VRChat

【VRChat 2024.1.1】2024年初のメジャーアップデート！

日本時間2月15日、VRChatはバージョン2024.1.1(Build 1403)をリリースしました。

今回のアップデートでは、目立った機能の追加はなく主に多くの不具合修正がされました。
この記事では、バージョン2024.1.1(Build 1403)のアップデート内容と前回のアップデートからのあれこれをご紹介します。

翌16日には、バージョン2024.1.1p1(Build 1405)がリリースされ、更なる修正が追加されました。

動画版はこちら

今回のアップデート内容

動画では、Straszさんがアナウンス。
  • テキストボックスに「クリアボタン」の追加。文字を一括で消せるように。
  • 同じワールド内にいるユーザーのアバターの情報がメインメニューのプロフィールからも見られるように。
追加された「Avatar Ditails」
  • 「ヘッダー」をクリックすることでページの一番上に戻ってこれるように。
「ページの上部」に戻れます。
機能をオフにすることもできます。
  • 検索画面に「グループ検索」を追加
  • ローカライズ(Tooltips)に繁体中国語が追加
  • Inviteなどを送る際のメッセージが日本語化(言語を日本語に設定している場合)されました。
    なお、メッセージを既にカスタマイズしている場合は、上書きされずにカスタム済みのメッセージが残ります。
日本語化されるメッセージ
  • Invite(招待する)
  • Invite Response(招待された際の返信)
  • Request Invite(招待をリクエストする)
  • Request Invite Response(招待をリクエストされた際の返信)
Invite等のアイコンの一覧(VRChat 2021.1.2 のドキュメントより)
  • 全体的なロード時間などの改善
  • 右メニューボタン長押しによる「緊急アバター」への変更が修正されました。
    正しくは「アバター変更中」または「ワールド読み込み中」に両方のメニューボタンを長押しすることで作動。
  • ワールドに設置してあるタイプのポータルの動作が変わりました。
サーバー・インスタンスタイプが表示されるようになりました。

2023.4.2リリース以降に公開されたあれこれ

12月7日のデベロッパーアップデート

  • VRChat Mobile がBeta版となり、VRChat Plus ユーザーでなくとも体験が出来るようになりました。
  • VRChat Mobileユーザー(とスタンドアロンVRユーザー)のネームプレートには、Androidのマークが表示されます。
関連記事Android版VRChatもBeta版となり、VRChat Plus加入無しでも体験できるように！そして「Quest」表示は「Android」に統一へ。
  • (故意・過失で)生年月日を誤って入力するユーザーが多いため「Content Gating」を一時中断(年初に復活予定)
  • サムネイルの「？」や「×」は、アバターの解析についてのマークです。
    「？」は未解析 「×」は端末をクラッシュさせるなど悪影響を与える可能性のあるアバターを意味します(誤判定もありうるので、その場合はサポートに問い合わせしてね)
    マークがない場合は合格したアバターで、ロード時に端末の負荷が軽くなります。
「？」マークの付いたアバターと「×」マークの付いたアバター
関連記事【VRChat 2023.2.2】ガイドモードやPhysBonesにぷにぷに要素などが追加！
  • 一人称視点で、髪の揺れなどが見られるようになる「VRCHeadChop」に取り組んでいます。
  • Variable Rate Shading(NVIDIAの可変レートシェーディング)について調査中。

1月4日のデベロッパーアップデート

VRCNYE2024の会場
  • VRChatの公式年越しイベント「VRCNYE2024」は大成功！
    同時接続のユーザーは106,080人を達成！
tupperさんのポスト
  • しかし米国中部標準時(UTC-6)の年越しの前後、サーバーがダウン。
    理由は、サーバーが負荷に対して問題を起こしたため。解決法を探っています。
  • 今年もサンリオVfesがあるよ！
関連記事【サンリオVfes 2024】1ヵ月続くお祭りに超パワーアップ！『SANRIO Virtual Festival 2024 in Sanrio Puroland』 2⽉19⽇より開催決定。出演アーティスト・クリエイター情報など、新情報てんこ盛りで大発表‼【VRChat】

