【VRChat 2023.2.4】アバターの大きさ変更機能や多言語ローカライズ追加などが登場!

日本時間8月1日朝、VRChatはバージョン2023.2.4(Build 1319)をリリースしました。

今回のアップデートは、アバタースケーリング・多言語ローカライズなどが追加されました。
この記事では、バージョン2023.2.4(Build 1319)のアップデート内容と前回のアップデートからのあれこれを紹介します!

Tupperさんが説明するビデオパッチノートはこちら

今回のアップデート内容

アバタースケーリングの実装

以前からフィードバックなどで提案されていたアバターの大きさを変更する機能「アバタースケーリング」が実装されました。

従来は、アバターにギミックを仕込んで大きさを変更するのが一般的でしたが、ギミックを使わずにVRChat内だけで大きさが変更できるようになりました!

このアバタースケーリングは、リングメニュー「Expression」→「Quick Actions」から入ることが出来ます。

最大5mから最小0.2mまで0.01m単位で設定可能。

アバタースケーリングを変更時、自身の大きさが分かるようにフルトラキャリブレーション時のミラーのように確認が出来るようになります。

VRChat全体でデフォルトで有効になっており、設定をすることで自身のワールドでは無効にすることも可能。
ワールドの管理画面の「Avatar Scaling」を無効にすれば自身のワールドではアバタースケーリングが無効になります。

「アバタースケーリング」が使えない場合は、メニューがロックされています。

ユーザーを選択した際のメニューの項目にも追加がされており「Match Eye Height」を選択すると、選択したユーザーと同じ目線になるようにアバターの大きさが同じになるように変更されます。

「Match Eye Height」を選択すると…

PCユーザーは、目線を合わせる際「OVR Advanced Settings」などの外部ツールを使っていましたが、この機能はQuestユーザーでも、アバターの物理的な大きさを変えることで目線を合わせられるようになります。
これに伴いGoGo Locoなどのアバターの大きさを変更するギミックを使ったものは使えなくなります。

Udonを使ってアバタースケーリングを細かく設定を行えるようにもなります。詳しくはドキュメント(英語)へ。

多言語ローカライズ!

以前からアナウンスされていた「Tooltips」と「ログイン画面」の多言語対応が正式に追加されました!

ログイン画面での言語選択
今回追加された言語
  • フランス語
  • スペイン語
  • イタリア語
  • 韓国語

今回の翻訳は、機械翻訳ではなく各国の話者が翻訳をしているので、クオリティは一定程度保たれている模様です。

スペイン語に変更してみた。
計5か国語に対応!

日本語とドイツ語については、鋭意翻訳中(お手伝いはこちらから)
今後のアップデートで追加されます。

その他

  • クイックメニュー「Here」タブのユーザーの表示が簡易的になりました。(正式リリース直後では、一部の人のみに試験的に提供されます)
  • クイックメニュー「Settings」タブが、メインメニューと同じようなレイアウトになりました。
アイコンから英文中心となったので、正直わかりづらくなったかな…
  • 「Settings」内で検索できるようになりました!探し物はなんですか?見つけにくいものですか?
ある程度のスペルミスも補完してくれます。
  • ネットワークの問題によって切断された場合、ホームワールドではなく最後のインスタンスに戻るようになりました。
  • アバターやワールドの説明文が、長くても全文読めるようになりました。
  • アバターのデータは、誰も使っていない場合60秒でメモリから消えるようになりました。
  • Kick投票の結果が通知されるようになりました。
  • PhysBonesのコンポーネントなどが256個までに制限されました。
  • アバタースケーリングに伴いSDKにUdonをたくさん入荷しました。
    ドキュメントを見てね。

その他の細かい追加・修正などはリリースノートをご覧ください。

前回のアップデート以降のデベロッパーアップデートなどのアレコレまとめたものは次のページへ!