17組のアイドル達による魔法のような時間。【Cinderella Fes.2nd Live参加レポート】

DAY2

Milleneige

DAY2の開幕を飾るのはシンガーユニット『Milleneige』。

黒と白、低音と高音という対照的な見た目の二人の息の合った歌唱と軽妙なMCはゲネプロの時よりもさらに良く、観客を盛り上げていました。

フランス語で『千の・雪』という意味を持つMilleneigeさん。ライブ中に大量の雪の絵文字が観客から飛んていたのが印象に残っています。YouTube配信でも多くの雪の絵文字が飛んでいたそうです。

絵文字というよりは”弾幕”といった方が近いかも
曲目リスト

1.気まぐれメルシィ/八王子P
作詞:八王子P q*Left 作曲:八王子P
2.ともに/WANIMA
作詞:KENTA 作曲:WANIMA
3.すきっ!〜超ver〜/超ときめき♡宣伝部
作詞・作曲:中村 瑛彦

魔法少女シュネー

Vsingerとして活躍している「魔法少女シュネ―』さん。

1曲目から大きな旗を歌いながら振り、2曲目でもスポーティーな姿になって踊る姿に「かっこいい……」「すごい動いてる」などという声が観客席から漏れていました。

VRChatワールド『VR宇宙博物館コスモリア』のプラネタリウムエリアBGMになっている『Stella (“星” Planetarium Ver.)』のような、落ち着いた感じの曲を歌うことの強いシュネ―さんですが、この日は「みんなと一緒に楽しめる曲を」とあえてオリジナル曲以外の選曲にしてきたとのこと。そう語る姿からは『Cinderella Fes.』というイベントに対する愛情や思い入れの深さを感じました。

3曲目では綺麗なドレス姿を披露。Milleneigeさんと同じく『雪』が名前の由来となっているシュネ―さん(”Schnee”はドイツ語で雪を意味します)にたくさんの雪の絵文字が贈られていました。

曲目リスト

1.LOVE! THUNDER GLOW/ワルキューレ
作詞:サエキけんぞう 作曲:MCNAIR STEPHEN SIZK
2.shake it!/emon
作詞・作曲:emon
3.メランコリック/Junky
作詞・作曲:Junky

PawsUP

わんこばれっと』さんと『nekoyuun』さんという、犬と猫の男性アイドルユニット『PawsUP』(ポーズアップ)。

元々リアルで仲良しだったという二人。1曲目終了後のMCではほんわかとした空気感も漂っていました。

ですが、「いつもはラフな格好ですが、今日はちょっと変えてみようと思って」と言って衣装をチェンジした後は雰囲気が一変。

会場からも「かっこいい……」という声があちこちから出ていました。

2曲目、3曲目の内容も含め、前日の空舞蒼空さんとはまた違った方向性の『男性アイドルらしい格好良さ』を発揮していたように感じました。これは惚れるわ……

曲目リスト

1.小悪魔だってかまわない!/HoneyWorks
作詞・作曲・編曲:HoneyWorks
2.ロメオ -N.Edit-/HoneyWorks
作詞・作曲・編曲:HoneyWorks
3.夢ファンファーレ/HoneyWorks
作詞・作曲・編曲:HoneyWorks

ゅかみか

夢川ゅか』さんと『はりやまみかん』さんの二人からなる『ゅかみか』。1曲目は二人のオリジナルソング『めざせ!ゅかみか♡なんばーわんっ!』でスタート。

服装や歌声、MCに至るまで、とにかく砂糖のように甘くてかわいい感じが溢れる感じのパフォーマンスでした。

司会のABC490さんによればQuest(Android)対応のVRChat内ライブも定期的に行っているとのこと。二人のあまあまでかわいい姿を見に行けるチャンスが近日中にあるかも!?

