
VRChatでプレイできる大人気リズムゲーム『RESONARK』を出発点とするアバター『シアン』が3月23日(土)に『sep-neko-ya』から発売。
BOOTHでは、発売前にもかかわらず記事公開時点で1000を超える「スキ!」が付けられていて、注目度の高さが伺えます。これを読んでいる読者の中にもお迎えを検討している方も多いはず。

昨日公開されたアバターレビュー記事では、たっぷりの写真とインタビューで『シアン』の魅力を徹底解剖。制作経緯やこだわりについて、制作チームのseptem47さん(ディレクション担当)と有坂みとさん(キャラクターデザイン&モデリング担当)にお話を伺いました。

この記事では、インタビューの続きをお届け。名前の由来や、細部のデザインに込められた想いなど、お迎えを検討している方はもちろん、もうお迎えを決めた方も、もっと『シアン』ちゃんを好きになれるお話を伺うことができました!
目次
インタビューはまだまだ続きます!

2人が出会ったきっかけは『リア-アリス』
――アバターを作るにあたってseptem47さんと有坂みとさんがタッグを組んだきっかけみたいなものはあったんですか?

最初に私の目線から説明すると、私のよく遊んでいるVRChatの界隈では、有坂みとさんのアバター『リア-アリス』さんを好きな方がたくさんいて、「『リア-アリス』さんめっちゃかわいいよね」みたいな会話が日夜繰り広げられていました。それくらい有坂みとさんって伝説的な存在だったんですよね。

そんな時、私がワールド巡りをしていたら、ばったり有坂みとさんにお会いしたんです。そこで「『リア-アリス』さんを作ってくださってありがとうございます」とお伝えしたら、気さくな感じで接していただいて、とても話しやすい方だったんですよ。

恐縮です……。

そんな出来事もあって、『ホノカ』を作るときに、表現したいアバター像などを踏まえて総合的に考えると、有坂みとさんにぜひお願いしたいと思って依頼しました。
――有坂みとさんからはどんな印象でしたか?

最初からうちのモデルをすごい気に入っていただいてて、僕も熱量すげえみたいな感じですごい嬉しくて。
あと、septem47さんも僕のこと話しやすいって言ってくださったんですが、septem47さんの方がすごく話しやすくて、そういう意味でも一緒にお仕事するのには抵抗なかったです。
名前の由来について
――次に、『シアン』の名前の由来を教えてください。

『ホノカ』とはまた違った新しいアバターを考えた時に、外来語っぽい名前がいいなと考えていました。その上で、『ホノカ』のイメージカラーがマゼンタ系なのでそこを取っ掛かりに『シアン』にしようと思いつきました。

ただ、『シアン』って色の名前なのにアバターにシアン色要素ないじゃないですか。
――そうですね。

だから、『シアン』って言われて「いや、シアン色要素なくね」みたいなツッコミは来ると思うんですけど、アバターとしてまとまりがあったのが、白髪と赤目っていう組み合わせだったんです。
ちょっと強そうというか、ただならない感じというか、特別感がある組み合わせだなって2人で話していて、ここでシアンカラーを入れるとキャラクターのテーマカラーがぼやけてしまうので、余計な色は使わずにデザインはまとめようっていう感じで制作をすすめましたね。

『真冬』と共通の素体になったのは?
――前作の『ホノカ』は有坂みとさんのアバターの『ナユ』・『プラチナ』と共通の素体でした。今回の『シアン』は『真冬』と素体が一緒なのは、有坂みとさんの新しいモデルだからっていう感じなんですか。

有坂みとさんはその時々で良いって思う表現を素体作りでもされてて、最新の『真冬』ちゃんに追従した方が、『ホノカ』とは違った魅力を出していけると思ったからです。

ロゴデザインと、文言に込められた意味とは
――細かいロゴからもこだわりを感じられますが、このロゴデザインはどのように制作されたのですか。

ロゴデザインは元々キャラクターの原画、最初のキャラクターデザインのラフを有坂みとさんに描いてもらった段階で、「スカートとかにワンポイント、タグを入れたりしてSF感も出していきたいよね」っていう話をしていました。
ロゴデザインをどうするかと考えた時に、有坂みとさんのBOOTH『ぷらすわん』のロゴをデザインされた、なるかさんに制作をお願いすることになりました。
――ロゴの文言には何か意味が込められてたりするんでしょうか?

「Black Rose」に関しては花言葉で『永遠の愛』っていう意味があると言われています。『シアン』は上品で綺麗なかわいい子なので、いつまでもかわいい存在であってほしいという想いを表現しています。


鞄についてるタグの「soundless」については、音符のない五線譜みたいになっていて、静寂という意図で制作しています。

初期デザインから追加された斜め掛けの鞄
――話の中ですこし出た鞄は、元のデザインにはなくて、途中で追加されたとX(Twitter)で拝見しました。鞄が追加された経緯はありますか?

気づいたら増えてましたね……。

鞄は初期デザインにはありませんでしたが、制作を進めていく中、ある日の打ち合わせで有坂みとさんが作ってきてくれました。
腰のあたりが寂しいから、何か追加したいという理由で斜め掛けの鞄を提案してもらったんです。

鞄を追加する前は左右対称で安定感のある感じだったので、ちょっと刺激というかメリハリが欲しくて、アシンメトリーな斜め掛け鞄を提案した覚えがあります。


そこで「アンティークっていうテーマのアバターなので、革製の鞄はどうかな」という話をして今の形になりました。
『RESONARK 4』は最初から連作の予定だった?
――元々『RESONARK 4』自体は複数のワールドが作られる予定だったのですか?

『RESONARK 3』までは結構ゲームシステム主導だったんです。だから、もっとグラフィックに重きを置いたりとか、アバターを作ったりとかもっとたくさんの活動をしたいなと思って、やりたいことをリスト化していたら一作に収まりそうになかったんですよね。
大きな一作として出したい想いもありましたが、パートを分けて、段階的にリリースしていった方がユーザーさんをお待たせしないので、パートを分けてワールド制作を進めてきました。

――『シアン』の制作も初めから予定していたのですか?

最初は『ホノカ』しか出さない予定でした。ただ、『ホノカ』が多くのユーザーさんからご好評をいただいたこともあって、『Part.2』を作るにあたって『シアン』を作ろうと思いました。
2人目をリリースする機会に恵まれたのはホノカをお迎えしたり、応援したりしてくださった方々のおかげです。
――『RESONARK 4』の今後の全体像みたいなのはありますか?

『Part.2』を完結編という位置付けで作っています。当初3部構成の予定だったんですが、『Part.3』で考えてた展開も『Part.2』に収めていて、『Part.1』よりも壮大な感じになっています。
――そうなんですね。もうすぐ公開される『Part.2』も楽しみです!ありがとうございました!
語り切れないくらいこだわりにあふれた『シアン』
たっぷりのインタビューで魅力やこだわりについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?まだまだ語り切れないくらいにこだわりが詰まっていた『シアン』。ちょっとでも気になった方はぜひご自身の目でこだわりを確かめてみてください!

RESONARK公式:@resonark_x
septem47さん:@septem47
有坂みとさん:@Mito_Arisaka
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