
2025年3月25日、mocopiのデータをPCで一括受信する『mocopiセンサーデータレシーバー』が発売されました。従来のmocopiはスマートフォンのアプリを経由して、位置の共有を行っていましたが、専用のレシーバーの登場により直接データのやり取りが可能に。
トラッキング精度の向上や、低遅延化が期待されていました。
筆者も早速購入してみましたので、今回は体験レビューをお送りします!
基本設定は従来のまま!簡単設定でトラッキング!
レシーバーの見ためはこんな感じ。コードの長さは約1.5mあり、どこにでも安心して置ける長さです。USBポートに差し込むだけです。


レシーバーの接続にはmocopi VRが必要。アプリをインストールしていない場合は、あらかじめSteamからインストールしておくと安心です。(※VRChatに連携する場合はWindos Storeからダウンロードするmocopiアプリは使用しません)
最初の接続時のみ、mocopiトラッカーとのペアリングが必要になります。この辺の流れは従来と同じですね。

ヘッドセットとSteam VRを起動してからmocopiと接続する流れとなっているため、mocopiの準備にはヘッドセットをつけたり外したりする必要がありますが、2回目以降は比較的楽にキャリブレーションできます。慣れれば5分もかかりません!


実力はいかほど……?
VRChatで使ってみました!つけてすぐに感じるのは反応の良さ。今までのmocopiだとどうしてもラグを感じることが多かったのですが、かなり短縮されているように感じました。
ドリフトについてもかなり軽減されています。全く問題ないというレベルではありませんが、日常動作をするだけでは1時間過ごしていても気になりませんでした。感じ方に個人差はあると思いますが、レシーバーが無い状態に比べて、体感として倍ぐらいの時間はキャリブレーションなしで過ごせる印象です。
いくつか動画を撮ってみました。まずはビビデバの踊ってみた動画です。この記事のために筆者は数時間練習して撮影に臨みました……
激しい動きについていけてなかったり、足の動きが大きくなってしまっている部分もありますが、雰囲気を伝えるという点では良さそうですね。トラッキングは比較的綺麗にできているのではないでしょうか。
次はバーピーです。前回の記事でもトラッキングは出来ていましたがどうでしょうか?
足の曲げ伸ばしやジャンプ時の動きがスムーズになっている印象。レシーバーがあるだけでグッと精度が向上するのが分かります。
まとめ
レシーバーによって大幅に精度が向上したmocopi。購入して時々使っているという方は、ぜひとも購入を検討して欲しいと思います。一方で、新規でフルトラを検討している方は、mocopi+レシーバーで税込み66,000円(執筆当時の価格)となるため、価格帯としては、他のトラッカーも選択肢に入ってくるでしょう。
mocopiアプリを用いたモーション作成や、上半身優先モードを用いたVTuber活動、センサーとして用いた開発等、フルトラ以外の用途も検討している場合は購入をお勧めします!
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