレゼント
応募期間:2021年4月24日(土)〜4月25日(日)
当選人数:応募者全員
応募方法:
① 7つのジャンル※に1文字づつ隠されたアルファベットを見つける
② エントランスにある表を見てアルファベットを並び替えて7文字のキーワードを導き出す
③キーワードがそのままHoloModelsのシリアル番号になるのでサイトで入力して賞品をGET
※現代エリア(16ブロック)、SFエリア(4ブロック)、ファンタジーエリア(9ブロック)、和風エリア(4ブロック)、アン
バサダーエリア、ゲストエリア、Gugenkaエリアの7ジャンル合計35ブロックの中に7文字が隠されています。
『Gugenka』
リアルとデジタルの世界をXR(VR/AR/MR)で豊かにするクリエイティブスタジオ。
アニメ公式キャラクター世界最大数のデジタルフィギュアビューワーHoloModelsや、東雲めぐをはじめとしたバーチャルタレントをプロデュースしている。
【公式HP】
https://gugenka.jp/
『バーチャルクラフ特区』
【開催スケジュール】
・開会式 4月24日(土)10:30~11:00
・1日目 4月24日(土)11:00~17:00
・2日目 4月25日(日)11:00~17:00
・閉会式 4月25日(日)17:00~17:30
※コアタイム(出展者が多く店頭にいます)両日15:00~17:00
【公式サイト】
https://www.gugenka.net/craftok-guest