2025年末-2026年始のVRChatが公開した情報を見てみよう!【VRChat公式情報まとめ】

2026年が始まって、数週間が過ぎました。年末年始はどう過ごしましたか……?

情報をあまり追えてない!何があったの?といった方に向けて、「バージョン 2025.4.2」のリリース後である12月~1月中旬までに、いくつかのジャンル分けをしてVRChat公式から発信された情報をまとめたものをご紹介します!

それ以前の情報はこちら

普段は、VRChatのアップデートと共にデベロッパーアップデートなどの公式が公開する情報をまとめたものを公開中。

なおSNS上では、今回紹介する内容の一部に関する正確性に欠けた情報が流れてくることもありますが、鵜呑みにせずにVRChat公式の情報源を確認することも大事です。

アイテム関連

期間限定販売アイテム その1

ショップでは、「December 2025」と題した冬がテーマのアイテムの数々が販売されています。
筆者的目玉は、VRChat内でどこでもいつでも使える公式のペン「Frosted Scribe」。30秒で儚く消えてしまいますが、いつでもどこでも使えるペンが登場しました。

そのほか、氷で出来たポータルや攻撃力の高そうなワープエフェクトなどがラインナップ!詳しくは下の記事で!

販売期間は2月6日午前6時まで!

期間限定販売アイテム その2

バンドル「NYE Celebratory Bundle」のバナー

そして、新年などのお祝い事にピッタリなアイテムの数々「New Year’s Celebration」が登場!

ポータルやワープエフェクトのほか、おみくじ箱といった日本人にはなじみ深いものや、花火も数種類用意されており、新年のお祝い以外にも活躍しそうなアイテムが目白押し!

販売期間は「December 2025」のアイテムと同様の2月6日午前6時(JST)まで!

VRC+ユーザー限定配布アイテム

VRChatのサブスクリプションサービス「VRC+」に加入しているユーザー限定に「New Year’s 2026 Bundle」が配布されました。
このバンドルは、パーティーグッズで見るメガネ「2026 Glasses on a Stick」・クラッカー「Party Popper」・花火で出現するワープエフェクト「Woo-arp Effect」が入っています。

キラキラした手持ちメガネ「2026 Glasses on a Stick」

「Holiday Event 2025」キャンペーンの一部見直し

先月から元日まで開催されていた「Holiday Event 2025」でのキャンペーン企画のひとつ「Community Spirit Reward」に関するアナウンスがされました。

キャンペーン開始時のページ

企画自体は、目標20万ギフトのうち96%という達成率となりましたが、ユーザーと運営側の認識のずれが発生してしまっていました。
キャンペーンの精神を尊重するという点でカウントの見直しが行われた結果「Community Spirit Reward」は達成ということとなり、報酬の「Winter Cheezer」がユーザー全員に配布されることとなりました。

「Winter Cheezer」で雪を降らそう!

VRChatの安全性に関して

12月18日のデベロッパーアップデート

  • VRChatで年越しの瞬間を迎えてみませんか?VRCNYE2026ワールド鋭意制作中。
  • 1月のVRC+ユーザー向けの特典に「ワールドのお気に入り件数の倍増」「ユーザーネーム変更時のクールダウンの短縮」「過去最大規模のコンテンツ配布」を予定。
  • アバタータブ内の「探索(Explore)」を順次廃止予定。ショップ(Shop)に統合されます。
「探索」の項目が削除されたアバタータブ
  • クリエイター向けのバグ修正。高解像度のサムネイルをアップロード時の不具合の修正やVCCが2.4.5に更新されました。

