VRChatの歴史年表ワールド『VRChatここから始めました』がオープン!フレンドと一緒に「あの頃」を語り合おう!

VRChat日本人ユーザーの歴史を綴った年表ワールド『VRChatここから始めました』が2023年1月7日よりオープンとなります‼

今回は、今まで色んなユーザーが「あった方がいいよね」とつぶやいていたことがついに実現した、このワールドを紹介していきます‼

あなたがVRChatを始めたのはいつ?

ワールドに入ってすぐの場所は緑一面の空間。
目の前にはタグマーカーが表示されており、ここで自分がいつVRChatを始めたのか思い出しながら、年と月を選択していくと、始めた年月単位でのタグが付与されます。

ぼくは2020年6月に始めたのでタグ表記はこんな感じ

「いつVRChatを始めたかわかんないよ~」という方はこちらの方法で探してみてください!

年月情報の入力が終わるとタグが付与され、タグマーカーの裏にワープゲートが出現します。
そこへ飛び込むと……

それぞれ付いたタグ(=自分が始めた年月)に応じて別々の位置にスポーンします‼

年表エリアは円形となっており、階段の上の壁面年表、階段の下の交流スペースとの2階構造になっています。

壁一面に刻まれたVRChatユーザーたちの歴史

年表エリアの外壁にはズラッと並んだVRChatユーザーたちの歴史の数々が。
歴史の分類は、現状以下の5つとなっています。

【VRChat】:VRChat公式アップデート情報リリース日
【ワールド】:ワールドの公開日
【イベント】:イベントの開催日
【アバター】:アバターの販売日
【グループ】:VRChat内で活動する団体の発足日

※分類は今度更新する可能性があります。

掲載範囲は2017年2月のSteamアーリーアクセス版が日本で公開されたところから、

2023年3月に予定が決まっているComicVket3閉幕までとなっています。

年表の情報の修正、削除依頼はワールド内のフォームにて随時受け付けています。
「うちの事が載ってない!」といったイベント主催や団体の皆様、ぜひぜひあなた方のことを教えてあげてくださいな!

「あの頃」を語れるグッズの数々

「ここから」指示棒

各年の範囲に2本ずつ指示棒が設置されているので、これを使って年表の中から自分がVRChat を始めた日を指しつつ「ぼくはこの日にVRChat始めたよ!」と自撮りを撮る事ができます‼

また、年表を眺めながら、フレンドとお互いが始めた日周辺であったり、あのイベントはいつからあるのか、あのアバターが販売されたのはいつからなのか、などこれまで起こってきた界隈の出来事について語り合うのもいいかもしれませんね‼

「あの頃」を思い出す懐かしの品々

年表エリアから階段を下りて広場に移動すると、中央のテーブルにはVRChatユーザーにとって懐かしの品々が展示されています。
(画像は一部抜粋です)

懐かしの品々を手に取りながら、「これは○○で、こういった経緯で作られて…」と昔話が色々と出来たりしますよ!

界隈によって歴史はさまざま。プレイ歴の長いユーザーでも知らないことは色々とあるはず。

この機会に色んな界隈の歴史に触れてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、ワールド製作者のてーくんが執筆した「VRChatの過去」を舞台とした小説
VRChatでタイムリープに成功して、失敗した感想』がこのワールド内で全編読めるようになっています。

どんなユーザーが読んでも楽しめる作品ではありますが、特に古参勢に刺さると思います。

ユーザーそれぞれの歴史を語れる「お題サイコロ」

人の数だけ歴史あり。
会話を盛り上げたり、話題にするための「お題サイコロ」が用意されています。

お題はこちらの6つ。

  • VRChat を始めたときのこと
  • VRChat で一番好きなアバター
  • VRChat で一番好きなワールド
  • VRChatで一番楽しかった日
  • VRChat でやってみたいこと
  • あなたにとってVRChat とは

お題サイコロを振りつつ、フレンドとお互いのVRChat の思い出を語り合うのもきっと楽しいと思いますよ‼

語り合った思い出はぜひツイートに!

このワールドでそれぞれの思い出を語りあったら、ぜひそれをツイートしてください!
そのツイートがまた歴史の新たな1ページとなります。

#VRChatここから始めました

このワールドの名前にもなっているタグです。

年表を「ここから」指示棒などで指差しつつ撮った写真のツイートに付けてあげてください!

VRChat同期タグ

VRChatユーザーのひととせハルさんが、「自分と同じ時期に始めた人っているのかな……」と悩んでいた方のために考案したタグです。こちらもぜひよろしくお願いします!

