話題の体感推理ゲームを始めるなら今!VRマーダーミステリー入門

VRChatではアバター販売やイベントなど、様々エンターテイメントが開拓されていますが、体験型イベントとして今熱いコンテンツが『VRマーダーミステリー』です。

バーチャルの世界で体験する新感覚ミステリーゲーム。
今回、筆者はVRでマーダーミステリーを行っている『イマーシブクラウド』主催の演目に参加しました。
筆者はTRPGをちょくちょくプレイしていたので、本記事ではそのあたりの比較も話していこうと思います。

マーダーミステリーとは

マーダーミステリーの起源は、20世紀初頭の欧米で親しまれたディナーパーティーゲーム。のちに中国で独自の進化を遂げ、推理ゲーム・ボードゲームのジャンルとして確立された。

バーチャルライフマガジンさんでも何度か取り上げていますが、マーダーミステリーとは、一言で言うと「体験する推理小説」です。

簡潔に説明するならば『数人のプレイヤーが与えられた人物役を即興で演じ、殺人犯を探す』…という、推理を楽しむゲームになります。
他のコンテンツだとTRPG(テーブルトークRPG)や人狼ゲームなどが感覚的に近いかもしれません。

イマーシブクラウドとは

 イマーシブクラウド公式ページ https://www.immersivecloud.info/

イマーシブクラウドはVRC上でマーダーミステリーのイベントを行っている団体です。最近ではVRC運営とのパートナーシップ契約により、有料のオリジナルストーリー公演を始めたことが記憶に新しいです(無料の公演も多く行っています。)

VRマーダーミステリー『イマーシブクラウド』とVRChat公式がパートナー契約。有償でチケット販売を開始。

今回体験してきた演目名は「Who ate egg pudding  誰がプリンを食べたのか」です。
あらすじはこちら。

~ストーリー~(イマーシブクラウド公式サイトより抜粋)

○月×日
今日は遠足で牧場に行きました。
そこでプリンを食べました。
とても美味しかったです。
 
○月×日
今日は、きのうの遠足の話をはんのみんなと話しました。
そうしたら、Aはんではプリンが1こなかったみたいです。
一体どうしてなくなったのかとても気になります。

舞台は遠足後の翌日の小学校。「昨日の遠足で配られたプリンが一つ足りなかった!どういうことだ!」というシナリオです。
読んでいて微笑ましい内容です。給食のデザートでワイワイ騒いでいた小学生時代が思い出されます。

さて、読んで分かるとおり、今回は誰も死にません!
マーダー(Murder=殺人犯)じゃないミステリーなのです。

公式Disicordで参加申し込み

演目に参加するには、イマーシブクラウド公式のDiscordで事前予約もしくは開催予定日への参加表明をする必要があります。

イマーシブクラウド公式Discordリンクはこちら↓
https://discord.gg/ZVkXeMBYn6

初めてサーバーに入る方はまず「アナウンス」カテゴリーの説明に目を通すことをオススメします。サーバー内のルールやマーダーミステリーの解説が記されています。
演目への参加方法もこちらに記されています。

同じ演目でも月に数回行われているので、都合のいい日にちを選ぶことができます。

アナウンスに従い、さっそくお目当ての演目のスレッドに参加申し込み。
あとは当日を楽しみに待つだけです。

次元の図書館で待ち合わせ

いよいよ当日。
当日はゲームワールドに入る前に『次元の図書館』というワールドで待ち合わせをします。
どうやらこちらの『次元の図書館』がマーダーミステリーを予約したプレイヤーのエントランスワールドになっているようです。

エントランスワールドに行くには毎回担当のGM(ゲームマスター)の方のところへjoinします。
※今回はyanagitooruさんというスタッフの方がGMを担当されていました。

『次元の図書館』は真っ白な空間に本棚が浮かぶ神秘的な空間。
中央には椅子とソファが置いてあって、SFの世界に迷い込んだかのような印象を受けました。
実際、ワールドのモチーフは某有名SF映画のオマージュなのだとか。

時間になり、プレイヤーが揃ったらそれぞれの自己紹介が始まります。

みなさん経験者なようで、今回が初マーダーミステリーというのは私だけでした。
ちょっとドキドキしてきますね。

ですが、ゲーム開始の前には毎回GM(ゲームマスター)の方がマーダーミステリーの遊び方について説明をしてくれるので、未経験の筆者でも安心でした。

ゲーム開始

今回の演目の登場人物は合わせて6人。
ゲーム開始前に皆それぞれ演じたいキャラクターを選択します。

キャラクターにはそれぞれ“どういう性格の人物なのか“”どういう事があったのか”という短いストーリーが割り振られていて、その設定に沿って演劇を行っていくというのが一連のマーダーミステリーの遊び方となっています。

筆者はTRPG(テーブルトークアールピージー)は遊び馴れているものの、マーダーミステリーは初めてなので、普段選ばないようなキャラクターを選択しました。

シナリオを読み込んだらプレイヤード同士でのトークが始まります。

いつ、誰が、どこにいたか、という全体像が分からないので、プレイヤー同士で情報を出し合いながら真相を探っていくのですが、誰かの『その時は~~だったよ!』という発言で、『…ってことはこれはこういう事じゃない?』と連鎖的に謎が解けていくのが“推理”っぽい。

真相を必死に探り当てるのだけがマーダーミステリーではありません。ゲームの途中で雑談っぽい流れに入る場合もあります。キャラになりきって会話することで、よりシナリオの世界観に踏み込むことができます。こうした本筋とは関係なさそうな話題からも、ふと新たな視点や発想がひらめくかもしれません。

マーダーミステリーの醍醐味「小説の人物の視点になる」というのはまさにこのことです。

分からないことがあればGM(ゲームマスター)に質問や相談が出来るので、情報の整理で混乱してしまっても事細かにサポートをしてくれました。

まとめ

こうして今回の公演を終えた筆者。
振り返ればあっという間の3時間でした。

プレイ前は即興版TRPGみたいなものを想像していましたが、実際にプレイしてみるとイメージしていたよりも強く推理感が楽しめました。

TRPGが事件発生前から物語が始まるのに対し、マーダーミステリーは事件発生後から物語が始まります。

それに加え、自前で用意したキャラではなく、あらかじめ用意されたキャラを演じるのがマーダーミステリーです。
序盤は推理に必死でロールプレイに手こずりましたが、ゲームを進めていく中で自然とキャラクターが馴染んでいき、物語の中に入り込む体験を楽しむことができました。

ユーザーインターフェース面で語るならば、プレイヤーの頭上に大きく表示されるキャラ名、ローカルオブジェクトで他人に見られる危険が無い個人メモなどは現実のマーダーミステリーでは出来ないギミックです。

また、物語世界がそのまま目の前に広がるので、ロールプレイの没入感も非常に高かったです。
まさにVRだからこそ体験できる『没入感』であったと言えます。

最後に1つ。
マーダーミステリーは基本的に1個の演目につき1回しかプレイができないものとされています。
一度ネタバレを知ってしまった以上、犯人を知った状態の推理はゲームとして破綻するので、プレイ自体が不可能になるからです。

このことから、マーダーミステリーは「一期一会のゲーム」と呼ばれています。
それ故に、他のゲームにはない「思い出感」というものが非常に強いです。
自分が体験した物語はいつまでも自分の中で残り続けます。

家にいながら体験できる不思議ドラマ体験。
みなさんもこの不思議の扉を開けてみてはいかがでしょうか。