これはVRChatの歴史を動かす革命かも。
VRChat上で着せ替えが楽しめてアバターの洋服が購入できる企画『ColorfulMagic』が7月23日(木)に公開されました。
『VRChatでの着せ替えをより楽しく・より簡単に』をコンセプトとした当企画はアウター・インナー・ボトムスの3種類の洋服を組み合わせて自分だけのオリジナルコーディネートを楽しめるのがポイント。
着せ替えはVRChat上で試着が出来、Unityだけで完結するようにデザインされています。
なんと組み合わせは200種類以上、更にカラーバリエーションも3パターン用意されており、衣装は部位単体で600円、セットで1500円と非常にお手頃価格。
またオープニングセールとして8/21まで各部位500円、セット1200円で販売しています。
バーチャルファッション業界に黒船のごとく現れた『ColorfulMagic』…
一体どのような企画なのでしょうか？
その詳細をバーチャルライフマガジンで特集します。
目次
VRChat上で着せ替えが出来るのがすごいっ！『ColorfulMagic』試着ワールド
『ColorfulMagic』の大きな特徴は自由な組み合わせでコーディネートができる事に加え、VRChat上で洋服の試着が出来るところ！
VRChat内にある『ColorfulMagic』の試着ワールドは吹き抜けの部屋に衣装が展示されており、気になった衣装を自由に試着することが出来ます。
試着ワールドへの入場方法・操作方法は以下の通りです。
試着ワールドへの入場方法
試着ワールドに入場する際は頭の横でコントローラーのトリガーを引き(デスクトップの方は『Q』キー)『利用する』にカーソルを当てて選択すると中に入れるようになります。
最大6名が同ワールドで洋服を試着することが出来ますが、試着せずに入場することも可能。
その場合は右下の『利用せず入る』を選択すれば入場できます。
試着方法
まずは気になる洋服を選択。
すると自動的にアバターに洋服が装着されます。
洋服のカラーを変えたい場合は展示されている洋服上部にある球体を触るとカラーチェンジが出来ます。
先ほどと同様に頭の横でトリガーを引くと衣装の細かなサイズ調整が出来る拡張メニューが表示されます。
拡張メニュー上の『+』『－』で衣装の拡大・縮小、中央の△▽▷◁で位置を調整できるので、自分の使用しているアバターに合わせた着せ替えを楽しんでください。
新開発の着せ替えシステムで広がるアバター文化の可能性
新開発の着せ替えシステムにより、アバターへの衣装導入のイメージがより直感的に分かるのが大きなメリットになっています。
購入前に事前に洋服を試着することが出来るので現実の試着と同様に自分に合った洋服を探せるほか、洋服は他の衣装と組み合わせやすいようにシンプルにデザインされているので改変知識のある方は自分流のオリジナル衣装にアレンジして楽しむことも可能です。
また、友人同士ショッピング感覚で試着が出来るので、組み合わせたコーデを見せ合って楽しんだり、一緒に写真を撮影することも出来るのが嬉しいポイントになっています。
試着ワールドには写真映えするスポットや雑誌の表紙モデルになれるギミックが設置してあるので、たくさん写真を撮ってあなただけのコーディネートをSNSに投稿して自慢しちゃいましょう！
『ColorfulMagic』のこだわり・今後について【制作チームインタビュー】
・主催 rocksuchさん
Q.『ColorfulMagic』とはどういったブランドですか？
3Dモデルのプロモーション手法の提案です。
今回、その手法を使ったカジュアル衣装の3Dモデルのイベントを主催いたしました。
Q.イベント開催のきっかけはなんですか？
Boothを見ていて、個性的な服はあるけど、カジュアルな普段着の3Dモデルがあまり無いと気づいたのがきっかけです。
セミワンオフやワンオフで制作を依頼するのではなく、イベントを開くことでプロモーションをすれば面白そう。と思い、『ColorfulMagic』イベントを開催する運びとなりました。
Q.イベント開催の目的はなんですか？
普段着系の衣装を普及させることがイベント自体の目的ですが、
