日本時間3月10日、VRChatはバージョン2023.1.2(Build1286)をリリース、翌日には修正パッチの2023.1.2p1(Build1287)がリリースされました。
今回のアップデートは、VRAM使用量がアバターパフォーマンスに影響するようになったり、イヤーマフモード・ポータルの改善などがされました。
この記事では、バージョン2023.1.2のアップデート内容と前回のアップデートからのデベロッパーアップデートを紹介します!
目次
アバターパフォーマンスにVRAM使用量の追加
VRChatは「VRAM食い」のアプリケーションと言われていますが、その一因であるアバターのテクスチャ描画による「VRAM使用量」がアバターパフォーマンスに追加実装されました。
2月16日のデベロッパーアップデートでは、VRAMの使用量だけを見た場合のアバターのパフォーマンスが、どのくらいの割合のアバターでパフォーマンスが変更になるかという円グラフを公開しました。
例えばPCアバターで現在Good判定のアバターは、全体の10%ほどがパフォーマンスが悪化するとされていますが、VRAMの使用量のみを見た場合なので、大半のアバターには変更はないようです。(詳しくはデベロッパーアップデートを見てね。)
ポータルの改善
ポータルが突然消えたり、同期が取れないなどの事象を解消。
Drop PortalはFriend+の場合、デフォルトで鍵が解除された状態で出されるようになります!
Public,Invite,Invite Onlyの場合は、元々鍵が外れていました。
出した直後のポータルに近づくと「入りたい場合は離れてください」の文字と矢印が出て、オレンジで囲まれたエリアから離れるとポータルに入れるようになります。
PhysBonesの掴み動作の修正
PhysBonesのボーンを掴んだ位置に関する変更も行われました。
最初に掴んだ位置を起点にして、対応しているボーンを動かすことができます。
(Gifを見たらわかるはず)
通報項目の追加
改造クライアントの使用または、ハッキングをしているユーザーを報告するためのReport User が追加されました。
リングメニューの修正
リングメニューのサイズと不透明度は、25%刻みではなくラジアルコントロールを使用してパーセンテージで設定できるようになりました。
イヤーマフモードの改善
イヤーマフモードで、範囲の細かな設定が可能になりました!
- Forward Cone:イヤーマフモードが反映されるエリアを形を前方寄りにします。
- Falloff Forward Shift:減衰エリアを前方寄りに。
- Shape Follows Camera Rotation:
エリアの向きの基準をアバターまたはカメラにする。 - Lock Shape Rotation:エリアの向きの固定。
プレイヤーがイヤーマフを有効にすると、他人からイヤーマフモードをオンにしていることが分かるように、ネームプレートにアイコンが表示されます。
アバター表示距離の修正
距離によるアバター非表示の項目に、イヤーマフモードのような距離表示や、音声ミュートのように有効の切り替えボタンの追加されました。
ストリームカメラでの写真撮影
ストリームカメラでモードを変えずに、写真が撮れるようになりました!
通常の撮影モードとファイル名には違いはありません。
2023.1.1リリース以降に公開されたあれこれ
2月9日のデベロッパーアップデート
2月16日のデベロッパーアップデート
2月23日のデベロッパーアップデート
3月2日のデベロッパーアップデート
3月2日のデベロッパーアップデート
デベロッパーアップデートについての詳細は下のリンクから見てね!
リリースノートはこちらから(英語)
https://docs.vrchat.com/v2023.1.2/docs/latest-release
関連するデベロッパーアップデートはこちらから(英語)
2023年2月9日公開 デベロッパーアップデート
2023年2月16日公開 デベロッパーアップデート
2023年2月23日公開 デベロッパーアップデート
2023年3月2日公開 デベロッパーアップデート
2023年3月9日公開 デベロッパーアップデート
デベロッパーアップデート内VCC2.0の項目に認識の誤りがありましたので修正しました。