Quest3/3Sでも有線VRプレイでバッテリー切れなし!無限LinkBOX販売開始【寄稿】

VR関連アクセサリーの開発・製造・販売を行う129製作所は、2025年10月31日より「無限LinkBOX」の販売を開始します。
「無限LinkBOX」はQuest2/3/3SおよびPICO4/4 Ultraの各HMDとPC間の間に接続し、PCのみでは不足する給電能力を強化するデバイスです。
有線VRをプレイしているのにバッテリーが切れる、という問題を解決します。

無限LinkBOX単品:8,900円(税込)
無限LinkBOX+5mCtoCケーブルセット:9,980円~(税込)

販売ページ:https://129mfg.booth.pm/items/7349862

Quest3/3Sでも有線VRプレイ時間無限

これまで、Quest3/3Sは給電にHMD付属の充電器と5m程度のUSBケーブルや、現在弊ショップで販売中の「無限Linkケーブル」、類似の給電機能付きケーブルなどを使用しても本体の充電制御の動作(※1)により、稼働時間に制約がありました。

129製作所では、この問題を解決するために昨年「無限給電アダプタ」を開発しました。ただしこちらは給電のみに特化したもので、PCとの有線VRに用いることはできないものでした。

そして今回、「無限給電アダプタ」で得た知見を元に、Quest3/3Sでも継続してプレイできる給電能力付与と有線VRの通信に対応した「無限LinkBOX」を開発いたしました。

※1 充電制御の動作とは、バッテリーが満充電に近づくにつれて急速充電から低速充電に切り替えてしまい、その結果として給電能力よりも消費電力が上回りバッテリーが空になってしまう現象です。この動作は公式仕様として発表されておらず、独自に調査したものです。

なぜ無限?

無限LinkBOXは、3~5mの長いケーブルを使用した際に発生する電圧降下を補う高い電圧を電流に応じて出力し、Quest3/3Sが消費する以上の十分な電力を供給します。これにより、稼働時間を無制限(※2)にすることができます。給電はUSB-PDではなくUSB-C 5V/3Aで行われます。

このような商品はこれまで市場に存在しませんでした。Quest3/3Sをバッテリー切れなしで動作させ続けることができる世界初(※3)の商品になります。

※2 動作させるアプリケーションや設定等で無限とならない場合もあります。
※3 129製作所による独自調査に基づく

6時間連続動作時のバッテリ残量

無限LinkBOXを使用してQuestLinkによるVRChatをQuest3にて行ったときのグラフです。
バッテリー残量は、時間経過とともに回復しています。これは、無限LinkBOXからの供給電力が消費電力を上回っているためです。バッテリ残量が約70%で一定になるのは、Quest3による制御によるものです。

テスト条件
Quest3に5mUSB-Cケーブル(メタル)を介して無限LinkBOXに接続
グラフのUSB供給電圧と電流は無限LinkBOXのUSB-Cコネクタで計測
計測機器:Power-Z KM003C

製品仕様

・重量:約101g
・寸法:81(W) x 42(D) x 25(H)mm
・PCとの接続コネクタ:USB3.2 Gen1(5Gbps) TypeB
・HMDとの接続コネクタ:USB3.2 Gen1(5Gbps) TypeC
・定格出力電圧:5.1V@0A~5.8V@3A
・定格出力電流:3A
・過電流保護:3.5A
・使用ケーブル長範囲:3~5m
・動作確認済HMD:Quest2,Quest3,Quest3S,PICO4,PICO4Ultra
・付属ACアダプタ出力:12V2A(最大24W)

129製作所について

バーチャルYouTuber(VTuber)向けに、当時安定的な供給ルートが存在しなかったLeapMotion用ネックマウンタの販売開始と同時に設立。同製品は累計販売数3000台を達成し、129製作所の代表製品となった。
以降、VR機器関連アクセサリーの開発・製造・販売を開始。大手メーカーではカバーしきれないニッチなニーズに特化した商品展開を行っている。

記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

関連リンク

・X(Twitter)アカウント:https://x.com/129mfg
・BOOTHショップページ:https://129mfg.booth.pm/

寄稿者紹介

en129

BOOTHショップ「129製作所」を運営。無限LinkケーブルをはじめとするVR関連のお役立ちグッズを販売しています。

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バーチャルライフマガジン編集部
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