花火をBGMに、和風の庭園でゆったりと会話を楽しもう──『ゆかたde花火大会』イベントレポート! 3D和装ブランド『Kimonowa』主催【PR】

「今年はどこか花火大会に行った?」
VRでゆっくり楽しんできたよ!

夏といえば花火と浴衣。日本の各地で毎年のように開催される花火大会は、いまや交通規制が掛かるほどの人気ぶりです。そしてVRの世界でも、多くの人が“花火大会”を楽しんでいました。

2026年8月2日、VRChatでは『ゆかたde花火大会』と題したイベントが開催されました。
思い思いの浴衣に身を包み、和風の空間で語らいながら、迫力と風情を併せ持つ花火を楽しむ。VR空間だからこそ人混みに悩まされることがなく、落ち着いてくつろげるイベントとして好評を博し、同時に9000人を超えるプレイヤーが鑑賞したとされています。

『ゆかたde花火大会』は、株式会社TeraDoxが展開するVRChat向け3D和装ブランド『Kimonowa』の新作発売を記念したイベントとして、株式会社Vによるプロデュースで開催されました。TeraDoxは日本最大級の振袖・はかまポータルサイトを運営しています。

花火の演出が空間に現れるだけではなく、『ゆかたde花火大会』公式のインスタンスでは、浴衣を着たアンバサダーがキャストとして来場者を迎え、用意された席でトークを交えつつ花火を楽しめるものとなっていました。本稿では、その模様をイベントレポートとしてお届けします。

お相手は“本格派”!? キャスト系イベントスタッフがお出迎え

茶屋で見られるような縁台の席で、キャストと共にゆったりと花火を楽しめる
来場者を迎えるアンバサダーさんたち 普段から“キャスト系イベント”での経験が豊富だ

お邪魔したのは『ゆかたde花火大会』公式のインスタンスのひとつでした。
浴衣姿の美男子が来場者を迎え、グループごとに席へと案内していきます。

唐傘と縁台が設えられた赤漆塗りの客席には、炭酸飲料やスイカの小物が添えられており、「これぞ日本の夏!」を存分に楽しめるワールドデザインです。
むしろ、現実の花火大会では茶屋のような体験は珍しくなってしまったとも言えそうですので、空間を自由に設計できるVRの強みが活きています。

キャストとのトークを楽しめたのは全体で1時間ほど。その間にも花火は上がり続け、10分程度でキャストが順繰りに席を回り、個性の異なる会話で盛り上がりを見せていました。

“協賛イベント”イメージカラーの演出で七変化する花火が楽しい

“協賛イベント”イメージに合わせたカラーリングの花火が次々と弾けていく

『Kimonowa』ブランドの新作記念で開催された本イベントですが、インスタンス内で来場者をもてなすキャストさんたちは、普段から“キャスト系イベント”でお客さんを相手に活動されている経験豊富な方々でした。

“キャスト系イベント”って?

様々なコンセプトに基づいたイベント設計で、複数の来場者に対し“キャスト”が担当することにより、会話やロールプレイを楽しめるようにしたイベントです。
現実世界においては、テーマパークで役柄に成り切ってお客さんを案内したり、メイド喫茶や執事喫茶といった体験型の飲食店が近いイメージの存在です。

『ゆかたde花火大会』では以下のイベントが協賛しました
– Casa Di Luce
– Ephemeral
– Fortuna -VRCabaret Club-
– ZOLECHUNA
– イケボ喫茶“Guarigione”
– オムライス専門メイドカフェ『OmuChat』
– どりーむぷらねっと
– マジぎゃる学園
– ぴんくあたまかふぇ -MeltyFroth-
– フレンチメイドカフェ ふる〜る
– まほろばのれん街
– 超DJ特化型ホストクラブ“Attrazione”
– 彼岸旅館逢曲時
– 蜜龍 -ChinaCafe-
– 約束カフェバー
– 妖精酒場FoF

