日本時間12月1日、VRChatはバージョン2023.4.2(Build 1388)をリリースしました。
今回のアップデートでは、「有料サブスクリプション」の開始・Content Gating のフィルタリング機能の追加や Impostor 機能の追加などがされました。
この記事では、バージョン2023.4.2(Build 1388)のアップデート内容と前回のアップデートからのあれこれをご紹介します。
目次
今回のアップデート内容
「有料サブスクリプション」の追加
Groups の機能を介し、お気に入りのクリエイターをサポートすることが出来るようになりました!
サポートは「VRChat Credit」を購入して「有料サブスクリプション」に登録することで出来ます。
Udon と連携しているので、対応したワールドではサポートしたその場で簡単に特典を受けられるようになりました。
現時点では、限られたワールドクリエイターにのみ収益化機能が解放されており、今後徐々に枠を広げていくとのこと。
詳しい内容は、下の記事で紹介しています!
Content gating フィルタリング機能の追加
10月に実装された「Content gating」にフィルタリング機能が追加されました。
このフィルタリング機能は、VRChat登録時 に設定した誕生日によって動作が異なります。
今回のアップデートにより、18歳未満のユーザーにフィルタリングが適用されます。
Web からアバター及びワールドに「ラベル付け」が設定でき、以下の項目が対象となります。
これらのコンテンツ警告が存在する場合、クリエイター ガイドラインや利用規約に違反するコンテンツをアップロードすることはできません。これらは、このコンテンツが誰かがフィルタリングしたいものである可能性があることを示す手段として機能するだけです。
コンテンツが一線を超えているかどうかが不明な場合は、ラベルを付けてください。
Creator Guidelines – Google翻訳
心当たりのあるコンテンツをアップロードされている方は「ラベル付け」をしましょう!
アバターでの動作
「ラベル付け」をしたアバターを使用している場合、18歳未満及びフィルタリングを適用しているユーザーからは「フィルタリングされたロボットアバター」で表示されるようになります。
「Avatar Display」で「目のマーク(Show Avatar)」を選択しても、表示は出来ません。
ワールドでの動作
「ラベル付け」をしたワールドは、18歳未満及びフィルタリングを適用しているユーザーからは「フィルタリングされたワールド」として表示されるようになります。
ワールド検索でもフィルタリングは適用されており「Filtered World」で表示されています。
なお、ワールド詳細画面にもアクセスすることはできません。
「フィルタリングされたワールド」のポータルへ入っても・Invite が飛んできて承認したとしても、Join することはできません。
その他の動作
18歳以上のユーザーは、個別に「見たくないもの」をフィルタリングが出来ます。
しかし、アバター・ワールドともに一律で規制されてしまうので注意が必要です。
設定は「Settings → Comfort & Safety → Content Gating」から可能。
もしも、正しくラベル付けがされていないコンテンツを見つけた場合は、運営へ通報することが出来ます。
Impostor の追加
Impostor(インポスター) は、Fallback アバターのように「代替のアバター」として利用できる機能です。
オリジナルと比べるとクオリティは劣りますが、本来の姿を模した姿(Impostor)を PC/Android 関係なく、Web での操作のみで誰にでも表示することが出来ます。
Impostor は、自身が所有しアップロードしたアバターに対して生成が出来ます。
現状では、Humanoid アバターのみ対応。
- VRChat Home にログイン
- Avatars → My Avatars へ移動、生成したいアバターを選択
- 「Generate impostors」で生成(再生成や削除も可能)
生成が完了したアバターは、アバター詳細画面に「Impostor」が追加され、他人から見られるようになります。
自身でも、アバター詳細画面からプレビューすることが出来ます。
「Impostor」アバターは、Unity の VRCSDK を使ってカスタマイズも可能。
アップロード前に「VRCImpostorSettings」スクリプトを追加することで、カスタマイズが出来るそうです。
Impostor の生成は、現時点では1日最大10体までに制限されています。アバターによっては生成失敗してしまうこともありますが…
Impostor の自動生成と Humanoid 以外のアバターへの対応は今後実装予定とのこと。
Impostor 対応がされていないアバターは、従来通り Fallback アバターが適用されます。
時計の追加
クイックメニューに時計が追加されました!!
その他アップデート
その他細かい内容は、リリースノート参照。
2023.4.1リリース以降に公開されたあれこれ
11月9日のデベロッパーアップデート
Anime NYC は、ニューヨークで毎年11月に開催される「日本のポップカルチャー」を紹介するアニメコンベンション。今年は、11月17日から19日(現地時間)開催。
- Unity 2022.3.6f1 で動作する SDK 3.5.0 をクローズドベータでテスト中。
VRCat フィギュア登場!
期間限定で VRCat リアルグッズが登場。詳しくは下の記事を見てね!
購入はこちらから!https://www.makeship.com/products/vrcat-vinyl
11月22日のデベロッパーアップデート
VIVE XR Elite 向け VRChat リリース
VIVE社 のスタンドアロン XR Elite 版 VRChat がリリースされました。
製品ページはこちら。
VIVE社 からは新型のトラッカー「VIVEトラッカー(Ultimate)」が発表されており、こちらも大注目です!
リリースノートはこちらから(英語)
https://docs.vrchat.com/docs/vrchat-202342
関連URL(英語)
4月6日公開 4月のデベロッパーアップデート
11月9日公開 デベロッパーアップデート
11月22日公開 デベロッパーアップデート
Impostors – VRChat Creation
Paid Subscriptions: Now in Open Beta! – VRChat公式ブログ
諸事情により「フィルタリング機能」は停止となりました。年始に復活予定。
詳しくはこちら(英語)。