米国時間3月16日にAppleが“停止状態でも動いているように感じられる足用ウェアラブルデバイス”の技術の特許を取得した事が分かりました。
こちらの特許は足を包むような形状のウェアラブルデバイスに振動機能を持たせ、その振動パターンを制御することで仮想的な移動感覚を生じさせる技術に関するものになります。
足の裏や甲に振動を与える振動デバイスは、碁盤の目状に配置されており、非対称のノコギリ波(鋸歯状波)信号を印加して振動を発生させることで、動いていないにもかかわらず移動している感覚を装着者に与えられるそうです。
ウェアラブルデバイスの形状としては靴下や靴が考えられますが、特許は技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書のため、登録されて成立しても実際の製品やサービスで利用されるとは限りません。
現在のVRデバイスは視覚と聴覚のみの感覚を中心にリアリティを演出していますが、今後、触覚・振動・そのほかの感覚を疑似的に再現できるデバイスの開発が進んでいきそうです。