2023年10月に発売され、そのクオリティや参加クリエイターの豪華さが話題の、大丸松坂屋百貨店による『VRChat』対応オリジナルアバター。2024年2月には、第二弾となる5体。3月には、第三弾となる2体の新作アバターが登場し、全12体のアバターがリリースされました！
バーチャルライフマガジンでは、大丸松坂屋百貨店のオリジナルアバターを毎週レビューしていく特別連載を実施中！
第10回となる今回は、第二弾『紅遠（くおん）』を着用＆レビュー！ バレンタイン企画に合わせて発表されたギミックてんこもりなマジシャンガール。本記事にて、細かなギミック解説とともにその魅力をお伝えします。
魔術を学ぶ“ギミック満載”な女の子
『紅遠』は「魔術を学ぶ女の子」をコンセプトにした女性アバター。全体的に差し色として赤色が採用されたガーリーな女の子です。
衣装は制服を彷彿させるデザイン。ケープとオーバースカート、厚底のソックスブーツが目を引きます。
グローブやアウタースカートから垂れるベルトなど、細かなパーツも多め。全体的な印象はアイドル衣装のようにも見えますね。
ケープとオーバースカートを外すと、シャツと吊りスカートだけのシンプルな装いに。より学校の制服らしい雰囲気を纏います。
耳にはおしゃれな三角形のイヤリング。これら細かな装飾も含めて、衣装はExpressionメニューから各部位のパーツが着脱可能です。
ちなみに、吊りスカートのサスペンダーには個別でボーンが入っているのか、前かがみになるとたわみます。つかみ判定も発生する、こだわりを感じる部分。
『紅遠』は、他の大丸・松坂屋アバターと比べても、アニメやマンガに出てくるようなかわいらしいキャラクターデザインであり、普段使いでも違和感なく空間に溶け込みそう。それでいて、スカートやシャツの質感は、かなりリッチでリアル。素材の高級感はこれまでの大丸・松坂屋アバターにも共通する重要なポイントです。
そして、最大の特徴は豊富なギミック。魔術、あるいは手品を思わせるギミックが数多く仕込まれています。
タロットカードを引いたり
手のひらから長い杖を呼び出したり
ミニシルクハットから鳩を呼び出したり
……とにかく芸達者！
さらに、デスクトップモード向けのアニメーションも多めで、AFKアニメーションも専用のものが組み込まれています。
……などなど、1ページで紹介しきれないほどのギミックが搭載されています。各ギミックの詳細は次ページをご参照ください！
「魔術を学ぶ女の子」にふさわしい作り込みが目立つ『紅遠』ですが、本人は表情豊かでキュートな女の子。いたずらっぽい表情が似合いますね！
表情プリセットはデフォルトのものを含めて4種。なかなかコミカルな表情もあるので、使い分けしてみるのも楽しいはず。
どんなキャラクターにもなれるマジシャンガール！
ここからは、大丸・松坂屋アバター史上最も芸達者な『紅遠』を、さらに魅力的に見せるための写真撮影へ！ 今回は、モデルにALDLAさん、カメラマンに朝比奈あさひさんをお招きしました。
パーティクルが舞う空間にバッチリ映える姿！ 小道具も相まって、魔術師のようなポーズがとてもよく似合います。
そして魔術師といえば大図書館。魔法的オブジェクトとの親和性も高め。高等な魔法も使えそうです。
大図書館を背に縦で1枚！ この姿はもう“大魔術師”と呼んでもいい貫禄があります……！
キュートなマジシャン、そして大魔術師。どんなキャラクターにもなれるアバターであることが写真からも伝わると思います。そして、数々のギミックによって動かしても楽しいアバターでもあります！
次ページでは、『紅遠』に搭載されたギミックをまとめてご紹介！
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老舗百貨店として知られる大丸松坂屋百貨店は、『バーチャルマーケット』の常連企業のひとつ。様々なグルメやアート作品の展示、バーチャル接客なども実施してきました。
2023年10月には、メタバース事業へ参入を発表。“正装”をコンセプトに掲げ、第一弾『瑚紅姫（ここひめ）』、『鳳蝶（あげは）』、『彩千華（さちか）』、『龍青（りゅうせい）』、『風璃（ふうり）』の5体の『VRChat』向けアバターを発売。続く、2024年2月に『愛結華（あゆか）』、『璃空（りく）』、『妃白（ひしろ）』、『湊渚（みお）』、『紅遠（くおん）』が発売。
2024年3月には『玲來（れいら）』と『零韻（れいん）』のきょうだいアバター2体も発売されました。
いずれのアバターも、人気のクリエイターがチームとなって制作。『紅遠』はイラストレーターのメレさんがデザインを手掛け、（仮）さんがモデリング、みりのさんがUnityセットアップとアイテムギミック実装、まきさんがアイテムギミック案を担当しています。
また、第二弾から大丸・松坂屋アバター内で共通素体の採用もスタート。同一素体間ではそれぞれの衣服着用が可能です。『紅遠』は第一弾の『瑚紅姫』と同一の“Type SSB”が採用されています。