VRChatユーザーが名古屋に集結!大盛り上がりの同人イベント『Vライフ/N!』に行ってきたよ!【イベントレポート】

2024年3月31日、VRChatなどのVRSNSと、VTuberなどのバーチャルに関連した同人作品即売会『Vライフ/N!』(主催:mangaQ)が開催されました。

名古屋では初のVRSNS関連大型イベントということもあり、中京圏だけでなく、各地からVRChatユーザーなどの参加者が集まり、会場は大賑わいでした!

今回は、名古屋旅行を兼ねて遊びに行った現地参戦レポートをお届けします!

VRChatユーザーの中には、VRChatを始めるまで同人作品即売会(いわゆるコミケなど)に縁がなかった方もいるでしょう。筆者もその一人です。

そこで、これから初めて同人イベントに参加してみようと思った方が、気を付けたほうがよさそうなこと・用意しておくとよさそうなものについても、同人イベント初心者の目線からご紹介します!

会場は名古屋駅から電車で1本。

『Vライフ/N!』の会場は『ポートメッセなごや』名古屋駅からあおなみ線に乗って終点まで向かいます。駅から10分弱歩き、会場に到着。建ち並ぶ建物のスケールがデカい……

エントランスも広い……

建物に入ってエントランスホールを抜けると会場の入り口です。出展者ではない一般の参加者は、入り口の前で入場証となるパンフレットを購入し、入り口のスタッフの方に提示して入場します。

入場してまず感じたのは会場の広さ。『Vライフ/N!』の会場は第2展示館という100m×50mくらいの広さの建物で、他のジャンル(東方Projectやウマ娘)の同人イベントとの共同開催となっていました。

事前に想像していた広さの4〜5倍くらい広く、正直規模を甘く見ていました。

筆者の事前イメージと実際の会場

会場内は撮影禁止だったため写真はありませんが、たくさんの人がイベントを楽しんでいて、まさにお祭りのような混雑でした。

通路を挟むように並べられた各サークルのブースでは、イラスト集などの同人誌やアバターに関連するグッズなどが頒布されていました。通路を歩いて様々なサークルの出品を見ているだけでも文化祭のような気分に浸れて楽しかったです。

筆者が会場に到着したのは開場から40分くらいたったころでしたが、すでにほとんど完売しているサークルもありました。お目当てのサークルがある場合は早めに行った方がよさそうです。

企業ブースでは、VR用メガネ『VRsatile』や、『akyo』のぬいぐるみを展開する『diVRse』が出展。試作品の展示やぬいぐるみなどの販売などが行われていて、こちらも人だかりができていました。

書置きコーナーは撮影OKでした。

他にも、様々な方が思い思いに書置きを残していた書置きコーナーは、見に行くたびに書置きが増えていて面白かったです。

会場では入場証として購入が必要な共通パンフレットのほかに、『Vライフ/N!』のパンフレットが無料配布されていました。(途中で配布終了するくらい大盛況だったようです。)

左が入場証になる合同パンフレット。右が『Vライフ/N!』開催記念パンフレット

各サークルの紹介のほか、様々なコミュニティの宣伝や、主催者によるコラムが掲載されていて、読み応えがあるだけじゃなく、イベント参加の記念になる1冊でした。(バチャマガも宣伝画像を掲載していただいていました。)

当日の様子をもう少し知りたい方は、X(Twitter)で#VライフNと検索すると、各サークルのお品書きや、参加した方々の戦利品報告などが投稿されているので、そちらも確認してみると雰囲気を少し味わえそうです。

2度目の同人イベントに参加して感じたこと

同時開催のイベントと比べてみると、『Vライフ/N!』は即売会でさまざまなクリエイターの作品との出会いを楽しむだけでなく、フレンドとの交流を楽しみに参加している方も多かったようで、複数人のグループで会場を見て回っている姿や、会場の隅で輪になって談笑をしている姿が比較的多いように感じました。

