日本時間2月3日午前、VRChatは2023年最初のアップデートをリリースしました。バージョンは、2023.1.1(build 1277)となります。
このバージョンでは、大きめの追加要素や修正点が含まれています。
今回は、2023年最初のアップデートについてご紹介します。
目次
マルチレイヤーカメラモード
以前までは、同じ構図で写真を撮るとき一回一回設定を切り替えて背景画像とプレイヤーの写真を撮影していて撮影時間のラグがありましたが、マルチレイヤーモードを使えば一度に「通常の写真・背景写真・プレイヤーの透過画像」が一度に撮影できるようになりました!
ちなみにカメラの操作盤も、今回のアップデートにより修正され、スクロールによる操作が復活しました。
フルトラ利用時のキャリブレーションの調整
フルトラ勢には嬉しいトラッカーの細かい調整が、VRChat内で行えるようになりました!
上のGifを複合させたのが一番左の「Adjust FBT Move&Rotate」で、上下左右回転どの方向にも調整可能です。
Quest環境でのフィンガートラッキングの改良
Quest環境のみですが、フィンガートラッキング(指トラ)の動作が快適になりました!
- ジェスチャーロックの追加:左手親指と小指をくっつけ続けるとメニューを除く移動などの操作が出来なくなるモードが追加。
- ジャンプ切り替え:フィンガートラッキング中のジャンプの有無の設定の追加。
- グラブ(掴む動作)の切り替え:グーの形(Fist)かOKのハンドサインまたはその両方で掴むようにする設定。
- キャンセルジェスチャーの追加:親指と小指をタップするとメニューが閉じられます。
以前までは、ペンを掴むとインクが出っぱなしとなっていましたが、今回からは掴んだ状態で人差し指と親指で「つまむ」動作をすることで、描けるようになりました!
その他の改良・修正点
- 音量調整のバーがより正確に
- 検索画面の修正
- カメラの操作盤のスクロールの修理
- 間違ったマイクが選択される問題の修正
さらに細かい修正点についてはリリースノートを見てね!
今後のアップデート
VRChatのアップデートにあわせて公開された「デベロッパーアップデート」では、今後の追加機能なども公開されました。
- 2018年以前のUnityからのアップロードやSDK2の廃止
- UdonとMIDI関連
- 乗り物などに乗っているときのカメラの動作の改良
- ポータルのUI(ワールド名などの表示)の改良
その他細かいことはデベロッパーアップデートを見てね!
今年最初のメジャーアップデートは、どうだったでしょうか?
アバターを使った撮影に便利なマルチレイヤーカメラ・トラッカーを個別調整・Questの指トラの改良と大きいものとして、3つ紹介しました。
2月に入り、VRChatがリリースされて7年目となりましたがまだまだ発展途上。
気になったことがあれば、フィードバックを送ってみましょう!
リリースノートはこちらから!(英語)
https://docs.vrchat.com/docs/vrchat-202311
デベロッパーアップデートはこちらから!(英語)
https://ask.vrchat.com/t/developer-update-2-february-2023/