Unityを使用せずアバターを作成できるサービス一覧&所感【寄稿】

どうも!限界メタセコイア民、しえらです!
※メタセコイアとは、3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」のことです。

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本業がモデラーで、VRChatでは蕎麦プロ(VR蕎麦屋元タナベさんと一緒に何か企画をやるメンバー)に所属していて、VR向け3Dアバターファイルフォーマット「VRM」推進のためそちらに対応したアバターや小物の制作・販売も行っています。

メタバースも存在が広く認知されてきて、個人のみならず企業も利用するケースが増えてきました。それに伴い、Unityを使用せずアバターを用意・カスタマイズするツールも多様化が進んでいます。

それらのツールをまとめてみました。ご参考までに!

UnityなしでVRChatにアバターをアップロードできるサービス

まずは、Unityを使わずにVRChatにアバターをアップロードできるサービスをご紹介します。自分好みにカスタマイズできたり、パソコンを使わずともアバターをアップロードしたりできるので、気軽にVRChatの自分のアバターを持つことができます。

MakeAvatar

画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000074603.html
  • サービス提供元:株式会社Gugenka
  • 料金形態:基本無料(有料アバター、Stymoreによるドレスアップ素材等販売あり)
  • 作成可能デバイス:スマートフォンアプリ(iOS/Android
  • 作成されたアバターのAndroid対応(VRChat):〇
  • VRMでのダウンロード:〇
  • 特徴:セルルックなアニメライク8頭身アバター「化体(けたい)」と、デフォルメの強い3頭身アバター『ちび化体』などが存在。IPとのタイアップ事例も多数あり。
    VRChatのほかにも、複数のプラットフォームと連携している。
  • リンク:https://makeavatar.jp
連携サービス <2024年2月現在>

StyMoreで購入した衣装をMakeAvatarで着せられる!

画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000181.000074603.html

また、ファッション特化型のメタバースマーケットプレイス『StyMore』では、『MakeAvatar』対応アイテムを販売中。PCがなくてもオシャレな改変を楽しめます!

ReadyPlayerMe

  • サービス提供元:Ready Player Me OÜ
  • 料金形態:無料
  • 作成可能デバイス:PC・スマートフォン(ブラウザ上で作成可能)
  • 作成されたアバターのAndroid対応(VRChat):〇
  • VRMでのダウンロード:×(.glb形式でのダウンロードは可)
  • 特徴:顔や衣装のパーツごとに細かくカスタマイズして、リアル調のアバターを作成できる。顔写真を撮影またはアップロードすると、写真をベースにアバターを生成してくれる。また、NFTウォレットと連携することが可能。
  • リンク:https://readyplayer.me

UnityなしでVRMアバターを作れるサービス

続いて、Unityを使わずにVRM形式のアバターを作れるサービスを紹介します。VRChatにアップロードするにはUnityなどでの変換が必要ですが、clusterやバーチャルキャストなどのVRM形式対応プラットフォームで使うことができます。

VRoid Studio

  • サービス提供元:ピクシブ株式会社
  • 料金形態:無料
  • 作成可能デバイス:PC・iPad
  • 特徴:モデリングなしでアバターを制作できるアプリとして、VRChatやcluster、Resoniteなどのメタバースユーザーに利用事例が多数あり。公式が提供している素材だけでなく、服のテクスチャを作成する(イメージとしては公式が用意した型紙に服の模様を書き込む)ことで、自作の服を着せることが可能。クリエイターが作成し、BOOTH等で販売されているVRoid衣装テクスチャなどを利用することができる。服の重ね着など、カスタマイズの幅が非常に広い。
  • リンク:https://vroid.com/studio

Vket Avatar Maker

画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000384.000034617.html
  • サービス提供元:株式会社HIKKY
  • 料金形態:基本無料(有料アイテムの販売あり)
  • 作成可能デバイス:PC・スマートフォン(ブラウザ上で作成可) 
  • 特徴:メタバースプラットフォーム『My Vket』のアバター作成機能。あらかじめ用意されたカスタムパーツのほか、ストアで購入したパーツや自分でアップロードしたパーツを組み合わせることが可能。ストアではVRChatやcluster、Resoniteなどのメタバースユーザーに利用事例が多数ある人気アバターの改変ができるカスタムパーツが販売されている。
  • リンク:https://avatarmaker.vket.com

Molz


画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000059392.html
  • サービス提供元:株式会社DENDOH
  • 料金形態:無料
  • 作成可能デバイス:スマートフォンアプリ(iOS/Android
  • 特徴:デフォルメされたアバターをスマートフォンから作成できるアプリ。多彩なアイテムが用意されていてカスタムの幅が広いのが特徴。VRoid Hubに連携することで、VRMアバターを出力し、VRM対応メタバースプラットフォームにアップロードできる。
  • リンク:https://molz.tokyo

セシル変身アプリ

  • サービス提供元:スズキセシル
  • 料金形態:無料
  • 作成可能デバイス:PC
  • 特徴:作者のスズキセシルさんのファンクラブ(Fantia)無料プラン加入でダウンロード可能。アクセサリーの追加、ドレスアップができる他のアプリや、有料版アプリも存在する。
  • リンク:https://fantia.jp/fanclubs/10552

カスタムモデル Homunclusse2

  • サービス提供元:すやすや工房
  • 料金形態:有料(買い切り)
  • 作成可能デバイス:PC
  • 特徴:複数用意されているモデルを選び、衣装の色変えやシェイプを調整して顔の見た目をカスタムできるVRMモデル作成アプリ。VRM出力が不可な無料版もある。
  • リンク:booth.pm/ja/items/1542144

ZooStudio

[Kids VRChat VRM Cluster] Zoo Studio Animal Maker Mac/PC both supported
  • サービス提供元:vTuberホームセンター
  • 料金形態:有料(買い切り)
  • 作成可能デバイス:PC
  • 特徴:マスコットのような、デフォルメの効いたかわいらしい動物アバターを作成できる。
  • リンク:https://booth.pm/ja/items/3683370

おわりに

アバターの利用場面は、VRChatのみならず多岐に渡って展開されています。
VRChatをきっかけに、「オンライン上でアバターを使って何かをすること」をもっと楽しんでもらえるとうれしいです!

寄稿者プロフィール
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モデルつくるしごと。MMDのしえら式のひと(ニコニコ大百科:愛のしえらたん様)。

VRCでは蕎麦プロ所属(?)
VRCID:SIERRA-TAN-SAMA

VRM推進派:アバター販売 くまきち商店ワークス
BOOTH: http://kumakichishoten.booth.pm

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バーチャルライフマガジン編集部
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