AppleがMRデバイスを発表…!?AppleのWWDC23を仮想世界から見届けました!

日本時間6月6日午前2時(現地5日午前10時)、AppleはWWDC23を開催しました。

WWDC23とは?

Worldwide Developers Conference(世界開発者会議)の略、Appleの新製品発表やソフトウェアアップデートの発表など、毎年6月ごろに開催される(主に)開発者向けイベントです。

日本では深夜ということで、WWDCで発表された内容は朝のニュース番組で大々的に取り上げられたり。

今回のWWDCでは「MacBook Air」「Mac Studio」「Mac Pro」「各デバイスの新しいバージョンのOS」などの発表などが行われましたが、「バーチャルライフマガジン」は(VRヘッドセットを接続するのはだいたいWindows PCということもあり)新型MacやOSは専門外の分野です。

しかし、なぜ今回Appleのことを取り上げたのか…

AppleのMRなヘッドセットが発表する…?

そんな情報が広まっており、真相を知るためWWDC23を深夜遅くまで注視するのであった…

MR(Mixed Reality)とは?

ざっくり言うと、Augmented Reality(拡張現実)とVirtual Reality(仮想現実)合体させたもので、AR(拡張現実)よりも進化させた現実世界と仮想世界が複合したもの。

既存のヘッドセットとしては「Windows MR」などが挙げられる。
先日発表のMeta Quest 3にも、MR要素がより多く追加されるようです。

WWDC23を見てみよう!

https://twitter.com/MoomA_0750/status/1657687215135424512?s=20

夜も深まった6月6日午前2時前、VRChatのAppleファンたちが集まりWWDC23をみんなで見ようというイベント「WWDC23同時視聴会」が開催されました。

昨年のWWDC22のときも開催。皆さん発表される情報に大興奮。

いざWWDC

午前2時前にも関わらず、WWDCをVRChatで見ようと、続々と参加者が集まってきます。
「今回、どんなものが発表されるか」といった予想もされ、開始前から盛り上がっています!

「りんご」が映し出されているスクリーン。

そして午前2時、配信が開始。
新MacBook Airの発表やMac Proのスペックや値段などに驚愕しつつ、発表されるApple製品や機能に釘付けの参加者のみなさん。

「もし、これ買ったらどう使おう?」「この機能待ち望んでた!」など想像を膨らましながら楽しんでいます!

「Hey」の取れたSiriや…
「デススト」をプロデュースする小島秀夫氏が登場したり。

こんな感じで感想を言い合いながら楽しみつつ、開始から約1時間が経過。新MacやOSの発表が一通り終わり…

ついに…!?

噂でなんだかんだと言われていましたが、運命の発表が行われました。

一通り紹介し終えてからの…「One more thing…」
Appleの新デバイスの名は「Vision Pro」

「今日は、コンピュータの歴史にとって新たな時代の幕開けとなる記念すべき日となるでしょう。Macが私たちにパーソナルコンピューティングをもたらし、iPhoneがモバイルコンピューティングを実現したように、Apple Vision Proは私たちを空間コンピューティングの世界へと導きます。Appleが数十年にわたって生み出してきた革新的な技術を受け継ぎながら、大きな変革をもたらす新しい入力操作システム、数千もの画期的なイノベーションを実現するVision Proは、これまで生み出されたどのようなものとも異なる、時代の数年先を進む製品です。Vision Proはお客様に驚くような体験を届け、デベロッパの皆さんにエキサイティングな新しい機会を提供します

ティム・クック氏の発言 Apple Newsroomから引用
「Vision Pro」をまじまじと見つめる一同
ダイヤルを調整することでVRな切り替えもスムーズにできるみたい。

Vision Proは目の動きと手の動き(アイトラッキング・ハンドトラッキング)と声を使い操作し、コントローラーは必要ありません。
ヘッドセットには、LiDERスキャナやTrueDepthカメラなどセンサー類も数多く搭載!

発表時「使用者の顔が見えるのでシースルーなのか…?」と言われていましたが、情報が分かるにつれて「いや、パススルーでは?両面にディスプレイがある…」と常々驚きが起きます。

上の写真のように顔を読み込ませて生成した顔が外側のディスプレイに表示されるようです。

シースルーではなくパススルーみたい。
Touch ID・Face IDに次ぐ生体認証「Optic ID」を採用
Vision Proは、みなさんお馴染みのUnityと連携。
「VR睡眠じゃん!!」と湧く会場

上の画像は「星空を眺める体験」をしている様子。
VRChatユーザーからしたらVR睡眠と同義…?

その他、ヘッドセットを付けたまま飲食をするなどの場面がありましたが、VRChatユーザーはAppleの想像する世界より先を行っているみたい?

価格発表。

3499ドルという販売価格が発表されると「やっぱりそれくらいはするよね」「でも、高い…」といった声があがり、Apple好きの人からしても流石に高いようでした。(1ドル140円ですしね…)

Vision Proのスペック
  • 内蔵チップ:M2+R1のデュアルチップ
  • OS:Vision OS
  • ディスプレイ:マイクロOLEDディスプレイ 両目で2,300万ピクセル
  • 生体認証:Optic ID(虹彩認証)
  • 価格:3,499ドル(6月6日のレートで約487,000円)
  • アメリカでの発売日:2024年初旬
  • 他の地域での発売日:2024年後半

今回のWWDC23で発表された内容についても、一応書いておきます。
Vision Pro以外で気になった内容は、iOS 17でのiPhoneスタンバイ機能の追加ですね…これはiPhoneのロック中、時計などが表示される機能です。

今回紹介された内容
  • M2チップ搭載 15インチMacBook Air
  • M2 MAX・Ultra搭載 Mac Studio/M2 Ultra搭載 Mac Pro
  • iOS 17
  • iPad OS 17
  • Mac OS Sonoma
  • AirPods Pro/tvOSのアップデート
  • Watch OS 10
  • Vision Pro
最後は、Appleのロゴの前でみんなで記念撮影!

まとめ

ということで、AppleのMRヘッドセット「Vision Pro」でした。
お値段はかなりお高めで、VRヘッドセットとして遊べるかは不明ですが、発表したヘッドセットを「空間コンピュータ」として発表をしたAppleの力の入れ具合が伺えます。
「Pro」とついているので、将来的にProを外した大衆向けのデバイスとして新たにリリースされるのでしょうか…?

今回発表されたVison Proが今までの製品同様成功するかは未知数ですが、業界には大きな刺激となりそうですね!

参考サイト

Apple WWDC23(日本語)
Apple Newsroom Apple Vision Proが登場 — Appleが開発した初の空間コンピュータ
Apple Vision Pro(英語)

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Note(のーと)
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無言勢として、鏡文字を描いてます。