これより下のモデレーションに関する記述については、意訳と文章の省略があります。
原文を参照したい場合はこちら

  • モデレーションシステム「AIによる規制」について
    SNSなどで多く飛び交っている「AIを使ってのモデレーション」に関して、VRChatでは「AIによる一斉規制(AI Ban Wave)」は存在していません。3Dモデルを解析し、NSFWといったコンテンツを自動検出するAIシステムは導入していません。
    コンテンツに関するモデレーションは、すべてユーザーからの報告に基づいてすべて人の手で行われています。
    絵文字やステッカーに関しては、機械学習(Machine Learning)を活用したツールを使い、一部の違反行為を検知していますが、ユーザーのアカウント停止をする機能はありません。
    2026年以降は、画像やテキストなどに対象を広げ、ツールを活用していく予定です。
    人々がAIに対し懐疑的であるのを十分認識し、対応しています。
    いかなる場合でも、判断を下すのは人間です。
プリントなどは機械学習により、違反と思われる画像が検知されます。
  • モデレーションシステム「パブリック・プライベートアバター」について
    アバターがパブリックとして設定している場合は、性的な内容を含む要素をすべて削除する必要があります。
    プライベートアバターを使用する場合、パブリックインスタンスや参加者全員の同意を確認できない空間において、性的に露骨な機能を使用しないことはアバター使用者の責任となります。 さらに、これらの機能が誤作動を起こしたり、同意していないユーザーに対して誤って表示されたりしないよう、十分に注意する責任があります。
    パブリックな空間でそういったアバターを使わないのが最善の方法です。
パブリックアバターの一覧
  • モデレーションシステム「プライベートインスタンスと悪意ある通報」について
    プライベート空間における、悪意をもった通報行為について。
    グループ・インスタンス管理者などは、使用されているコンテンツが適切か注意深く確認する必要があります。
    コミュニティガイドラインにおいて、VRChatは「挑発的な行為の制限は、参加者全員の同意がある場合に限り、プライベートインスタンスでは適用されない場合があります。(provocative behavior restrictions may not apply in Private instances, as long as everyone present consents.)」と定めています。
    責任者(イベントスタッフなどのインスタンス内での統括する立場の人物)は、参加者全員が同意していることを確認する義務があります。
    グループなどのルールを掲示するなどして、常にご自身の最善の判断をしてください。参加者が「何に参加するのか」を確実に理解させることは主催者の責任です。
    この方法は、最善とは言えず脆弱な面があることは認識していますが「悪意のある報告」からユーザーを保護するとともに、プライベートインスタンスやイベントを運営する立場にある者の責任の重要性を認識させる目的を果たします。今後も継続的にシステムとポリシーを改善し、悪意ある通報行為のリスクをさらに低減する予定です。
クイックメニューの通報画面
  • モデレーションシステム「異議申し立ての現状」について
    「異議申し立ての処理に数週間かかっている」「理由なくアカウントが停止された」といったコメントを見かけることがあります。
    VRChat社のTrust & Safety Teamは異議申し立てのチケットを48~72時間以内に処理しています。チケットが確認できない場合は、メールボックスを確認するかサポートトータルでチケットを確認してください。
    SNS上では「何もしていないのにアカウントが停止された」と主張する投稿がありますが、違反行為が存在することがほとんどです。
    VRChatでのアカウント停止・永久追放は、他のゲームプラットフォームの一時的な利用制限とは全く異なる事態と認識しており、多くの人々にとってVRChatは第三の居場所としての役割を果たしています。ユーザーに及ぼす影響を十分に理解しているため、可能な限りそのような事態を回避できるようサポートしたいと考えています。
    アカウント停止などを受け、不当と思った場合はhttps://vrch.at/moderationで異議申し立てを行うことが出来ます。何が起こったのか正直に説明をしてください。人間のスタッフが必ず内容を確認します。
  • モデレーションシステム「今後の方針」について
    VRChatは、大人が大人らしく振舞える場であり、クリエイターが自由に創作できる場であり、コミュニティが健全に発展できる場であり続けることを目指しています。
    同時に、VRChatのパブリックな面を誰もが安全に利用できるようにすること、コミュニティが成長するにつれて適切に規模を拡大していくことも重要です。
    モデレーションに関するメッセージの改善に取り組み、ユーザーの疑問を解消できるよう努めています。近日中にはいくつかの重要な変更も実施予定です。