アバターの着せ替えをモデリングソフトを使わず、Unityだけで完結して、ハードルをさげたい。
また、初心者にもアバターの洋服の着せ替えをもっと気軽に楽しんでほしいという目的があります。
Q.主催者の思いについて教えてください
より多くの人に改変を楽しんでもらいたい。ということです。
そしてVRChatの世界に私の好みのカジュアルな服が増えてほしいです(笑)
また、クリエイターの皆さんに作品のプロモーションの手法を参考にしてもらえたら、と思います。
Q.今後の展望はどのように考えていますか？
イベントとしてこの企画自体を継続していこうということはあまり考えてないです（笑）。
むしろ周りのクリエイターの方たちにこの企画を踏み台にしてもっと面白いものを作ってもらった方が嬉しいですね。
イベントの試着ワールドのギミックは配布・販売するかもしれません。
プロモーションとしてのカラフルマジックの枠組みを真似してほしいです。
今回のイベントで行ったプロモーションの手法が広く使われてほしいと思っています。
・衣装 はいえろさん しあさん ぷもさん
Q.衣装のデザインコンセプトを教えてください
コンセプトは、ユニークで個性的ないわゆる『一張羅』の洋服ではなく、
組み合わせやすいリアルな『普段着』をコンセプトにしています。
Q.アピールポイントは？
現実の世界で流行っているもの、というよりは、VRChatの中の流行を意識しました。
世間一般のカワイイよりもVRCのカワイイをデザインに盛り込み、
現実世界にありそう、でも、VRCの2.5次元の世界で映えるデザインを目指しました。
また、パンツやスカートの裾を広げるなどして、より多くのアバターにフィットするようデザインしています。
Q.一番大変だったパートは何ですか？
それぞれの衣装をパターンの組み合わせをするので、着合わせする際に違和感のないようにデザインするのが難しかったです。
そのため、奇抜なデザインは作れませんでしたね。
また、デザインとモデリングの優先度の兼ね合いがあり、そこが大変でした。
Q.コダワリのポイントはありますか？
ブーツの紐など細かいけど、こだわりのある点についてはモデラーさんに無理を言って、
デティールを残してもらいました(笑)
・ワールドデザイン・ワールドギミック kelupuさん キャンディちゃん
Q.ワールドのデザインコンセプトについて教えてください
ショッピングモールをイメージして制作しました。
天井に梁を通すなどして、解放感が出すぎないように現実的な空間を意識しています。
衣装の持つさわやかさ・自然さの雰囲気をマッチするように床や壁の素材を木目調にしました。
Q.大変だった点は何ですか？
最初に制作したワールドは天井が高すぎたんです。そのため、解放感が強すぎる出来でした。
解放感がありつつ、圧迫感のない空間を演出するために調整をがんばりました。
広すぎると衣装が目立たなくなるので、配置を入り口に近づけるなど工夫して衣装を主役にしました。
Q.ワールドギミックについて教えてください
ギミックの方向性としては、着替えを手早く行えることを意識しています。
気になった服を手に取って、すぐに着替えられる女子高生のショッピングのような体験をイメージしています。
また、完成したコーディネートを記録に残して、楽しかった思い出と一緒にツイッターにアップできるように、
『雑誌の表紙になれる。』というギミックを組み込んでいます。
唯一、同期をとるのがむずかしく、技術的に苦労しました。
個人的に気に入っているのは洋服の色変えシステムです。
当初は実装予定はなかったのですが、作っている最中に実装が可能だということに気づいて導入しました。
ーーーアバター衣装文化への新たな可能性を提唱した『ColorfulMagic』
今後もVR界隈に大きな革命を起こしてくれそうです。
衣装の購入・最新情報などの詳細については公式サイトまたは公式Twitter・BOOTHにてご確認ください。
『ColorfulMagic』公式サイト
公式Twitter
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