タグのテンプレ

#西暦 + 月省略文字列 + vrchater

※一例
#2020jan_vrchater

同期のVRCなかまとゆるーく繋がれるタグなので、このワールドで自分が始めたころの思い出を話すがてら、ツイートに乗っけてあげてくださいな~!

ワールド制作者のてーくんにインタビュー!

『VRChatここから始めました』公開までの経緯

ーーこのワールドを制作しようと思ったきっかけは何ですか?

てーくん

元々イベント主催などいろいろ活動しているのですが、最近うっすらと「VRChatでイベントとかコミュニティを新たに作るんじゃなくて日本人が常駐するPublicワールド作るの目標にしようかな」と思い始めてて、

https://twitter.com/taken_0114/status/1598591769586941952?s=20&t=ihoorlvtcte6CqfbLK3Qcg
てーくん

ちょうどそのタイミングでメタバースなにもしない人が小説『VRChatでタイムリープに成功して、失敗した感想』の感想会をTwitterスペースでしてくれてたんですよ。
神戸青少年科学館に向かってる時にそのスペースのアーカイブを聞いてたら「科学館みたいにVRChatの歴史をまとめたワールドって作れないかな」と思ったのでそこから本格的に制作に着手し始めましたね。

ーー構想を練り始めたのがその日だと……ワールド完成までほぼひと月ってマジですか???

てーくん

このワールド制作にあたっての最大の障壁が情報収集でしたね。
数年間に渡って点在している各界隈の情報を一点に集めるなんて所業、僕一人では到底できることではなく、たくさんの方にご協力頂いたおかげで情報を集めることが出来ました。

フォースなど団体系ならこの人、アイドル界隈ならこの人、大きい出来事ならこの人と、各方面からお手伝い頂いて本当に助かりました。

中には「実は自分も年表作りたいと思ってた」といった方もいらして、今回その想いも乗せて一緒に制作する形となれて嬉しかったです!

でも、まだまだ拾えていないところはあると思うのでワールド内QRコードからアクセスできるフォームにて随時情報を募集しております。

ーーかなり多くの方がご協力してくださってますね!

ーー今回この記事では紹介させていただきましたが、ワールドに掲示されているスペシャルサンクスには個人名を載せていないのがちょっと不思議ですね。それはどうしてですか?

てーくん

今回僕が制作したワールドは「歴史」を取り扱っています。
「歴史」って特定の誰かが何かをした、というだけではなく、僕がまだ知らない範囲も含む、どこかの誰かが日常を過ごしてきた積み重ねで生まれていくものだと思うんですよ。

なので、スペシャルサンクスを特定の誰かとするのではなく、この世界を創り続けてきた、またこれから創っていく人たち全員に当てはまるものにしたくて、ご協力いただいた皆様も納得された上で、このような表現となりました。

ーーたしかにVRChatをプレイした人は皆かつてはVisitorでしたからね。すごくいい表現だと思います!

ーーユーザーの皆さんにこのワールドでやってほしいことはありますか?

てーくん

年表エリアに入ったらまずはBGMに注目してほしいですね。

ここのBGMはVRChatのローディング画面で流れる「あの曲」のピアノアレンジ版です。
いい曲なのでぜひ動画も観に行って再生数を伸ばしてほしいです。

ーーあの曲だったんだ!それは知らなかった。でも、VRChatの歴史を扱う場所のBGMとしてはこの上ない選曲ですね!

『VRChatここから始めました』ワールドBGM

VRChatのローディング画面で流れる「あの曲」

てーくん

あとは、ここに載っているものに限らず、フレンドとの会話に挙がったワールドにぜひ遊びに行ってほしいですね。
このワールドは歴史を取り扱っていますが終着点ではなく出発点にしたいので。

プレオープン時、アロスさんとえーすけさんが「最強のTrustedを决める対決をするぞ!」と開けた『餅つき2023 Mochitsuki』のポータル
てーくん

また、思い出を振り返るコンテンツが盛りだくさんなので「yyyy年MM月同期会」などの同期で集まる系イベントの会場としてもぜひ使っていただきたいですね。

2024年ー2017年間のスペースに記念撮影スポットがあります。

ーー今回は取材にご協力いただきありがとうございました!また、色んなユーザーが求めていた「歴史をまとめる」作業、相当大変だったと思いますが、本当にお疲れ様でした!

最後に

誰かの思い出の結晶であり、縁を繋ぎ次へと向かう出発点でもある『VRChatここから始めました』

ぜひ皆さんも、ここを訪れてみてフレンドと思い出を語りつつ、また思い出の1ページを残していってください!

それでは、楽しいバーチャルライフを!