曲目リスト

1.めざせ!ゅかみか♡なんばーわんっ!/ゅかみか
作詞:はりやまみかん、なかにゃん 作曲:なかにゃん
2.O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!/久川颯 久川凪
作詞:烏屋 茶房 作曲:篠崎 あやと、烏屋 茶房
3.シュガーレス×フレンド/NonSugar
作詞:松井 洋平 作曲:本多 友紀

ぴぴこグミ

遠隔での音楽演奏に特化したアプリSYNCROOMでの演奏をきっかけに集まったという、ボーカルpipicoさん、キーボードせいらむーん太郎さん、ベース瓦田鬼座え門さん、ギター野中 海さん、ドラムやすこさんからなる5人組バンド、『ぴぴこグミ』。

それぞれが別の場所で演奏していると思えないぐらい高音質で見事な演奏を見せてくれた皆さんですが、ボーカルのpipicoさんの歌声は特に凄いと感じました。

前回執筆した記事で彼女の歌声を『キュート』と紹介しましたが、本番で歌唱を再度聴いたときに『キュートなんてものじゃない。もっと凄いやつだ』と考えを改めました。とにかく、声の伸びが本当に良かった。会場からも「うお」「すご……」といった声が上がっており、会場の隅々まで響き渡るような歌声に多くの人が驚き感動しているように感じました。

曲目リスト

1.ブルーバード/いきものがかり
作詞 作曲:水野 良樹 
2.RAINBOW GIRL
作詞:コロ助 作曲:となさ
3.だだこねパンデブー/わかりみ団 feat. pipico
作詞:あいづたか、mapida 作曲:あいづたか 編曲:OD、あいづたか

もか☆りあ

もかねこ』さんと『ペイリアン』さんからなる『もか☆りあ』。歌唱はもかねこさん、ダンスはペイリアンさんと役割がはっきり分かれているユニットでもあります。

ペイリアンさんのダンスは本当にキレがあって美しく、もかねこさんが透明アバターになってペイリアンさんの単独パートとなった2曲目でのダンスは特に凄かったです。

もかねこさんの歌唱も素晴らしく、可愛いだけでない安定感すら感じるすばらしい歌声を披露。

それぞれの良さが組み合わさったコンビネーションの良さと凄さを感じる、そんな内容のパフォーマンスでした。

曲目リスト

1.キミが手を握ってくれるのなら/成宮 亮
作詞・作曲:成宮 亮
2.アトラクトライト (Attract Light)/*Luna
作詞・作曲:*Luna
3.ハイドアンド・シーク/19 -iku-
作詞・作曲:19 -iku-

ぽめるず

ぽめるず』はポメラニアン3人(?)によるVRアイドルグループ、なのですが……

「ぽめるずでーす!今日はロックンロールしに来ました!」「JOHNNY HENRYさんのカバーで、『Emotion』!」

「アイドルフェスでロック歌うの?!」と思う間もなく、3匹のポメラニアンが歌い始めました。それも、聞き惚れるぐらいに可愛くて格好良くて素晴らしい歌声で。

メンバーであるぽめまち(ろくまち)さん、ぽめさき(桜咲)さん、ぽめりー(LilyKanon)さんはそれぞれソロでも歌手活動や『歌ってみた』動画を公開するなどしている実力ある方々であり、それを思えばこの美しい歌声は納得もできるのですが……それにしてもポメラニアンたちの動きが可愛い過ぎる。

2曲目終了後に突然始まった撮影タイム。ポメラニアンがこんな格好でこんなポーズ取るの反則過ぎる……(かわいい)

3曲目では人型フォームに変身した後、再び変身して魔法少女に。

これだけのカワイイムーブをしてくれて、そのうえで最高の歌声を聴かせてくれるのですから本当にもう……彼女たちが大人気アイドルグループだといわれる理由が良くわかりました。本当に凄かった。

曲目リスト

1.Emotion/JOHNNY HENRY
作詞・作曲:JOHNNY HENRY
2.MagicalCompact/ぽめるず
作詞:ろくまち(ぽめまち) 作曲・編曲:mofufox
3.PrettyOfMindEssence/ぽめるず
作詞:ろくまち(ぽめまち) 作曲・編曲:mofufox

みゃのん

DAY1で『Clair♡Ailes』の一員として出演していた『みゃのん』さんのソロですが、この人の選曲がまた凄かった。

1曲目は世界への深い憎悪を感じる楽曲『Tot Musica』。

2曲目は失恋の悲しみと辛さを歌った『from Y to Y』。

3曲目はアップテンポでアイドル感全開の『無限L∞PだLOVE♡』

と、3曲とも全く違った内容の曲によるライブを見せてくれたのです。

コンビとソロの両方で出演するだけでも大変なはずなのに、ここまで雰囲気の違う曲を並べた構成にするのには大変な苦労が伴うだろうと素人の筆者にも簡単に想像が付きます。それをあそこまでしっかりやり遂げるみゃのんさんの表現力には驚かされました。

