Vアーティスト特集♯6 ラップユニット『CROWK』が語るリアルな生き様

VRchatを拠点にリアルバーチャル問わず人気を集めるラップユニットCROWK。

破竹の勢いをみせる二人から結成秘話や裏話、バーチャル×ヒップホップの最前線からみえる景色を根掘り葉掘り伺いました!

『CROWK』
VRを中心に活動するキャッチーな歌詞と圧倒的なライブパフォーマンスが魅力のラップユニット。WisK@wisk_from_vr・CROTCH@buna_Cの二名で活動している。

ラップユニットCROWK

ーーお二人がバーチャル世界に興味を持ったキッカケってなんですか?

WisK :古い友人がVRchatに入り浸ってて最初は「よく分からん世界があるなぁ」くらいの認識で、その後にユニバーサルスタジオジャパンで乗ったエヴァンゲリヲンのxRライドで初VR体験をして「なにこれスッゲ!VRきてんな!」と。すぐ友人にVRchat案内してくれ~って連絡しました。ログインしてから一週間くらいでフルトラ環境整えたっスね(笑)

CROTCH :レベル上がるの早すぎない?(笑)

WisK : 当時ゲームとマンガくらいしか趣味がなくて音楽もやってなかったから「合わなかったらそれでいいや」って。そしてほぼ同時期にバーチャルマーケット1が開催されて、可愛いアバターに着替えて「これが私…!」ってなりながらハマっていきました(笑)

CROTCH : 自分は元々ニコニコ動画でラップしてたんですけど、NETDUETTO(現SYNCROOM)でやってもどうしてもラグの違和感があって。VRchatの存在はなんとなく知ってて試しにログインしたけど外国人ばっかで「なんだこれ?」って一回やめました(笑)
しばらくして友人から「VRchatにラップのサークルあるよ」って教えてもらって、じゃあ俺も行きたいっすって感じで始めました。けーちゃん( WisK )に出会ったのもそのサークルですね。

ユニット結成までの道のり

ーー『CROWK』結成に至る経緯を教えてください!

CROTCH : 当時、僕がリリック(歌詞)にこだわりすぎて「全然曲が出来ないんですよね~」って言ったらけーちゃんも「自分もそうなんです」って。
じゃあもうテーマとか考えず頭空っぽにして一緒に曲作ってみましょうって出来たのが『Free For All』で、せっかく出すなら二人で名前つくってリリースしようと。そこで『CROWK』ってつけました。

WisK : 二曲目の『Pause』をつくった時に「これヤバいな。俺ら相性めっちゃ良いやん」と思ってこのまま組んでやってみる?って感じでしたね~。

バーチャルとヒップホップ

ーーもうすぐ活動一周年という事ですが、バーチャルで活動を始めてから見えたものってありますか?

WisK : 「現実世界のヒップホップライブに行ってみたいけど、やっぱり怖いからこっちのライブに来てます」って方が何人かいるって聞きましたね。VRChatなら安心して楽しめるって声もあるみたいです。

CROTCH : まず客層が良いですね。みんなガンガン盛り上がってくれます。リアルのライブだと、大体前の方は空いてるか身内しかいなくて、後ろにポツポツ友人の友人がいる感じで外のお客さんってなかなか入ってこない。

WisK : バーチャルならシャイな人も前に出やすいのかな。ステージ前まで近づいて一層ライブを楽しめるようになってる人が増えてるのは良い事だし、僕らも嬉しい。

ーーバーチャルが背中を後押ししてくれてるんですね。それが相乗効果を生んでるって考えるとバーチャル世界って不思議だなぁ…。

CROTCH : バーチャルも現実の延長みたいなところだと思ってて、僕らの曲でもあんまりバーチャルって部分は推さずにあくまで生活の一部、表現する場所として捉えてます。
昔で言えばインターネットと現実世界って分けて考えられてたけど今は完全にミックスされているから、これからバーチャルもそうなっていくんじゃないかな。

WisK : その前提があるから、現実世界の事を歌にしてもバーチャル世界の出来事と重なると思う。その逆もあるだろうし。コインの表裏みたいな関係。

人間力でラップする

ーー叶えたい夢ってありますか?

WisK : ヒップホップのレジェンドと肩組んでラップしたい…

CROTCH : 調子乗りすぎっス(笑) ずっと言ってるのはCROWKとしてリアルでラップしたいです。

WisK : きっと今以上の熱量が出ると思います。だってラグないから(笑)
それと、お互いリアルで会えばその時だけ生み出される生物的なエネルギーが出る。有名なラッパーが「人間力でラップする」って言ってたように、身体から出るエネルギーがマイクに乗って突き抜けていくんです。デジタルだとその辺がどうしても弱いかなって。

CROTCH : たくさんの人がCROWKの話で盛り上がれるようにしたいです。「CROWKって奴がいるらしいよ」「知ってる知ってる!」って。リアルもバーチャルも含めてね。

WisK : 一番デカイのはもっとラップが上手くなりたい!

CROTCH : 自分らが限界超えて上手くなって、当然それに自分が納得できる日なんて来ないけどその絶対来ない日を目指したい。

WisK : いつかその日が来るんじゃないか?いつか最高傑作ができるんじゃないか?って思いながらも、結局心の端で「そんなもの死ぬまでないよ」ってジレンマを抱えながらやってます。

読者に一言!

ーーバーチャルで生き様を謳うお二人から読者に向けて一言お願いします!

CROTCH : そうですね~…。体に気をつけましょう!体が資本です!(笑)

WisK : ヒップホップユニットが言うことじゃないでしょ (笑)  大事だけど!

CROTCH :でもまぁ、リアルで出来ないことでもバーチャルなら出来るってこともあると思うんで、そういうのを探す場としてバーチャルを使っていけばいいんじゃないかと。

WisK : 今まで触れてこなかったものや本当はやってみたかったことには惜しみなくやっていった方がいい。「自分こんなんだけど良いのかな…?」って人も良いんです!やればできる!
俺もシャイだからそういうの難しいって分かってるけど、一歩踏み出したからこそたくさん仲間も出来て貴重な経験もさせてもらえたわけで。だからみんなどんどんやろう。やれるぞ。

ーー最後に告知などありますか?

WisK : 俺の個人チャンネルで10/30の21時からyoutubeでCROWK1周年記念配信を行います。ミニライブと僕らのトークショーと結構デカめの発表もあるので是非観てほしいです。

CROTCH : 楽曲も聴いてください。