1月18日のデベロッパーアップデート

  • (本来は予定してなかった項目だけど)年末、SDKを急いでリリースしたため、誰も幸せにならない結果になってしまった。
    VRChat Ask Forumを改編するなりで、クリエイターたちとのコミュニケーションが円滑に出来るようにする予定…(後述)
  • 今後数カ月は、クリエイターエコノミーに参加できるユーザーの選定を行う。
  • 2月末までには、申請フォームのようなものを公開予定(後述)

2月1日のデベロッパーアップデート

  • Webで「グループが建てたインスタンス」が見られるように
ページの一番下に表示されます
  • 今後「レストランのラストオーダーのように」イベント終了後などユーザーが新しくインスタンスにJoin出来ないように設定できるようになります。
    将来的には、インスタンス閉鎖による強制退出も出来るようになる予定。
動作の様子
  • Groupのロール(権限)に「RoleEveryone」が「Member」の代わりに追加される予定。
    「Member」ロールはデフォルトではなくなるそう。

VRChat Presents viv:ID CRUISE hololive Meet Asia Tour RECALL PARTY開催

「VRChat Presents viv:ID CRUISE hololive Meet Asia Tour RECALL PARTY」が開催！
詳しくは下の記事で！

関連記事Hololive IDのライブをVRChatで！『VRChat Presents viv:ID CRUISE hololive Meet Asia Tour RECALL PARTY』レポート！

VRChat 10周年！

実はVRChatは誕生10年。当初はSteamではなくDropboxでの配布でした。
10周年を記念した「VRChat Home」や「VRChat Cafe」が登場！

関連記事VRChat 10周年！「懐かしのあのロード画面」や「初めてアップロードされたワールド」が登場！

Ask forumsが刷新

クリエイター同士の交流の場として「Ask Forums」が活用できます。
技術的なことで悩んでいる場合、ここで質問してみましょう！

2月15日のデベロッパーアップデート

  • クリエイターエコノミーの申請が開始されました！
    対象は、コンテンツでのマネタイズに精通・グループやワールドにCEを追加することに興味があり、Paypalの利用が出来るあらゆるタイプのクリエイターです。
    詳細・申請は、デベロッパーアップデート内の「Seller Application – Creator Economy」から。
関連記事VRChatでの収益化システム「クリエイターエコノミー」の機能のひとつ「有料サブスクリプション」が登場！オープンベータ開始。
  • SDK3.5.1 に、クリエイターエコノミーに関する内容が追加予定。
    Store.OpenGroupPageを使い、グループの情報が簡単に開くことが出来るようになります。
  • ワールド向けの Standard Lite を改良中。
Realtime Lightを使わなくても「っぽく」出来るそう
  • メインメニューのローカライズも進行中！
    お手伝いも募集してるよ(こちらから)
デベロッパーアップデート内で公開された「日本語ローカライズ」
  • 「AnimatorPlayAudio」状態を開発中。
    アバターに仕込むことで、動きで自動で効果音が鳴ったり…いろいろと楽になるみたいです。
    詳しくは下の動画で(音量注意)
「AnimatorPlayAudio」の動作(デベロッパーアップデートより)
開発中のコンポーネント(デベロッパーアップデートより)
  • 先週からWebのログイン画面でワールド巡りが出来るようになりました！
    (馬のジャンプスケアいるかな…？)
背景の追加されたログイン画面。しばらくするとワールドが変わります。

リリースノートはこちらから(英語)

https://docs.vrchat.com/docs/vrchat-202411

関連URL(英語)

12月7日公開 デベロッパーアップデート
1月4日公開 デベロッパーアップデート
1月18日公開 クリエイターエコノミーアップデート
2月1日公開 デベロッパーアップデート
2月15日公開 デベロッパーアップデート

前回のアップデートはこちら！

関連記事【VRChat 2023.4.2】「クリエイター支援」ついに始動。安心安全を目指すフィルタリング機能や新たな代替アバター機能「Impostor」も登場！