筆者は今回の記事執筆の際に初めて知ったのですが、みゃのんさんのアイドルデビューは前回のCinderella Fes.の時だそうです。これほどのライブをする人がまだアイドル活動を始めて1年にも満たないとかちょっと信じられません……

曲目リスト

1.Tot Musica/Ado
作詞:cAnON. 作曲・編曲:Hiroyuki SAWANO
2.from Y to Y/ジミーサムP
作詞・作曲・編曲:ジミーサムP 
3.無限L∞PだLOVE♡/アイドルマスター
作詞:八城 雄太 作曲:睦月 周平、山本 真央樹
オケ制作/Mix:SYNC-LiNK-STUDIO オケ音源Guitar:たかまき@河谷 浩二

ELfα

長くて短かったイベントの最後を務めるのは、主催者のELfαさん。

1曲目終了後のMC。ELfαさんが涙声になりながらも映像配信やVJ、照明、ワールド制作およびギミック制作の各担当者やプロデューサーのPONYOさんといったスタッフの名前を一人一人挙げて紹介とお礼を述べた後、

「ライブの制作期間中つらい事とか悔しい事がたくさんありました。けど、そんなとき他の出演者のみんなが手を差し伸べてくれたり、裏でたくさん練習してくれてるのを見て『わたしはこの子たちのためにいっぱい頑張らなきゃだめなんだ』って毎日毎日走り続けてきました」

と語る姿に胸を打たれました。

これだけの大規模なイベントを主催し、かつ自分も演者としてステージに立つことの大変さと重圧は物凄いものがあったと思います。それでもELfαさんが熱意と誠実さを持ったままイベント成功のために走り続けてきたからこそ、他の演者やスタッフの皆さんと共にライブ当日を迎える事が出来たのかもしれない。そう感じました。

2曲目、3曲目は華麗なドレスに着替えての歌唱でした
曲目リスト

1.推し変なんて許さない!/HoneyWorks
作詞・作曲:shito(HoneryWorks) 編曲:HoneyWorks
2.ray/BUMP OF CHICKEN
作詞・作曲:藤原 基央 編曲:BUMP OF CHICKEN & MOR
3.僕らは今のなかで/μ’s
作詞:畑 亜貴 作曲:森 慎太郎

エンディング

よく見ると全員ガラスの靴を履いてる!

2日目のエンディングも出演者全員による歌唱がありました。

DAY2のエンディング楽曲は『Shiny Smily Story』。
だからもっと夢追いかけたい/ワクワク止まらない/想像超えてく/未来見せてあげるという歌詞がこのイベントの最後にふさわしく感じて、「本当に楽曲を選ぶセンスが良すぎる……」と思いました。

曲目リスト

1.Shiny Smily Story/hololive IDOL PROJECT
作詞:金丸 佳史 (onetrap) 作曲・編曲:中野 領太 (onetrap)

ライブ後にはグリーディングも

DAY1でも行われていましたが、ライブ後には会場のエントランスホールにてグリーディングが開かれ、観客と各アイドルが直接会話をしたりツーショット写真を撮るなどしていました。

筆者もツーショット撮ってもらいました

おわりに

総勢17組、上演時間は延べ6時間近くに及ぶ『Cinderella Fes.2nd Live』でしたが、本当に凄かったしあっという間でした。

筆者はゲネプロと本番上演の両方を現地で見させていただいたのですが、ゲネプロの時に比べて出演アイドルの皆さんのパフォーマンスが更に上がっていたように感じました。本当に、出演者やスタッフの皆さんが当日ぎりぎりまで努力を続けてきたんだろうなと感じました。

「本当に、主演者そしてスタッフの皆様、お疲れ様でした。そして、素敵なイベントをありがとうございました」

と、一観客としてお礼を申し上げたいです。

アフタームービー公開!3rd Liveの開催予告も!

2月21日、Cinderella Fes.2nd Liveのアフタームービーが公開されました。

本記事以上にライブの雰囲気が伝わる素敵な動画ですので、こちらも是非見てほしいと思います。

そして、上記ポスト(ツイート)にもある通り、Cinderella Fes.の3rd Live開催がすでに予告されています!次回、Cinderella Fes.でどんなアイドル達が私たちに魔法のようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から期待してしまいます。

アーカイブ動画について

(Cinderella Fes.2nd Liveの配信アーカイブ動画は現在、一部が非公開となっています。公式アカウント等で発表が有り次第、こちらの記事でも追記を行う予定です!)