昨今の情勢により外出自粛が続く毎日…。
それに伴い公共交通機関の終夜運転の中止や、カウントダウンイベントが中止されるなど、これまで経験したことのない年末を過ごしました。
遠距離の帰省や友人との飲み会なども自粛されましたが、その代わりに行われたのが様々なツールを使ったオンライン上でのコミュニケーションです。
ゲーマーは年末年始にどのようなツールを使って、誰と、どんなコミュニケーションをとったのか、その調査を株式会社ゲームエイジ総研が行いました。
52.6%が年末年始にオンラインツールを使ってコミュニケーションを行った
国内唯一の『ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム』株式会社ゲームエイジ総研が調査した結果によると、今回の年末年始に何らかのオンラインツールを使って誰かとコミュニケーションをとったかの質問に対し、52.6%のゲーマーが『オンラインツールを使った』と回答しました。【グラフ①】
最も多かった回答がメッセンジャーアプリの『LINE』で91.8%、次いでビデオ通話アプリの『ZOOM』17.0%を占めています。普段の連絡などにも欠かせない存在になっている『LINE』の割合が最も高いのはもちろんですが、比較的新しいツールの『ZOOM』も多く使われているのは、コロナ禍の影響で一気にシェアを拡大したことがその理由だと考えられます。
また、『オンラインゲーム内』でコミュニケーションをとった人が6.7%いるのはゲーマーならではの結果とも言えます。【グラフ②】
オンラインツールを使って誰とどんな話をしたかのアンケート【グラフ③】に対して最も多かった回答は『友人やゲーム仲間・趣味の仲間』という回答でした。
話題は「年始の挨拶(女性/16歳)」や、「近況報告と仕事の愚痴(女性/40歳)」、「今年一年を振り返って(男性/35歳)」など、コロナ禍でなければ直接会って話せていたような何気ない話題をしたというコメントが多く見られました。
また、ゲーマーならではの回答として、「マーダーミステリーを行った(男性/23歳)」や「ゲームをプレイしながらゲームの話(女性/17歳)」といったようにオンラインツールを使って年末年始の休暇中にコミュニケーションを取りながらゲームをプレイしたゲーマーも見られました。
ほかにも遠方で会えない「家族」や「親戚」といった回答も多く見られ、「近況報告(女性/35歳)」や、「孫を見せた(女性/34歳)」など、これまでの年末年始には帰省等でとってきたコミュニケーションを、今年はオンラインツールを使って行なった人が多かったようです。
オンラインコミュニケーションの魅力
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するためという理由はもちろんですが、オンラインであることをネガティブと捉えず、逆にオンラインならではの機能をフルに使ってコミュニケーションを楽しんでいる姿が浮かび上がってきます。
オフラインでコミュニケーションを取れない今だからこそ、オンラインのコミュニケーションに付加価値を加えて交流を楽しんでいるのはゲーマーならではなのかもしれません。
今後さらにオンライン化が進み、バーチャル空間上で人々がコミュニケーションを楽しむ未来もそう遠くないかもしれません。