イベントとしての出展サークルの規模は他ジャンルのイベントの方が圧倒的に大きかったですが、参加者の熱量や密度という面では『Vライフ/N!』も負けていなかったと思います。

神戸の『Vライフ!』や、東京で行われた『VketReal』といった、VRSNS関連のイベントにしか参加したことのない筆者からすると、同時開催されていたイベントも見て回ることができたことで、大規模なイベントの雰囲気を感じられたとともに、VRSNSという創作ジャンルのイベントが発展したらこんな風になるのかも、と思うことができました。

購入した同人誌

また、普段BOOTHなどでクリエイターの作品を購入することはあっても、直接クリエイターから直接購入するという行為はリアルイベントならでは。日頃X(Twitter)などで作品を拝見したことのあったクリエイターの方とあいさつすることもでき、こういった交流の場としてもよい機会になりました。

VRSNSをきっかけに同人イベントに参加してみて気づいたこと

筆者はVRChatをきっかけに初めて参加した、まだまだ同人イベント初心者の部類。何度か参加してみて、気を付けたほうが良かったこと、事前に準備しておいてよかったものなどを紹介します!

なお、主催者からの注意事項は目を通してから参加するのは鉄則。円滑な運営を妨げないためにもよく読んでから参加しましょう!

現金は細かく用意して持っていこう

最近現金をあまり使わない方もいるかと思いますが、入場に必要なパンフレットや、各サークルの頒布物の購入は、基本的には現金が主流。おつりが出ないようできるだけ1000円札や、100円、500円といった小銭を用意するとベターです。

会場までの道のりは事前に確認しよう

今回の会場であるポートメッセなごやは、複数の建物があり、『Vライフ/N!』当日は別の建物でもイベントが開催されていました。「駅についたら人の流れについていこう」と考えていたら危うく別のイベントに突撃するところでした。最寄り駅から会場までの道のりは、事前によく確認しておきましょう。

今回は主催者から事前に案内がありました。

自分だと識別できる服装や持ち物で行こう!

筆者は目立つトートバッグをもっていきました。

現実世界では、残念ながら頭上にネームプレートは浮かんでいません。

なので、服装や持ち物などで人を見分けるしかありません。現地でフレンドと交流したいと考えている方は、服装や持ち物の特徴をあらかじめ伝えたり、Xで公表しておくと、よりスムーズにフレンドと合流できるでしょう。また、ネームプレート代わりの名札を首から下げている方も多く見られました。

名刺は形に残る記念になるので作っておくといいかも!

以前、初めてVRSNS関連のリアルイベントに参加した際に感じたのが、名刺を持っている方が意外に多いということ。それ以来、筆者も名刺を用意して、お会いした方に名刺を渡すようにしています。

筆者が利用した『電脳名刺サービス』は片面なら50枚送料込みで1000円くらいでした。

名刺をもらうと会った記念になりますし、初対面だったとしてもVRでも交流を持つきっかけにもなります。Web上でテンプレートから制作できて小ロットでも安価に制作できるサービスもあって、意外と簡単に作ることができるんです。イベント参加前に用意しておくと、より交流が楽しめるのではないでしょうか。

観光やグルメも楽しんだ充実の遠征でした!

名古屋名物の手羽先

せっかく名古屋に来たなら、グルメや観光も楽しみたいよね!ということで、あらかじめ近隣に住んでいるフレンドや、VRChatの地域集会『名古屋県民会』で聞いておいたおすすめ観光地や名古屋めしを満喫。イベントも観光も楽しめて、一石二鳥の充実した名古屋旅行になりました。

『名古屋県民会』と『Vライフ/N!』がコラボして、VRChat上で名古屋近隣の観光地を巡るイベントも行われました。

さいごに

大盛況に終わった『Vライフ/N!』。今後バーチャル関連の同人イベントがもっと盛り上がれば、皆さんの住んでいる地域でも、このようなイベントが開催されるかもしれませんね!

11月には神戸で『Vライフ!5巡目』(主催:Vライフ!準備会)も開催されます。気になった方は参加を検討してみてはいかがでしょうか?