フジテレビの『きさらぎ駅』特集にてVRChatのワールドがロケ地に

ご挨拶

こんにちは。VRChatプレーヤーのひーろーです。

みなさん、先日7月1日にVRChatワールド『きさらぎ駅』がテレビに登場し、界隈をにぎわせました。
昨今VRChatやVRChat的な内容の番組がテレビメディアに取り上げられることが多いですね。

今日は、先日放映された番組のおさらいと、『きさらぎ駅』と『VRChat』両方の解説をしながら、
バーチャルとリアルの今後について語ってみたいと思います。

VRChatワールド『きさらぎ駅』がお茶の間に

7月1日、フジテレビの『なんだコレ!?ミステリー』にて2ちゃんねる初の都市伝説『きさらぎ駅』が特集されました。

これだけならば、珍しくもないことなのですが、なんと再現VTRがVRChatを使用するという、
今までにない珍事が起きました。

VRChatがVR SNSでもゲームとしてでもなく、紹介されるでもなく、VTRの制作用に使われたのはこれが初めてではないでしょうか。

番組の構成としては『きさらぎ駅』の物語を追った形でVTRが流れ、それを深堀りしていく、という内容でした。

『きさらぎ駅』とは

もともと、『きさらぎ駅』は2ちゃんねる(現在5ちゃんねるの前身)発祥の都市伝説です。

現在の怪談のように、コピペ形式で投稿されたものではなく、
1ユーザーである「はすみ」さんが電車に乗っていたところ、いつもと様子がどこか違い、
トンネルを越えたら先の知らない駅に降りてしまい…。いう状況を実況型で投稿したものです。

誰かから聞いた怖い話や、昔からある怪談とは違い『実際に起きている』感が不気味にリアルです。
当時の2ちゃんねるに居て、一連の投稿を目撃、あるいは参加した人は少なかったと思われるものの、
その後この一連の投稿は『現代の都市伝説』として一躍有名となりました。

詳しい当時の一連の投稿は以下のブログなどで確認できます。

恐怖の泉『きさらぎ駅』
https://xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/2wa.html

VRChatとは

さて、先日放映された『きさらぎ駅』VTRはVRChatを利用する、という斬新な形なものでした。
ほとんどの方はあれはTV用に作られたVTRのCGだと思われたかもしれません。
実はちがいます。

VRChatという3D空間の中でチャットができるSNSがあり、
そのワールドのひとつに『きさらぎ駅』の都市伝説をオマージュしたワールドがあるのです。

番組の再現VTR部分はそのワールドを歩いて撮影したものをそのまま使っています。

そう。なので、この記事を見ている皆さんもVRChatをインストールすれば、
あの生々しく恐ろしい恐怖体験を自分で体験することができるんです。

VRChatってなに?という記事については既に公開しているので、
ぜひぜひこちらをご覧ください。(手前みそ)

『きさらぎ駅』放映がもたらすもの

私が『きさらぎ駅』がTVでこのような取り上げられ方をしたことに大変驚いています。
もちろん良い意味でのおどろきです。

VRChatというVR SNSが社会にもっとなじみ、第2の現実あるいは2つ目の現実のレイヤーとしての立ち位置を強めるためには、もっともっと利用者が必要です。

げんざい、TV局を始めとした多くのメディアがVRに注目して、いろいろな特番などを組んでいます。
その中で、「こわい話」という一定みんなの興味のあるジャンルにVRChatが関連づけできたのは良いことではないでしょうか。

これを機会に「VRChatってなんだろう?」「私も僕もきさらぎ駅に行ってみたい」という間口からVRChatへ参入してくれる人が増えたら、と思うとワクワクしますね。

きさらぎ駅は現実からバーチャルの世界へと誘うポータルになりうるかもしれません。