とある休日…
『家系ラーメンでも食いに行くか~』と秋葉原のジャンク通りを歩いていたらこんなものを見つけました。
こ、これは…!?
3D VRメガネじゃないか!!!
特段変哲もない『キャン★ドゥ』の100円ショップに並べられていたこちらの商品。
多分秋葉原だからという訳ではなく、全国的に置いてある商品かと思います。
100円でVRが楽しめるならワシが15万近く払って買ったVIVE proは一体…
…でも100円でVRが楽しめちゃうならめちゃくちゃお買い得な事に間違いないので、どの程度のクオリティなのかを確かめるために購入して検証しなくては!!!
目次
100円でVR『スマホで3D VRメガネ』
さっそく自宅に帰り開封。
中にはレンズと固定クリップが入っていました。
レンズは凸レンズになっていて覗くと虫眼鏡のようになっています。
どうやらこのクリップをスマホにはさみ、VR対応映像を再生してスマホの画面をのぞき込むことによってVRを楽しむことが出来るようです。
手持ちのVR機材(VIVE pro)と大きさを比べてみるとこんな感じ。
ちっちゃくてかわいいね。
レンズは片手で隠れるくらいコンパクトなサイズになっています。
組み立て
それでは組み立ててみましょう
クリップをレンズ裏にあるくぼみに上から差し込みます。
差し込むとカチッと音がして、これでしっかり固定がされる様子。
なんか強そう
これをスマホに挟んだ完成形がこちら。
なんかスマホが外部アイテムで拡張されると強そうに見えます。
戦闘力とか測定できそう。
youtubeVRでVR映像を見てみたよ!
『スマートフォンでVR映像を見てね』って事なのでyoutubeで『VR映像』と検索して色々見てみました。
まず最初に見たのがこちら
『深海VRー海底に降り立つー』
NHKの教育番組みたいな解説付きで深海について学べるVR映像。
動画下の を押すと画面が2分割されてVRレンズで見るモードになります。
この状態でレンズを覗いてみます。
ん…?
…う~ん?
VRか…?というとちょと微妙…
う~ん、残念ながらあまり立体感はない…というかほぼほぼ無いかな…。
普通の2D映像を見ている感じ…。
ただVR関係なく、映像作品としては普通に面白かったです。
ジェットコースターVR
続いて見たのがこちら。
3Dアニメーションで作られたジェットコースターのVR映像です。
おお!!!!
これはVRっぽい!!!!
というかちゃんと立体映像になっています。
いや、この画像じゃ分からないと思いますが、実際見たらちゃんと立体感あってジェットコースターに乗ってるような感じなんですよ!
ただレンズが小さいので万華鏡をのぞき込むみたいな感覚だったり
障子に穴をあけて見るみたいな窮屈さはありますが…。
こちらのジェットコースターもいい感じ。
3DCGで作られた映像が一番立体感を感じられます。
距離感も現実より誇張して作られていたりする関係なのか、物が迫ってくる感じとか迫力を味わえますね。
逆にこういった一般投稿されている実写系の3D(っぽい)動画はこちらの『スマホで3D VRメガネ』に限らず、Oculus QuestやVIVEで見てもぶっちゃけ立体感を感じにくいです。
それこそアダルトAVのような本格的な3DVR映像を作ろうとなるとそれ専用の特殊なカメラが必要になるので、一般投稿の動画はあまりリアルさはないかもしれません。
立体感とか関係なく、映像内容としては普通に楽しいですけどね。
ホラーとかアクションとかはエンタメ性あって楽しいね
アクションゲームの『Grand Theft Auto V』をVR映像な感じにしたプレイ動画もなかなか。
手元に構えてる銃と人物との距離に空間が感じられて良きです。
銃を撃った時の煙の舞い方も立体的だし、破片がこちらに飛んでくるのもスリルがあって楽しい。
ホラー映像だとこちらが迫力あって良かったです。
館内を探索していく(のを見る)コンテンツなのですが、ホラーのドキドキ要素も相まって没入感が高いです。
この床をはいずりながら迫ってくる女性がすごい怖い…!
手を伸ばしてくるシーンは本当に体を掴まれてしまいそうなほどの立体映像を楽しめました。
総論ː100円にしては割と楽しめた
総合的に言うと思いのほか楽しめました。
まぁコイツ自身はただの凸レンズに過ぎないので、どちらかと言うとスマホの映像のクオリティが凄いのですが…。
とはいえ基本的には流れてくる映像を座りながらじっと眺めるものになるので自分で何かを操作したり、動かしたりと言った能動的な動きは出来ず、どうしても楽しめるコンテンツは限られてきます。
例えばジェットコースターとか、ジェットコースターとか、ジェットコースターとか…
ジェットコースタ―多すぎだろ!!
って検索してるとツッコミたくなりますが、静止した状態で楽しめるアトラクションとしてはジェットコースターが一番ウケがいいのでしょうね。
あとはホラーとか。
なのでやっぱり遊びの幅はかなり限られます。レンズも小さくてチープですし、ハコスコとかGoogle card boardみたいなハコモノと違ってもろに外の光が入ってくるので、映像体験の度合いを説明するのであればその世界に入り込むというよりかは“覗き見る”と言った表現がしっくりくるかなと思います。
でも100円でこれだけ楽しめるのなら十分価格分の価値はペイ出来ているのではないでしょうか?
もしお近くの100均でこちらを見かけたら、物は試し…という事であなたも試してみては…?