『バーチャルマーケット6』ワールドの世界観を徹底レポート!

バーチャル世界最大級の展示イベントとして開催される『バーチャルマーケット6』

これまでに半年に1度のペースで開催され、回を追うごとに世間からの注目が高まっています。
そんなバーチャルマーケットの世界観を演出する“ワールド”の作りはバーチャルマーケットを語る上で外せない要素の1つ。

バーチャルマーケットってどんなイベントなの?というバーチャル初心者さんはもちろん、『Vket大好き!』というバーチャルマーケットファンの読者さんも楽しめる、バーチャルマーケットのワールドの魅力ポイントを記事でぎゅぎゅっとお伝えします。

バーチャルマーケットってなぁに?

バーチャルマーケットとは企業・個人問わず、バーチャル空間上に様々な展示物を出展できる展示即売イベントです。

日本における現実世界での大きな展示即売イベントは『コミックマーケット』(通称ːコミケ)が挙げられます。
バーチャルマーケットもコミケと同じように自分の作品を会場に出展することが出来るのですが、現実の展示即売会と大きく違う所は、会場そのものがテーマパークのように彩られているところ。

現実では再現できないようなあっと驚く展示方法や、バーチャルだからこそ出来る生の体験がとことん詰め込まれています。

今回のバーチャルマーケット6は“世界のお祭り”がテーマ。
世界各国・そして日本のお祭りを自宅に居ながら楽しむことが出来ます。
本やテレビでしか見たことのないような有名なお祭りもバーチャル空間で実際に体験できますよ。

世界中のお祭りを楽しめる『World Festi-VR “Core”

企業ブースの1つ『World Festi-VR “Core”』ではアメリカ・ヨーロッパ・中南米・日本の四つのフェスティバルを楽しむことが出来ます。

World Festi-VR “Core”』の入り口はアメリカがモチーフ。

早速会場の中に進んでいくと…
目の前には色鮮やかなランウェイステージが登場。

パーンと弾けるクラッカーをくぐり抜け、ステージの中央に向かうと、ステージ各所に設置されているモニターに自分の姿がピックアップで映し出されます。

『ええっ!いきなりランウェイデビュー!?』
と怖じ気付きながらも、これだけ華やかな演出で出迎えられるとついついテンションが上がってしまうもの。

ようこそバーチャルの世界へ!と言ってもらえているみたいでなんだか嬉しい。
写真スポットとしても映えるし、VTuberさんを集めてミニライブをやったら盛り上がりそう。

少し歩くと現れるのはニューヨーク・タイムズスクエアの喧騒の街並み。

注目してほしいのはビルに貼られた数多の広告です。

ポスターはバーチャルマーケット6に協賛している企業広告だけではありません。

VRChatで活動しているユーザーイベントのポスターも掲載されています。
バチャマガ読者のあなたも知ってる人気イベントの名前があるかもしれませんね。
広告の作りこみも注目ポイントの一つ。展示ブースと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

ヨーロッパ風のエリアでは先ほどのタイムズスクエアとガラリと印象が変わってのどかな雰囲気のワールドになっています。

色とりどりに咲く花々にカントリー風のBGM。
こちらのエリアでは牛追い祭り、トマト投げ祭りなどのお祭りを楽しむことが出来ます。

ヨーロッパエリアの中でも注目なのは花嫁衣装に着替えられるコーナー。
オランダのフラワー山車をモチーフとしたエリアに現れるVketちゃんのウエディングドレスは実際に私たちも着ることが出来ます。

ピンクのレースに彩られた女の子らしいドレス。
こんなに豪華なウエディングドレスが着れるなんて夢のよう!

