VRChatの始め方!そもそも、どういう端末で遊べるの?【2025年1月版】

仮想空間でユーザーとのコミュニケーションやゲームワールドで遊んだりして楽しむことのできる「ソーシャルVR」として、人気を博している『VRChat』。
実はパソコンやVR機器以外にも数多くの環境で遊べるのをご存知でしょうか?

今回は、意外と知られていない?「VRChat」で遊べる環境をカンタンにご紹介します!

VRChatのホームページでの対応機種表示

スマートフォンで!

前もってお知らせします。

スマートフォンをゴーグル代わりにして使う「スマホVR」では遊べません!

Android端末

Androidスマートフォンでの動作の様子

「スマホVR」としては遊べませんが、対応機種であればお使いの「Android搭載スマートフォン・タブレット」で遊ぶことができます。
ただし、アプリの利用にはある程度のスペックが必要であり、2025年1月時点では「オープンベータ」版でのリリースとなっており、不具合も発生しやすくなっています。

スマートフォン版の特徴として、ワールドに入る前に「フレンドのログイン状況」などの各種情報が知れるページを利用することが可能。VRChat内に入っていなくても招待の通知が届きます。
ボイスチャットを利用する際、スマートフォンでは生活音や反響音が入りやすいので、外部マイクの使用が推奨されます。

アバター・ワールドに関してはAndroid(Mobile)対応」したコンテンツのみ利用可能になります。
Very Poor(非常に負荷のかかる)」アバターに関しては一部表示することができません。
(少し前までは、表示が一切できませんでしたが執筆時点では制限が緩和されたようです)

ダウンロードはこちらから

iOS・iPad OS端末

筆者のiPhone XS

Apple社の「iPhone」や「iPad」でも遊ぶことは出来ます…が、2025年1月時点では「クローズドベータ」でのリリースとなり、一般の人は基本的に利用することができません。
目安として現在クローズドベータでの推奨環境は、6GB以上のRAMを搭載している「iPhone12以降・iPadの一部デバイス」が要求されています。
執筆時点で、コンテンツについては「iOS対応」する必要があるようです。

Apple端末で遊びたい方は、正式リリースまで待ちましょう。(ですが他にも方法が…後述)

VR機器単体で

俗にいう「スタンドアロンVR」として呼ばれている端末で遊ぶ方法です。
パソコンに繋げなくても「VR機器のみ」でVRChatで遊ぶことができます!

しかし、スペックの関係でパソコン環境に比べて(Android端末よりは緩和されているものの)制限がかかってしまいます。
アバター・ワールドに関しても、先述のAndroid端末同様Android(Mobile)対応」したコンテンツのみ利用可能です。

VR機器の強みは、手と頭(6DoF)が自由に動かせること!
ボディーランゲージを使うことができるのが非常に大きいメリット。

Meta Questシリーズ

左から「初代 Oculus(Meta)Quest」「Meta Quest 2」「Meta Quest 3/3S」

「Meta Questシリーズ」は、「Meta(旧:Facebook)社」の販売しているVR機器。
以前まで「Oculus Questシリーズ」として販売していました。

現在は「Meta Quest 3」と派生型の「Meta Quest 3S」が主流。他に対応しているのは「Meta Quest 2」「Meta Quest Pro」の計4機種。

PICO 4シリーズ

PICO 4の外観

「PICO 4シリーズ」は、PICO社が開発。日本では「Pico Technology Japan株式会社」が発売するVR機器。
現在は「PICO 4」に加え、派生型の「PICO 4 Pro(日本未発売)」と「PICO 4 Ultra」が対応。

PICOは「PICO Motion Tracker」の発表などVRChatユーザー向けの露出・進出を積極的に進めています。

VRChat社 CTO Jesse Joudrey氏もPICOの公式動画に登場。

VIVE XR Elite

HTCから発売されている「VIVE XR Elite」からも遊ぶことができます。
前述の「Meta Quest」「PICO」と比べると大きく軽量化されており、その軽さからバチャマガメンバーがとある「挑戦」した端末にもなります。

パソコン単体で

パソコンのみで遊ぶ場合は「Windows」搭載のパソコンにSteam経由でVRChatをインストールをします。
「デスクトップモード」は、スペックが強くなくてもある程度は遊ぶことができますが、VR機器を接続して遊ぶ「VRモード」はある程度のスペックが必要です。(次項参照)

操作には、キーボードまたはゲームパッド(コントローラー)が利用できます。

Steamでのシステム要件

※Macでも「Boot Camp」を利用することで遊ぶこともできるようですが、推奨はしません。

ゲーミングPC+VR機器で

先述の通り「デスクトップ」の場合は、ある程度のスペックのあるオンボードパソコンでも遊ぶことができますが、VR機器を接続する場合は高スペックなパソコン「ゲーミングパソコン」が必要になります。

先述のスタンドアロンVR機器「Meta Questシリーズ」「PICO 4シリーズ」に加え、PC接続型の「HTC Vive」や「Pimaxシリーズ」「PlayStation VRシリーズ」などのVR機器を接続することで遊ぶことができます。

しかしVRChatは、パソコンに対して要求されるスペックが青天井のため、ある程度の妥協が必要で、アバター・ワールドの軽量化などの最適化や自分のパソコンに見合ったグラフィックなどの設定をすることが求められます。

NVIDIA GeForce NOW

最後に紹介するのは、グラフィックボードでお馴染みのNVIDIA社が提供する『NVIDIA GeForce NOW』というクラウドゲーミングサービス。

この『NVIDIA GeForce NOW』は、スペック不足のパソコンやApple端末(Mac・iPhone・iPad)などの今までに紹介した端末を始めとした様々な端末で、ゲーミングパソコンでしか遊べなかったゲームが遊べるようになり、VRChatも例外ではありません。

スマートフォン・タブレット端末の場合、別途ゲームパッドなどのコントローラーが必要になります。
十分な通信環境を用意すれば、携帯電話回線(4G)でも細かい点を気にしない限りは、問題なく遊ぶことができます。

ただし、執筆時点ではVRモードで利用することはできません。
(※VR機器のブラウザ経由ではデスクトップモードとして利用可能)
1月中に公式アプリ経由でのVR対応するといったアナウンスも…?

CES2025内で、「RTX50シリーズ」とともに発表された模様。
Xでの投稿はこちら

今まで環境のせいで興味があってもVRChatで遊ぶことを諦めていた人がいるかもしれないですが、現在のVRChatはアバターのアップロードなど制限はあるものの、様々な端末で遊ぶことができるようになっています。
ここで紹介した端末・サービスを駆使してVRChatの世界を楽しんでみましょう!

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Note(のーと)
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無言勢として、鏡文字を描いてます。