【VRChat 2024.3.3】ワールドに貼れるステッカー・デスクトップや飛行モードでも縦向き撮影ができるように!など新しい機能が盛りだくさん!【VRChatアップデート情報】

10日14時追記

「共有」に関する設定について追記しました。

日本時間10月10日、VRChatはバージョン2024.3.3(Build 1518)をリリースしました。

今回のアップデートでは、ステッカーの追加・ステッカーなどの共有機能・チャットボックスの各種機能の追加やカメラのアップデートなどが追加されました。
この記事では、バージョン2024.3.3(Build 1518)のアップデート内容と前回のアップデートからのあれこれをご紹介します。

公式Xでのアナウンス

今回のアップデート内容

ローカライズについて

新機能のため、英語のまま表示される箇所があります。
ローカライズされた場合、語句に差異が起こる場合があります。

ステッカーの追加

VRChatのサブスクリプションサービスVRChat+に新たな特典が追加されました!

この「ステッカー」は、自身の撮影した写真や作成した絵をワールド内に自由に貼り付けて遊ぶことのできる機能です。
ステッカー用に用意しなくとも、VRCatとVRRatのオリジナルステッカーがデフォルトで9つ使えます
そして、自身で作成したステッカーは最大9つまで保存可能。

アクション(リング)メニューに新しく追加された「Emoji&Stickers」を選ぶことで、ステッカーを貼ることができます。

アクションメニューに追加された「Stickers」の項目
デフォルトでも使えるステッカーも9種!

コライダー(当たり判定)が設定してあるオブジェクトになら、いろんな所に貼り付けることができます(一部例外ワールドやオブジェクトあり)

ステッカーは、1人あたりワールドに貼れるのは1枚のみ。
貼った本人がインスタンスを離れてしまうと同時に消えてしまいます。

ポータルの設置のように自由な場所に貼れます。
貼れない場合は、赤い「×」マークが表示。
オブジェクトの曲面に合わせて貼れたり…
貼るときの「ポコン」っていう効果音がかわいい。

ステッカーの大きさも貼りたいところに近づいたり離れたりすることで変えることができます。

ワールド内に貼れるステッカーは、一人一枚。

ステッカーを非表示にすることもでき、アクションメニュー内の「Show Stickers」で全体的な表示、ステッカーを個別選択することで個別に非表示にすることができます。

ステッカーの作り方

方法は3つあり、VRChat内だけで撮影・編集をして完結させることもできます。
その場で撮った写真のステッカー化もカスタム絵文字同様にカンタン!

  • カメラの「Sticker」から撮影する方法
カメラの項目には「Sticker」が追加。
  • メインメニューの「VRChat+」タブから選ぶ方法
その場で撮る・ギャラリーから選ぶ・Webでのアップロードを選択。
  • Webからアップロードする方法
1024×1024より小さい画像で作成可能!

写真を撮って・絵を描いてワールドにステッカーを貼って遊んでみましょう!

以前バチャマガでやったような遊び方も…

ワールドでの使用禁止

ステッカーのアップロードは、ユーザーたちの良心にゆだねられており、アバターより簡単にアップロード出来てしまうステッカー機能には、悪用を考えてしまうユーザーが現れてしまう可能性もあります。
非表示や通報もできますが、アバターの身長変更やモバイルのフォーカスビュー同様、ワールド側で使用を禁止することもできます。
インスタンスオーナーの場合、強制的に消すことも可能。

Webのワールド編集画面に追加された「Sticker」の項目
ステッカーが許可されていないワールドの場合、ロックされ使えなくなります。

絵文字・ステッカー・UIテーマの共有

撮影・作成した「写真」「絵文字」「UIテーマ」そして今回追加された「ステッカー」を共有することができるようになりました!

共有方法は、メインメニューの「VRChat+」タブから共有したい絵文字などを選択し「共有」ボタンを押し、「ペデスタルを置く」または「ユーザーに直接送る」ことで共有できます。

追加された「共有」ボタンで!