まとめると
AIを使用し、ユーザーのBANは行っていない。すべて人間の手で行っている」
パブリックアバターにNSFW要素を含めない
「プライベートアバターであってもパブリックインスタンスなどでは、誤作動などの懸念から使用は推奨されない
「グループインスタンスでは、権限のあるユーザーがグループのルールを明記するなど対応して管理を行う」
何もしていないのにBANされた は、何かしらの違反行為があることがほとんどである。内容に関しては人間がすべて確認している
と語られました。SNSで飛び交う一部の憶測を否定し、正しい情報をVRChat公式として発信した形にもなりました。
関連として、次項の「VRChatの安全と自由と未来」にも繋がります。

「VRChatの安全と自由と未来」

12月19日、VRChatは「VRChatの安全と自由と未来」についての記事・動画を公開しました。

記事・動画内では、VRChatが直面する安全性などに関する課題について語られています。この項目では、訳をしつつ内容を紹介。

VRChatが成長するにしたがって出てくる、インターネットにおける壁「いかにして、自由で独創的で、かつ開放的なプラットフォームを育成しつつ、すべてのユーザーにとって安全な環境を維持できるか?」をどう実現していくか語られています。

こちらの「VRChatの安全と自由と未来」についても、意訳と文章の省略があります。
原文を参照したい場合はこちら


安全と自由の両立

VRChat社は、過去18か月でTrust & Safety部門への投資を拡大・体制の強化・社内ツールの改善をするとともに、Tech Coalitionといった業界団体にも加盟。
安全性に関するインフラ全体を包括的に改善することを可能にするため、今後12か月でさらに投資額を倍増を予定。

Tech CoalitionのAssociate membersに名を連ねるVRChat社

2026年の重点課題として、VRChatならではのプライバシーと自由を損なうことなく、オンラインソーシャル空間における深刻な問題、特に悪質な行為やグルーミング行為に対処することを課題としました。

VRChatでは、安全性の強化と自由の確保という難しいバランスに直面しています。
安全性に注力すれば、VRChatの本質を損なってしまうほど過度に規制してしまう可能性があり、反対に自由の確保に力を入れるとコミュニティを守ることが出来ません。

解決策としては、両方を同時に実現することです。

VRChat上で異なるシーンやユーザー層をより明確に区別することで、広くアクセスできる空間においても、大幅に強化された安全性を適用しつつ、クリエイティビティなどのための自由な空間も構築できるようになります。

今後の計画

今後の計画として2026年前半に、現在運用されているコンテンツゲーティング(Content Gating)と年齢確認(Age Verified)システムに新たな基準が導入予定です。

コンテンツゲーティング

コンテンツゲーティングの設定画面

コンテンツゲーティングでは、ワールドやアバターに付けられた「タグ」に基づいて、アクセスの制限を行います。
一部のコンテンツに関しては、年齢確認が必要になる場合もあります。

この変更は、パブリックインスタンスにおけるコンテンツの基本的な安全性の基準を確立することを目的にしています。
パブリックや年齢確認ができていないインスタンスでは、一般向けに適した内容(NSFW要素のないコンテンツ)である必要があります。
この変更により、基準が明確化されるとともに、コンテンツの表示が許可される場所や内容が具体的になります。そして、ユーザーが誤って成人向けや連想させるようなコンテンツへのアクセスを防ぐ手段ともなります。

年齢確認

年齢確認済のステータス変更画面

ユーザーが年齢確認を「難しい」「費用が高い」と感じてしまうと、年齢確認のシステムは機能しない。そのため、出来る限り多くの成人が年齢確認を利用できるようになる必要があります。

この目的を達成するため、VRChatは年齢確認システムをより利用しやすくするため、ユーザー負担のコスト低減に取り組んでいます。  

現時点では具体的な価格設定は決まっていませんが、第三者機関による年齢確認のコストを可能な限り最小限に抑えるため、交渉や提携、システムの最適化を通じて価格引き下げに取り組んでいます。
今後も継続的にコスト削減に努めます。
財政的に可能であれば、私たちの長期的な目標はすべての人にとって無料で利用できるようにすることです。

