バーチャルマーケットとは?VRの展示即売会、未来のショッピングをあなたの自宅から!

バーチャルマーケットとは…?

バーチャルマーケットとはVR空間上で行われる展示即売会の事です。
あえて現実のイベントで例えるのであれば、個人も出品できる展示即売と言う意味で『コミケ(コミックマーケット)』に近いですが、長机に作品を並べるコミケとは違い、バーチャルマーケットでは出品者が与えられた空間を自由に装飾して演出することが出来るのが特徴です。
VRChatというVRプラットフォーム内で開催されており、主に3Dモデル販売や技術販売が多いですが出品ジャンルに特に制限はなく、コミックやエッセイ、フォトグラメトリ(※1)で実店舗をVRモデル化して宣伝するといった出店も可能です。

パーティクル(※2)などの3D空間特有のギミックを使って現実では出来ないような演出で自分のブースを彩ることも可能なので、現実の即売会よりも自分の作品の個性を強く出せることがメリットです。

電子タバコのお店。煙のパーティクルで実際の煙の感じをVR空間上で再現している。

(※1)フォトグラメトリ…様々な角度から撮った写真をもとに3DCGモデルを作成する技術の事
(※2)パーティクル…3DCG空間内に大量の粒子を発生させ、それらをコントロールする技術。粒子に様々な形状や効果を割り当てることで、水しぶきや煙、炎、群集の動きを表現できる。

バーチャル空間でお買い物!

バーチャルマーケット3から実装されたギミックなのですが、VR空間内で拡張メニューを出すとブラウザを開いて実店舗の販売ページに飛ぶことが出来るようになっています。

実際にその場で買い物が出来るのは即売会の醍醐味!
自宅に居ながらウィンドウショッピング感覚で物を購入できるのはVRならではの体験です。

企業ブースも見どころ満載

バーチャルマーケットでは一般参加だけではなく様々な企業の協賛ブースがあります。
バーチャルマーケット4、パラリアルトーキョーではセブンイレブン、ソフトバンク、 Audi、Netflix、TOHOシネマズ、WEGO、伊勢店などの大手企業も協賛しており、Netflix、TOHOシネマズでは映画館を模した空間で友人と動画を楽しめたり、AudiではVR空間上で車の試乗を体験することが出来ます。

Video: ギズモード・ジャパン/YouTube

未来の展示会にあなたの自宅からも!世界中からアクセスできる夢の即売会

自宅に居ながら買い物が楽しめたり、エンターテイメントを楽しめるバーチャルマーケット。1人で遊びに行くのももちろん楽しいですし、友達とわいわい会話をしながら空間内を散策すると本当に旅行やデートに来た気分になれるので、仲の良いおともだちとVRで遊びに行く…なんていうのも楽しいですね!

またバーチャルマーケットへの出店は誰でも行うことが出来ます。現実の即売会と違い、場所に拘束されないため世界中の人々に自身の作品をアピールすることが出来るのがVR空間の魅力でもありますし、実際たくさんの海外のユーザーがバーチャルマーケットに来場しています。あなたのコンテンツが世界中の目に触れるチャンス!かも?

バーチャルマーケットはVR機器が無くてもデスクトップからでもアクセスできるので是非一度遊びに来てみてくださいね!

参考動画