「ギャラリー写真」モードで撮影した写真も共有できるので、その場で撮った写真をペデスタルを使って共有することもできちゃいます!

「ペデスタル」か「ユーザーへ直接」を選択

ペデスタルを使用する場合、出現時間を「90秒で消える」「(本人が)インスタンスを離れるまで」から。共有先を「パブリック」「フレンド」「グループ」から選択することで制限ができます。

ペデスタルは、「アバターカリング」の影響も受けます。
アバターカリングが設定されていれば範囲外になると非表示になります。

設置したペデスタルは、ポータルとは違い設置後自由に「削除」「移動」させることもできます。

ペデスタルをインタラクトすると保存できます。

「設定」の「快適性とセーフティ」の項目には、「共有」に関する設定が追加されています。
直接共有されることを許可する」「ペデスタルで共有されることを許可する」の切り替えと、「フレンドからのみ受け取る」・「全員から受け取れる」・「受け取らない(許可しない)」の切り替えができます。

設定することで「勝手に送られた」など想定されるトラブルの発生を低減させられるようです。
逆に、共有されてるはずなのに見えない場合もこの項目を設定することで見ることもできるようになります。

VRChat+についてはこちら!

「ステッカー」や「カスタム絵文字」をはじめとした機能・共有などの利用にはVRChat+への加入が必要です。

チャットボックス 2.0

  • チャットボックスの入力状況がリアルタイムで見られるように!
リアルタイムでの送信から従来通りの設定に戻すことも可能です。
  • チャットボックスがデフォルトで全員に表示されるようになりました!
  • 他人のチャットボックスを非表示にすることができるようになりました。
  • チャットボックスは、イヤーマフモードやワールドで設定された音声減衰の範囲を超えると非表示になるように。
  • チャットボックスや検索画面でのキーボードがしまえる(最小化できる)ように。
    モバイル・デスクトップ・Android VRでは最小化がデフォルト、PCVRでは最大化がデフォルトとなります。
  • チャットボックスでの不適切な表現に対してのフィルターがデフォルトで有効になりました。
フィルターのオンオフはここから
テキストボックスのフィルタリングの様子
(デベロッパーアップデートより)
  • モバイル版に「チャットボックスボタン」が登場。
マイクボタン横に追加された「チャットボックスボタン」
(画像はデベロッパーアップデートより)

カメラのアップデート

ついに縦持ち用メニューが!
  • 縦向き表示対応!
    縦向きに持つことで縦向き写真が保存されていましたが、今回から縦向きに持った場合、UIも縦向きになるように!
    VRモードでは、実際にカメラの向き(90°毎)を変えることで自動的に切り替わり、デスクトップモードでは、縦横切り替えのマークが追加されており、縦向き写真が撮れるようになります。

カメラをワールドに固定してからもカメラを回転させることで画角を変えられたり、ドローンモードを使っていても横・縦の切り替えができます。

横から縦へ!縦から横へ!(デスクトップモード)
VRでやるとこんな感じ。


カメラの「動作」設定には、カメラを傾けた際にレンズが水平になるかの設定ができる項目が追加されています。

追加された設定
  • Auto Level Roll:左右に回してもカメラは水平を保ちます
  • Auto Level Pitch:手前に傾けてもカメラは水平を保ちます
  • Roll While Flying:飛行モード中にカメラを回転させるとレンズも回転します。
  • PCのみフォーカス使用時、どこにピントが合っているかなどわかりやすく可視化できるように。
赤い斜線のオブジェクトにピントが合っている状態
可視化できるようになったフォーカスの範囲
  • Spoutを介してのストリームモードがサポートされるように。
Spout使用時のウィンドウ
  • 「招待」「招待をリクエスト」が使えない状況でも、消えずにグレーアウトするように。
「送れない理由」も表示されるように。
  • ウクライナ語がサポートされるように。

