東京を拠点に活動する劇団『コメディアス』が、ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』上でVR演劇を行う事を発表しました。
前回の『ほんとうのわたし』に続き第2弾となる今回のVR劇では、専用のVR劇場『Drama Hall』にて、さとだ氏原作の作品『３：うたかたのひび』を上演します。
公演日は2022年4月29日(土)、30日(日)、5月2日(火)の3日間、各日22時開演となります。
公演概要
本公演は、人気ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上のVR劇場「Drama Hall」にて、俳優がアバターを纏いリアルタイムで劇を上演するVR演劇作品です。
VRChatユーザーは、Drama Hallという客席数50名ほどの劇場に入ることで、リアルの劇場と同様に演劇作品を目の前で体験することができます。またYouTubeでの生配信も予定しているため、VR機材をお持ちでない方もお楽しみいただけます。
原作はさとだ『３：うたかたのひび』、演出はコメディアス主宰の鈴木あいれが担当しています。
『３：うたかたのひび』 あらすじ
すべての人の人生を伝記として残す文化を持っていた星、α（アルファ）星。
“私”と”07番”は調査隊の一員として、この星が無人化した原因の調査にあたっていた。
この星に生きた人々の人生に触れるうちに、その奇妙な文化と伝統に惹かれるようになり……。
上演の意図
コメディアスは、2015年より現実世界で演劇や映像作品の創作を行ってまいりました。そして2020年、コロナ禍により本公演が中止したことをきっかけに、リアルでの創作と並行してVR空間での演劇作品の創作に取り組んでおり、これまで映像作品・演劇作品合わせ5つの作品を発表してまいりました。
特に昨年は『ほんとうのわたし』という作品にて、劇団初のVR演劇のリアルタイム上演を成功させ、Drama Hallにお越しいただいたお客様だけでなく、YouTube生配信も含め多くのお客様にVR演劇を楽しんでいただく機会を創出しました。
”メタバース”がトレンドの今、VR空間では様々な体験ができるようになりつつあり、VR演劇もそのうちの1つと言えるほどに活発化してきています。
数あるVR劇団の中でもコメディアスの特徴は、VR内だけの劇団ではなく、これまで現実世界で舞台公演の経験を重ねてきていることにあります。
演劇は単に「見るもの」ではなく、「体験するもの」であると考える我々は、コロナ禍で失われかけた「劇場で観劇する」という体験をVR空間でも再現することに重点を置いて創作を行っています。
VRChatに慣れ親しんでいる方には「劇場で観劇する」という体験を、演劇に慣れ親しんでいる方には「VRならではの演出」をお楽しみいただき、VRと演劇の文化の橋渡しとなる作品を目指しています。
本作品の見どころ
上演を行うVR劇場「Drama Hall」は、緞帳・客席・照明など上演に必要な機能はもちろん、非常誘導灯やエントランスホールなど細部に至るまでリアルの劇場を模して作り込んでおります。上演中のみならず開演までの時間も丁寧に演出することで、お客様にまるでリアルの劇場にいるかのような観劇体験を提供しております。
さらに、舞台セットは今作に合わせてゼロから3Dモデリングを行っており、原作の世界観を忠実に再現しています。
その舞台セットで前作以上に動き回る俳優の演技はもちろん、物語の進行に合わせて行われる大規模な舞台セットの転換など、VR演劇だからこそ実現できる演出も見どころの一つです。
公演詳細
▼原作
さとだ『３：うたかたのひび』
▼演出
AIRE (AIRE.vrc)
▼出演
すげちゃん (suge-chan) / わたる (WATARU1039)
▼スタッフ
ワールド製作：Tosiakix
キャラクターデザイン：scramasax
アバター改変：Noiard
ポスター製作：コンソメ
映像：しろまる。
音楽：やひろ
広報：けもみみっこ / 池田輝樹
企画・製作：コメディアス
▼後援
NPO法人バーチャルライツ
投稿者プロフィール
【タイトル】
Drama Hall×コメディアス VR演劇 Vol.2 『３：うたかたのひび』
【公演日程】
2022年4月29日(金・祝)
2022年4月30日(土)
2022年5月2日(月)
開場 21:40
開演 22:00
終演 22:30
※YouTubeでの生配信も予定。
【会場】
VRChat「Drama Hall」 (Invite+)
【入場方法】
開場時刻に『けもみみっこ（Kemomimi_kko）』、あるいは『Tosiakix（Tosiakix）』へReqinviteを送ってください。
※フレンドでない方は事前にフレンド登録をお願いします。
※観劇は無料、予約不要です。席数には限りがあります。