タイだって“現地会場”でやってるぞ!? 『ワンダーフェスティバル2024[バンコク]』に『VRChat』のコミュニティが多数参加! 『Vket』も友情出演だ!!

夏のおまつりイベント、楽しんでますか?

話題の“リアルなイベント”に向かって方々で盛り上がりが高まっているこの夏、もちろんバーチャルライフマガジン記者の面々も準備に余念がありません。

私も記者として参加し1年が経ちました。
時の流れは早いものですが、先輩方の背中を追ってしっかりと役目を果たしたいと思います。

さあ、リアルイベントの取材は大変だぞ!!きっちりと準備しなくては!!

……え? もう始まってる??

原稿書いてる場合じゃねえ!!

近いイベント、遠いイベント、そんなの人の勝手。
本当につよい記者なら、「行きたい」と心の中で思ったその時スデに到着が完了しているんだ。

そう、僕たちは向かっている。
あの空の向こうへ。

あの空の向こうへ。

あの空の向こうへ。

ここが“リアルなイベント”の現地会場か~! ってどこだよ!!

タイのバンコクが誇る展示・会議場『パラゴンホール』だよ!!

ついにやってきました!
そう!! ワンダーフェスティバル2024[バンコク]へ!!

『ワンダーフェスティバル2024[バンコク]』とは?

『ワンダーフェスティバル2024[バンコク]』造形作業ブースの様子

ワンダーフェスティバル』は、フィギュアなどの造形物を対象とした、日本発祥の長い歴史を持つ大型イベントです。

一般の参加者でも開催日の会場に限り、既存のキャラクターをモチーフにした造形物を販売可能とする“当日版権”制度など、挑戦的な特徴のある土台を備えたイベントとして発展してきました。

そんな『ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)』がタイ・バンコクの地にはじめてやってきたのは2023年のこと。既にタイ国内では、日本のアニメ・ゲーム文化が高い人気を獲得しており、大きな期待で迎えられたのです。

『ワンフェス』会場最寄りのサイアム駅には大量の“ガチャ”が!

初回となった“2023”では、会場のステージに高橋洋子さんご本人が登場し『残酷な天使のテーゼ』を披露しました。日本の文化が受け入れられているとはいえ、イベントが行われる機会は日本と比べてみれば、それ自体が貴重であることに変わりなく、タイに住むファンの人々にとって大きな喜びだったことでしょう。

そして今年、『ワンダーフェスティバル2024[バンコク]』として更にパワーアップして開催されることとなったのです。

VRコンテンツは“デジタル造形”!タイと日本で『VRChat』を推そう!

今年のブースに掲げられた両国コミュニティの立て看板!

『ワンフェス』はあくまでもフィギュアなどを対象としたイベントです。そこでなぜ“バンコク”を取り上げるのかと言えば、それはタイと日本両国の『VRChat』プレイヤーコミュニティが協力してブース出展をしたからなのです。

とはいえ、実は前回の“2023”でもブース出展が行われていました。『Thailand Community Friend+』がサポートしたものが主となっていて、VR映像作品の展示や『VRChat』の紹介が主な内容でした。

『Vket』も友情出演? 実は“Real”と同日開催だった!?

『ワンダーフェスティバル2024[バンコク]』会場に『Vket』パラリアル大阪の映像が

本稿冒頭の茶番にお付き合いいただきありがとうございました!

……と言うのも、秋葉原・渋谷・大阪の現地会場で行われている『Vket Real 2024 Summer』と、今回のイベントは奇しくも開催日が2024年8月3~4日と完全一致していたんです。

タイのコミュニティと日本のコミュニティが体当たりの出展を果たした前回の実績によって、2024年は更なる拡大を実現。様々なつながりを生み、『VRChat』で活躍する多くのコミュニティや個人が協賛の形で同ブースへ参画することとなりました。

その中のひとつには『Vket』も存在しています!

今回は正式なブース出展という訳ではなく、あくまでも『VRChat』を紹介する内容の展示物として『Vket』の映像が提供されました。つまり、友情出演のような構図です。

『Vket Real』は回を重ねるごとにリアル会場を拡大していて、仮想会場であるパラリアルワールドは海外をモチーフにしたものも登場しています。小さな一歩かもしれませんが、こうした縁が将来の大きな舞台へと成長することを願うばかりです。

会場のステージでは『Vket』公認曲を歌う『SO.ON project LaV』の映像が大きく流れた

『Vket』には『SO.ON project LaV』という現役高校生のバーチャルアイドルグループが歌う公認ソングがあります。

バンコク会場に設置された大型ステージでは『Thailand & Japanese Community Friend+』の時間が設けられ、こちらも協賛の形で4曲のライブ映像が上映されました。同映像は『Vket Real』秋葉原・大阪会場にも登場しています。

両国のつながりは“溢れすぎた熱意”がきっかけ!?

両国が協力して出展するまでに至ったきっかけは、タイコミュニティの“溢れすぎた熱意”にありました。

初回の開催となる2023年の当初、日本の『ワンフェス』がバンコクで行われることを聞きつけたタイコミュニティは大きく盛り上がりました。

その“盛り上がり”が加熱しすぎてしまい、「とにかく出展を成功させるぞ!」とばかりに進めた結果、予算を大きくオーバーしてしまったのです。

そこで話を聞きつけたのが『Japanese Community Friends+』代表のKiwaさん。

Kiwaさん

「どうやら日本文化のイベントに参加できることが嬉しすぎて、タイの彼らは自分たちの生活用品を処分してまで費用に充てようとしていました。これがタイの熱意なのかと納得してしまうところでしたね(笑)

こうした活動は熱意から生まれるからこそ素晴らしいものになると思います。ですが、大きな無理があっては事故も起こりかねません。

そこで、私たちも参加したいという形でお声がけし、きちんとした出展となるよう協力を申し出ました。そうは言いつつ、日本から参加する私たちも熱意で走っていたのですが、前回は誰かが大きな損をするようなこともなく、無事にやり遂げられて、今回の場に繋がったと思います。

ワンフェスはまだまだ終わらない! 続報を待て!

はからずも『Vket Real』と同時開催となった『ワンダーフェスティバル2024[バンコク]』の模様をお伝えしました。

今、まさにユーザー数を伸ばし続けている『VRChat』の世界。もちろんその勢いは日本だけにとどまりません。仮想世界の枠を超えて、国際的な交流が深まることは本当に素晴らしいことだと感じます。

今年の『Thailand & Japanese Community Friend+』のブースでは、様々なコミュニティが協賛として参加していますので、次回の記事ではより詳しくお知らせします。

せっかく筆者もタイまでやってきましたので、現地の様子を紹介しつつ、全力で楽しみます!

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