そのほかの細かな更新などはリリースノート

2024.3.2リリース以降に公開されたあれこれ

9月19日のデベロッパーアップデート

  • クリエイターエコノミー(Creator Economy)の一環として「アバター販売」に関するフィードバックを実施中。
    詳細・フィードバックはこちらから
  • 早くても10月上旬ごろにホットリンクの変更が行われます。
    この変更により、ワールドなどのサムネイルを利用するサードパーティ製アプリに影響を与えます。
  • Persistent(進行状況の保存)のオープンベータが近日公開予定!
    VRChat公式の機能「Persistent」は「セーブ」に似た機能で、まもなくやってきます!
    デベロッパーアップデートでは、Persistentを利用したワールドの一部を紹介。
    Persistentについて詳しくはこちら(英語)
  • PhysboneとConstraintについて
  • Example Centralまもなくリリース
    VCCからワンクリックで、SDKサンプルのライブラリにアクセスできるように?
    詳しくはこちら(英語)
  • 毎年恒例のハロウィーンJam、Spookalityがまもなくやってきます。

Spookality仕様 ホームワールド

Spookality仕様になったデフォルトのホームールド

10月1日から14日(PDT)まで、ハロウィーンのワールド・アバターJamの参加を募集中。
Spookality2024については詳しくはこちら

Spookarityに合わせ、デフォルトのホームワールド『VRChat Home』も模様替え!音楽も雰囲気も良い…!

10月3日のデベロッパーアップデート

  • Udonのセキュリティに関する事項
  • バッジの管理を出来るように?
    10月4日時点で、最大5種類のバッジを持つことができますが、プロフィールには最大3つまでしか表示できないため、表示の切り替えができるようになる予定。
  • XTwitterやDiscordでリンクを貼った際、アバターのサムネイルが表示されるように。
Xでの投稿の見本
  • WebからPCAndroidのアバターパフォーマンスランクが見られるようになりました。
  • インポスターがiOSにも対応するようになりました。
  • インポスター生成がアップデート。アップデートされたインポスターを適用するには再生成を。
アップデートされたインポスター(デベロッパーアップデートより)
  • ハンドトラッキングの機能がアップデート。詳しくはこちら
    クイックメニューを開く際の動作が2種追加され、アクションメニューも開けるようになります。
(デベロッパーアップデートより)

Twitch配信

今回紹介した新機能は、10月5日午前6時(JST)久々に行われたTwitchでの配信で運営の言わずもがな偉い人 tupperさん・パッチノートでおなじみ Straszさん・最近は日本人クリエイターにインタビューをしているSNS担当 Flareさんが紹介!

「パッチノートを読め」ステッカー
ステッカーをペタペタ貼り付ける運営の人たち

フィッシングサイトに注意

公式Discordサーバーでのアナウンス

VRChatを装ったフィッシングサイトが複数確認されており、公式Discordサーバーにて、注意喚起が行われました。

アドレスバーの確認・パスワード使いまわしの非推奨・パスワードマネージャーを使ってのパスワードの生成・2段階認証の導入を勧めています。

VketRealでのVRChat+プレゼントキャンペーンについて

公式Xでのアナウンス

8月3・4日にVketReal秋葉原のVRChatブースにて行われた「VRChat+1か月無料キャンペーン」のお知らせがアナウンスされました。
今回のアップデートには間に合わせたかったようですが、遅れてしまっているようです。
気長に待ちましょう!(待つよりも加入しても…?)

VketRealでの展示は大盛況…!?

リリースノートはこちら(英語)

https://docs.vrchat.com/docs/vrchat-202433

関連リンク(英語)

9月19日公開 デベロッパーアップデート
10月3日公開 デベロッパーアップデート

New VRC+ Feature: Stickers & Sharing! – VRChat Help Desk

前回のアップデートはこちら!

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無言勢として、鏡文字を描いてます。