もちろん男の子だって着てもいいんですよ。

バーチャルマーケット内で購入したアバターを使って、どのアバターにドレスが似合うか着せ替えっこするのもいいですね。

中南米をイメージしたエリアではリオのカーニバル風のラテンな景色が広がっています。

情熱的なサンバの踊り、どこを見てもお祭り騒ぎ!
街全体が賑やかなムードに包まれる、まさにお祭りの中心地です。

こちらのエリアでは羽を背負ってサンバが踊れるギミックが用意されています。

“羽を背負ってサンバを踊ろう!”の看板を選択すると、あなたもサンバ隊の仲間入り!
ふさふさの羽は身体が動くたびに大きく揺れるので、腰を振ったり、お尻を振ったり、ついつい体を動かしたくなっちゃう。

最後は日本・秋葉原エリア。

世界を駆け巡った後に帰ってくる場所が秋葉原なの!?
…と、ついクスっとしてしまいますが、やはり見慣れた景色は落ち着くもの。

忠実に再現された秋葉原駅はJR東日本が出展するエリアとなります。

リアルな作りは駅の外観だけではありません。

改札を通るためには券売機でSuicaを買わないといけないのはバーチャルでも同じようです。
ピピっとタッチでGO。

駅のホームではお馴染みの山手線発車メロディーが流れます。

再現度高い…!というよりも、音に関してはJR東日本から本物が提供されている訳なので、そのまんまの雰囲気をバーチャル空間で味わえます。
電車の音が大好きな録り鉄の方ならたまらないエリアになっているのではないでしょうか。

バーチャルで世界を作る、クリエイターたちの思い

ちなみに『World Festi-VR “Core”』最後のエリア、秋葉原エリアの入り口右にはこれまで歩いてきた各エリアに関する設定資料集が展示されています。

一通り会場を巡り終えた後はこちらの展示場へ足を運ぶと、また違った視点でバーチャルマーケットを鑑賞できるようになるかもしれません。

バーチャルの世界を楽しくしたいという事をモットーに開催されているバーチャルマーケット。
その主催を務める株式会社HIKKYは、もともとは有志の団体が集まって結成された会社です。

製作スタッフは皆VR SNSが大好きなメンバーばかり。
自分たちもこの空間の“住人”であるからこそ、生活感のあるバーチャルの世界を創り出すことが出来るのだと言います。

バーチャルの世界を盛り上げるためには、バーチャルの空間で活動しているVRユーザーの気持ちに寄り添った世界を創り出す必要があります。

実際の制作場面でも、HIKKYの社員のみならず、VRユーザーである個人クリエイターが制作に携わることも多いのだとか。
ユーザーとともに世界を作り上げているからこそ、バーチャルマーケットは大勢のVRユーザーから支援される存在になっているのだと感じます。

製作風景写真はスタッフ皆が楽しそうにしているのが印象的。

“この世界が大好き”という思いから大きくなったバーチャルマーケットは、これからも私たちの胸を高鳴らせるVRイベントとして発展していくことに間違いありません。

これだけじゃない『バーチャルマーケット6』の膨大なコンテンツ

もう1つの企業ワールド『World Festi-VR “En-nichi”』でもバーチャル特有の演出が目白押しです。

空に浮かぶ大きな金魚、目の前ではじける大きなヨーヨー。
こちらのワールドも隠し要素がいっぱい。


クリエイターたちが作り出す現実と非現実が混ざり合うバーチャルの世界の縁日を楽しんでください。

もちろん『バーチャルマーケット6』の主役はクリエイター達が集う『一般展示ブース』。
今回は、企業ブースを中心に紹介しましたが、一般展示も企業ブースでは味わえない体験があなたを待っています。

クリエイターの個性が詰まった『一般展示ブース』も、是非是非訪れてみてください。

バーチャルマーケット6開催概要

主 催:VR法人HIKKY
会 期:2021年8月14日(土)10:00~2021年8月28日(土)23:00(計15日間)
テーマ:世界の祭り
会 場:VRChat内特設ワールドと一部スマホやPCからアプリレスでURLクリックのみで入場できるVketCloud会場も用意
VketCloudティザーサイト:https://vket6.vketcloud.com/
来場方法:特別なVR機器がなくてもご来場可能です。詳しい来場方法に関しては下記URLからご確認ください。
https://vket6.v-market.work/access
Vket6ティザーサイト:https://vket6.v-market.work/