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【VRChatワールド紹介】妖しくも美しい遠野物語の世界へ『とおの物語 ー説話と伝承ー』

皆さんは柳田國男の逸話集『遠野物語』をご存知でしょうか？岩手県遠野に伝わる伝承や逸話を集めた本です。青空文庫などで公開もされている他、様々な作品でも題材にされているので、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回、VRChatでは遠野物語に登場する妖怪や、不思議な生き物たちをイラストと共に紹介するワールド『とおの物語 ー説話と伝承ー』が登場しました。ワールド制作はもにつじさんです。

皆が知ってる妖怪から、変わった現象まで。遠野の物語に触れよう！

ワールドでは相塚松さんのイラストとともに、「一般的にはどう語られているか？」「遠野物語ではどのように語られているか？」が書かれた看板が展示されています。

河童や狐などメジャーな妖怪でも、意外と知らない事が書かれていたり、一般的なイメージとかけ離れた姿も垣間見ることができます。

妖怪の多くは人に害をなすものというイメージですが、場合によっては裕福になったり、逆に人が妖怪を退治したりと、遠野に住んでいる人と密接に絡み合っていることがうかがえます。

驚くのはそのボリューム！これら伝承の紹介は31点。さらにおまけやフォトスポットのイラストが展示されています。可愛いイラストから少し怖いものまで振れ幅も様々です。

遠野の要素を取り入れた美しい景色

このワールドには遠野物語や、実際の遠野の様子が取り入れられているそう。今にも物語が始まりそうな山間部の村ですが、黄昏時というのもあってノスタルジックな雰囲気が漂っています。

順路は意外と起伏が多く、実際の遠野に思いをはせることができます。山の中に入ると景色や雰囲気も一変。先ほどまで見えた家が全く見えなくなったと思ったらすぐ近くにあったりと、山間部の奥深さを味わえます。

また、家屋近くにある櫓に登ると絶景が拝めますのでオススメです！

ふと覗くと出会える遊び心。おまけも楽しい

ワールドを回っていると、どこかで何かに出くわすのではないか？という気分にさせられます。そんな気持にこたえるように、おまけのイラストや解説、動物（？）にも出くわすことがあります。

順路の看板も楽しい
遠野物語の解説も
たたみの上にいた海老（？）

最後まで周ると、イラストの制作過程や、フォトスポット、さらにおまけイラストも見ることができます。

フォトスポットは（おそらく）遠野を訪れた柳田國男をモチーフにしたイラストです。

おまけイラストは遠野物語から離れて、VRChatや自伝的なイラストや漫画が展示されています。こちらも読みごたえ抜群です。

「かかる話を聞きかかる処を見て来て後、これを人に語りたがらざる者ははたしてありや。」そんな遠野の世界に会いに、ワールドへ行ってみてはいかがでしょうか？

ワールド情報

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寝る間をオシム
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