ホンモノの議員さんがVRChatに投票場を作っちゃった!『選挙に行こう!投票所Polling Placein Japan』

自分やおともだちの名前を実際に投票できる!?

選挙カーに投票所。
選挙のしくみを遊んで学べるVRChatワールドが登場しました。

ワールド制作者はなんとホンモノの議員、大田区議会議員のおぎの稔(@ogino_otaku)さん。
2022年6月の参議院議員選挙を機に作成したのだそうですよ。

VRで街頭演説の車に乗れちゃう!?

選挙ってなんだかちょっぴり難しそうなイメージですよね。

選挙区選挙、比例代表選挙…。
どうやって投票するの?一体なにをすればいいの?

そんな疑問に答えるべく現れたのがVRChatのワールド『選挙に行こう!投票所Polling Placein Japan』

こちらでは実際に選挙カーに乗ったり、投票場で投票をしたりして選挙のしくみを学ぶことが出来ます。

ワールドに入ると目の前に選挙カーと立て看板が用意されています。

ここでは駅前での街頭演説を疑似体験することができるようです。

看板の前にあるカメラの前に立ち、好きなボードのマスをクリック。
すると『パシャリ』とカメラがアバターを撮影し、自動でポスターを作ってくれます。

ポスターには『無限歩行を義務教育へ』『ミラー依存症との共存社会を作る』など、VRChatユーザーの間でのミームをもじったキャッチコピーがランダムで表示されますよ。

わぁい!いつもよく見る選挙看板に自分のポスターが載っちゃった!

選挙カーの隣には、自分の名前を選挙カーに表示させることができるスイッチと、街中に自分の姿をホログラムで写すことが出来るギミックのスイッチが置かれています。

こちらをクリックすると…

なんと!

自分専用の選挙カーの出来上がりです。
ビルや青空にホログラムが浮かんでるのもTHE・メタバースっぽい演出。

未来の選挙ではもしかしたらこういう事もできるようになるかもですね。

街の階段付近では公民館や投票所に向かうテレポートが設置してあります。

それでは投票所に向かってみましょう。

テレポートでワープすると、学校の体育館に降り立ちます。

お~、まさにホンモノそのままな感じです。

投票所って学校の体育館にセッティングされることが多いですが、これは投票する人が足を運びやすい場所、そして地域の公平性を考慮した結果のものなのだそうですよ。

こちらでは実際の選挙の投票を体験することができます。

まずは入り口受付で投票用紙を貰いましょう。
続いて記入机で投票したい人の名前を選択。

記入机には先ほど選挙カーのあった場所にある立て看板で写真を撮影した人の名前が反映されています。

投票したい人の名前を選択すると紙に名前が反映されます。

そうしたらあとは投票箱へポイっ!

参議院選挙は2回投票を行います。

先程のは選挙区選挙。
選挙区制は「人」を選ぶ制度です。
だれに投票したいか、候補者の名前を書いて投票します。

もう1回目は比例代表制。
こちらでは政党の名前を書いて投票します。
政党の比例区の候補者の名前をかいても大丈夫ですが、その場合政党に1票が入る形となります。

2回投票を終えると、パンパカパ~~~ン!

ファンファーレが鳴り響き、体育館のステージの上に開票速報が表示されます。

自分の投票した結果が数字で見れるのは面白いね。

公民館ではマイクが用意されていて選挙演説ごっこで遊べます。

選挙って、えら~い人が難しそうな事を話してるんでしょ?
なんて、ちょっと敷居を高く感じていた人も、こうして自分で体験してみると、なんだか選挙が身近なものに感じるんじゃないかな。

まだ投票権を持っていない若いティーンエイジャーの子も、いつか投票できる年齢になった時のためにバーチャルで投票の予行練習をしてみてはいかが?

ワールドに遊びに行く