
この絵もバーチャル空間内で直接描かれたものだ
世界各国のクリエイターが1ヶ月の期間を経て制作物を競い合う『Metaverse Maker Competition 2024』(以下MMC)の授賞式が2024年3月24日午前3時(日本時間)に行われました。
2020年からNeosVR上で行われていましたが、今回からはResoniteでの開催です。制作期間は2024年の2月1日からの1ヶ月間。制作された作品は直接Resonite上で閲覧でき、一般参加によるユーザー投票と、MMC運営による投票での選考となりました。
多くの日本人チームが入選・優秀賞を獲得!
ResoniteはNeosVRと同様に、ゲーム内の空間に居ながらにしてワールドやアバターといった制作を行えるのが特徴です。実際にチームメンバーと共にゲーム内でデータのやり取りをしながら、制作を進めていくこととなります。
VRChatでは原則的にUnityといったツールを前提とした制作となるので、なかなかイメージが掴めないところではありますが、それでもワールド内で制作に挑むプレイヤーは存在しています。
バーチャルライフマガジンで以前インタビューを行ったGunberryさんもその一人です。VRChatではQVペンというギミックを使い、ワールド内で直接立体的なお絵かきを即興的に描くという活動を続けており、先日の『Vket2023Winter』では作品そのものが公式に展示されています。
そしてMMC2024 ART部門ではGunberryさんが所属するチーム「Neo Extreme」が、『百鬼夜行 – 化猫譚 – Tales of a Mystic Cat』という作品で最優秀賞に輝きました。本作品はResonite内で公開されており、誰でも楽しめるようになっています。
作品は、子猫が牛車のような乗り物で進んでいくのを眺めながら自動的に進んでいく形式の空間体験型ワールドで、『百鬼夜行』の名の通り様々な妖怪たちが手書き風のモデルで登場します。
ART部門以外にも様々な部門で日本人チームによる最優秀賞・入賞作品が発表されました。ぜひ、Resoniteで覗いてみてください。
授賞式で授与されたトロフィーは半透明な筐体のCRTモニターが一体となった、どこかで見たことのあるどこか懐かしさを感じるパソコンの形をしていました。
国際的な賞金付き大会で、多くの日本人による活躍が認められることとなったMMC2024。クリエイティビティの裾野が更に広がっていく期待を感じるばかりです。
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