問題行動への対処

コンテンツゲーティングは、万能ではないのは明らかで、システムで非表示にできても、悪意のある人間の行動を防ぐことは出来ません。

オンラインソーシャル空間における、安全性を脅かす最も深刻な問題は、人間の行動です。

この問題に対処するために、「問題の発生後の対処」だけでなく「被害を低減させる」ようなユーザー間の交流システムの改善に注力。

  • ユーザーの出会い方の改善
    発見機能とソーシャルシステムの改善で、ユーザーの求めるコミュニティを見つけやすくすることや本来交流すべきでないコミュニティを自然に分離できるようになります。
  • コミュニティリーダーの権限強化
    グループオーナーやモデレーターがルールを守り、悪意のある人間に対して一貫した対応がとれるように、いままでよりも強力なツールを提供する方法を検討中。
  • 違反行為の対応体制の強化
    通報システムのプロセスを最適化、より迅速かつ効果的に対応できるように改善を進める。

この対策は、すべての人にとってVRChatを安全なプラットフォームにするための改善策です。

これらは、大きな取り組みであり、反復的なプロセス(イテレーション)となります。
方向性については、確信を持っていますが間違いを犯してしまうこともあるでしょう。悪意を持った人間を抑止しつつプライバシーと表現の自由を保護するために、最適な方法を学びながら、調整・改良していく必要があります。


VRChatは、2026年前半にユーザーの安全と自由を守るために既存のシステムの大規模な改善を予定しています。
年齢確認にVRC+が必要だったり、情報の周知など課題はありますが、安全と自由のバランスが取れて、新規ユーザーもヘビーユーザーも安心安全に楽しめる空間になることを望みます。

VRChat New Year’s Eve 2026

NYE2026開催!

ワールドの様子

毎年の恒例行事となっているVRChatの年越しイベント「VRChat New Year’s Eve 2026」が開催。
今回は、中世ヨーロッパ風なエッセンスが加えられており、ワールド内にそびえる塔にはドラゴンが鎮座。

年越しの瞬間をVRChatで過ごしたユーザーたちは、大いに盛り上がりました!

同時接続数、今年も更新!

アメリカ東部標準時(EST)の年越しの様子

そんな今回の「VRChat New Year’s Eve 2026」ですが、VRChatの最大同時接続数が更新されました。
tupper氏によると、アメリカ中部標準時(CST)でのピークで記録した数値は148,886人ということで、昨年の記録を1万人ほど更新(一昨年からは4万人強増)したことになります。
一時Steamの同時接続数ランキングにもトップ10入りをしていたとのこと。

非公式ながらもユーザー数の推移を見られるサイト「Grafana」のデータでは、14時55分(JST)/23時55分(CST)頃が最もピーク(148,875人)となっています。

日本時間12月31日-1月1日のGrafanaでの推移
(富士山みたいな形の箇所が東アジアのピークタイム)

東アジア(日本・韓国・台湾など)での年越し時間帯のユーザー数の伸びも顕著で、昨年比でおよそ2万人の増加が確認できます。(一昨年比では5万人増)

Grafanaで確認できるピークは、アメリカ中部標準時(CST)23時55分頃。

「2026.1.1」オープンベータ実施中!

今年最初のアップデート(バージョン 2026.1.1)がまもなく登場?現在オープンベータ実施中!アップデート内容をほんの少し紹介!
気になる方は、オープンベータを試してみては?

VRC+ユーザーは「ワールドのお気に入り数」が倍増!?
味気なかった「エラーワールド」に色が付きました!

VRChat12周年!

VRChat Home」に登場した12周年を祝うケーキ

VRChatは1月16日(アメリカ時間)をもって、12周年となりました!VRChat Homeには12周年を祝うケーキが登場!
SNSで「#VRC12years」で投稿して、VRChatの12周年を祝おう!

関連リンク(英語)

12月18日公開 Developer Update – December 18 2025

12月19日公開 Safety, Freedom, and the Future of VRChat

投稿者プロフィール

Note(のーと)
Note(のーと)
VRChatに住む無言勢。
主に鏡文字とVRChatのアップデートについて書いてる人。