『PICO 4』の進化形HMD『PICO 4 Ultra』発表。トラッカー2個でフルトラになれる『PICO Motion Tracker』は『VRChat』に対応。

2024年8月20日、PICOは中国にて、新しいMRヘッドセット『PICO 4 Ultra』及び、モーショントラッカー『PICO Motion Tracker』の発表会を行いました。

2024年9月7日:PICO XR Japan による公式情報の追記や、プロモーションビデオ等のリンクについて、YouTubeに公開されたものへの変更を行いました。

新しいMR体験ができる『PICO 4 Ultra』

『PICO 4』をベースに、CPUやパススルーカメラなどの性能が強化された新しいMRヘッドセット『PICO 4 Ultra』が発表。

https://twitter.com/PICO_Japan/status/1827179028874457358

公開されたプロモーションビデオ(YouTube)では、カラーパススルー機能を使ってオフィス空間にPCウィンドウを並べたり、飛行機の中で大画面で映像を見たりと、複合現実(MR)機能が前面に押し出されています。

コントローラは『Meta Quest 3』のようにリングのない、すっきりとシルエットになりました。

空間ビデオの撮影や視聴にも対応。最大 2048 × 1536 ピクセル、60 FPS、50 Mbps で空間ビデオを撮影することができるようです。『Vision Pro』など、Appleデバイスで撮影した空間ビデオにも対応しています。

スペック

重量:580g(前面:304g、後面:276g)
CPU:Qualcomm Snapdragon®️ XR2 Gen 2 
RAM:12GB
ストレージ:256GB
解像度:片目あたり 2160 × 2160px
リフレッシュレート:最大 90 Hz 
Wi-Fi 7に対応
トラッキング用カメラ:4台
カラーパススルー用カメラ:2台(32メガピクセル)
深度カメラ:1台
価格:4299元(※8/20時点の為替レートで約88,000円)

トラッカ―2個で安価にフルトラになれる『PICO Motion Tracker』

トラッカーを2個足首に取り付けるだけで、6点トラッキングになれるデバイス『PICO Motion Tracker』も同時に発表。『HaritoraX』と同じIMU式(内蔵センサーを使った方式)なので、ベースステーションを設置する必要がありません。また、赤外線センサーを使うことで、使用中のズレを補正する仕組みになっているようです。

https://twitter.com/PICO_Japan/status/1827903798981042503

『PICO Motion Tracker』は『VRChat』にも対応し、『PICO 4』も対応機器に含まれています。『PICO 4』を使っているVRChatユーザーにとっては、手ごろな新しいフルトラの選択肢となりそうですね。

スペック

重量:27g(ストラップ等を含まず)
センサー:IMU・赤外線
遅延:20ミリ秒
平均位置偏差:5cm
平均角度偏差:6°
バッテリー寿命:25時間以上
対応機器:PICO 4 Ultra/PICO 4 Pro/PICO 4/PICO Neo3
価格:399元(※8/20時点の為替レートで約8,200円)

中国での発売は9月2日。価格は4,299元(約88,000円)

中国での発売は9月2日(月曜日)。日本での発売予定や価格についてはまだ発表がありませんが、近日中に発表があるのではないでしょうか。続報を楽しみに待ちましょう!

※スペック及び画像は公式サイトより引用

投稿者プロフィール

やまびこ
やまびこ
2020年11月ごろにQuest2を買ったことをきっかけにVRChatにハマりました。
自分が楽しい、面白いと感じたものをお伝えできるよう頑張ります!