Quest2、Pico4対応の充電機能付きUSBケーブルである「無限Linkケーブル」が「129製作所」さんからBOOTHにて現在発売中です!
目次
充電機能付きUSBケーブル「無限Linkケーブル」とは?
パソコン(PC)とHMD(Meta Quest2(Quest2)やPico4など)を接続してVRChatなどを遊ぶ「有線接続」を行う際、PCとHMDをつなぐUSBケーブルからはデータ通信と同時にHMDへ電力が供給されています。しかし、HMDの電力消費量が大きすぎるためPCからの電力供給だけでは足りなくなる場合があります。
そこでデータ通信用のUSBケーブルに給電用のケーブルを接続し、常に消費電力以上の電力供給を行えるようにしたのがこの「無限Linkケーブル」なのです!
筆者が「無限Linkケーブル」に出会うまでの話
「無限Linkケーブル」がVRChatなどでHMDを使用する際になぜ便利なのか。まずは筆者の個人的体験に基づいて説明していこうと思います。
1.無線接続の際のHMDの電力消費が激しかった
筆者はQuest2のユーザーであり、一年ほど前からPCVRを行っています。
PCとHMDの接続方法として無線接続(Air Link)を採用したのですが、すぐにHMDの電力消費が激しいことに気が付きました。HMDが完全に充電された状態でVRChatを始めても3,4時間連続で遊んでいたら充電切れになってしまうような感じでした。
2.充電用のUSBケーブルをどれにすればいいのか分からなかった
その後、無線接続しながら充電するためのUSBケーブルを探し始めましたが、用途に適したUSBケーブルがどれなのか分からずに苦労しました。
自分なりに調べても何が一番いいのか良く分からず、最終的に「下手にサードパーティ製の商品を買って失敗するぐらいなら」とQuest2の公式アクセサリである「Linkケーブル」を購入しました。10,780円しましたが……
3.公式アクセサリのケーブルによる有線接続でも不満が残った
せっかく高価なLinkケーブルを購入したので有線接続も試しましたが、長続きしませんでした。
その最大の理由は有線接続でもHMDの充電が減っていた事でした。
1時間に数%の減り方ではありましたが「結局充電切れするリスクがあるのに毎回PCにケーブルつなぐのも面倒だよなあ」と感じ、その後は「充電器とQuest2をLinkケーブルをつないで充電しながら無線接続」というスタイルでVRChatをプレイしていました。
とはいえ無線接続が不安定だと感じる事も少なくなく。「やっぱり有線接続の方がいいのかなあ」と思っていた矢先に出会ったのが「無限Linkケーブル」だったのです。
商品紹介
ここからは実際に「無限Linkケーブル」を使用した感想や結果について紹介していきます。
HMDとの接続に適したケーブル構造
まず、ケーブル長は5mとなっており、有線接続しながらVRを楽しむのに十分な長さとなっています。
また、HMD側の端子はL字型端子(USB TypeC)、PC側の端子はUSB TypeA(USB3.2 Gen1)となっています。
HMD側がL字型となっていることで使用中のケーブルの折れを気にする心配が少なく、またPC側の端子がTypeAというPC側のUSBスロットが比較的多く設置されているタイプの端子であることもメリットといえるでしょう。
(公式アクセサリのケーブルはPC側のUSB端子もTypeCです。筆者のPCにはTypeCのUSB端子が背面にしか付いていないので、PC側がTypeA端子である事はメリットに感じます)
安定した使用感
(後述する)給電能力の実験などのため実際に「無限Linkケーブル」を用いてVRChatに滞在していましたが、接続に不自由さを感じることは無かったです。
参考として、USBケーブルの接続テスト(PCの「Oculus」アプリ内のもの)の結果を紹介します。
HMDのバージョンやPCの環境が異なるため、「無限Linkケーブル」の販売ページ内にある商品説明書でのテスト結果(無限Linkケーブル説明書 内「Apenndix1.Quest2 USBテストの速度計測結果」)と帯域幅の数値が異なります。ご了承ください。
給電能力もばっちり!(独自の実験結果を添えて)
「無限Linkケーブル」の最大の特徴である「給電能力」についてですが、これについて独自に実験を行いましたので紹介します。
実験条件を以下に示します。
・VRChat内の同一ワールドにて同じ行動(一人でワールド内の動画プレイヤーで動画鑑賞)を20分行い、開始時と終了時のHMD(Quest2)の充電量を比較する
・比較するのは「無線接続(Air Link)」「『無限Linkケーブル』に給電ケーブルを接続しないもの」「給電ケーブルを接続したもの」の3つのケースとする
結果は以下の通りです
(それぞれ「開始時」→「20分後」の充電量を示しています)
(無線接続→給電ケーブルなし→給電ケーブルあり の順で実験を行いました)
・無線接続
100%→83%(17%減少↓)
・『無限Linkケーブル』(給電ケーブルなし)
83%→77% (5%減少↓)
・『無限Linkケーブル』(給電ケーブルあり)
72%→74% (2%増加↑)
給電ケーブルの付いた『無限Linkケーブル』が十分な電力をHMDに供給していることが分かると思います!
実験は筆者が独自に行ったものであり、動作環境などの要因で電力消費量・供給量は変化します。結果はあくまで参考程度のものである事をご了承ください。
「無限Linkケーブル」販売ページ内の商品説明書に販売者さんが行ったQuest2、Pico4の充電テスト結果が掲載されています(無限Linkケーブル説明書 内「Apenndix2.1時間使用時のQuest2/PICO4バッテリ残量推移」)ので、そちらも参考にしてください!
給電側のアクセサリもセットで購入可能!
ここまで「無限Linkケーブル」本体の紹介を行いましたが、販売ページでは給電用のUSBケーブルと充電器もセットで購入することが出来ます。
給電用USBケーブル(1m CtoC ケーブル)(給電量表示付き)
給電用USBケーブルはケーブル本体と充電器の双方をTypeC端子で繋ぐものです。
ケーブルには給電状況を示すディスプレイがついており、給電ワット(W)数やPD(PowerDelivery、USBの高速充電の規格)が適用されているかを確認することができて便利です!
充電器(PD対応)
充電器もセットでの購入が可能です。
Quest2に付属している充電器はPDに対応していないため、無限Linkケーブルに接続しても十分な電力を供給できません!(Pico4付属の充電器はPDに対応しています)
PD対応の充電器をお持ちでない方はセットでの購入が便利です。
商品価格
充電ケーブル・充電器とのセットを含めた「無限Linkケーブル」の価格は以下の通りです。
- 「無限Linkケーブル」本体
2,500円 - 「無限Linkケーブル」本体+給電用USBケーブル
3,050円 - 「無限Linkケーブル」本体+給電用USBケーブル+充電器
3,950円
充電ケーブルと充電器とのセットでも4,000円以下と、5mのHMD対応のケーブルとしてもかなりお買い求めやすい金額になっています!
まとめ
「無限Linkケーブル」は、
- HMDでVRChatなどを使用している際の充電量の減少が気になる人
- 有線接続を検討しているが、どのUSBケーブルを選べばいいか分からない人
- Quest2の公式アクセサリ(Linkケーブル)は高いと感じている人
- PCにUSB3.2 Gen1に対応してるTypeA端子はあってもTypeC端子がない(足りない)人
におすすめの商品であると思います。ぜひ皆さんも試してみてください!
販売ページ
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