打ち上がる花火は様々なカラーリングが施されていました。
協賛しているイベントの名前がアナウンスされ、そのイベントにちなんだカラーリングの花火が上がるという演出です。

取材の中で眺める花火は努めて現実的な表現にまとめられていたと感じます。無理に「VRだからこそ」を前面へ押し出さず、ワールド全体の雰囲気を通してしっかりと花火大会の空気を体験できたと思えるようなものとなっていました。
その中で、イメージカラーが変遷していくという効果は、ささやかながらもキャストとのトークに添えるBGMのような、飽きさせない工夫として上手な演出だったと感じます。

「花火大会へ行けた」と思える満足感

花火大会に大切な要素は花火だけじゃない

「今年は花火大会に行けなかったな」と忙しい日々をお過ごしの方も珍しくはないかもしれません。取材をしていた筆者もイベントの中で改めて、そういえばこれが今年初の花火だったな、などと思っていました。

自宅の付近で大型の花火大会があったにも関わらず、普段は人通りの少ない最寄り駅に多くの人が昼間から押し寄せているのを見て、今回は無理しなくてもいいかな…… と投げ出してしまっていたのでした。

すぐに誘えるような人も居らず、浴衣を用意しているわけでもない。そうやって花火大会へ行かない理由は、特に筆者のような独身男性ではいくらでも思いついてしまいます。

それぞれの席の中央にある池に浮かんでいた蓮の花
ラムネとスイカ これが夏でないはずがない
水草と蛍 橋渡しの仄暗さに夏の寂寥感がある

お祭りや花火大会に行けば、屋台の焼きそばを食べるのがいつも楽しみです。

思い返してみれば、花火大会というのは花火が主役のようでありながら、集う人々それぞれの視点に立てば必ずしもそうではないということが分かります。
誰かが意を決して実現したデートコースかもしれないし、仲の良い友人たちとの集いの機会かもしれません。屋台の食べ歩き、爆音の圧、夏だからこそ感じられる涼しさ。そうしたものが全て総合して花火大会の良さが形作られるのだろうと思います。

『ゆかたde花火大会』で打ち上げられていた花火それ自体はリアル感を優先した丁寧な作りでした。激しすぎるわけでもなければ決して奇をてらうような部分もなく、言ってしまえばよくある花火と比べて大きな違いはありません。

それでも、ここまで古き良き日本らしい花火の空間を体験できる機会は現実ではもう難しいのも確かです。ただ花火を眺めるための空間があるのではなく、日本庭園風の広場に水草と蛍の舞う池があり、漆塗りの構造物と柔らかい光源、唐傘と縁台による茶屋のような舞台で、スイカを片手に賑わいを感じながらも、人混みに悩まされること無くゆっくりと過ごしていられる……。

イベントのレポートを行うのであれば、どのような構成であったかを語るべきなのかもしれませんが、筆者が感じたのは「今年はちゃんと花火大会へ参加できたな」と実感できるほどの総合的な花火大会らしさだったのです。

音楽と共に楽しむ劇場のような演出

後半は音楽に合わせた花火演出 インスタンス内の皆が顔を上げて見入っていた

トークイベントが一通り済むと、後半戦は音楽に合わせた花火の演出となりました。

VRChatを中心に音楽活動を行うAmbientflowのくうさんと、VRシンガーであるアメミヤチカさんによる楽曲が流れ、それに合わせた花火演出の組み合わせが変化していきます。それまでのトークタイムでは、色以外には大きな変化を見せていなかった花火もここでは息を呑むような迫力で、会場の皆さんは空へ顔を向けて見入っていました。

破裂音が重なることによる迫力も現実さながらでしたが、音楽の流れによってはあえて花火が光るだけの無音となるようなタイミングもあり、これこそVRでなければできないことでした。幻想的な音楽に合わせ、花開く明るさのみを散らす模様は美しさも一入でした。

思わずといった静かな歓声がそこかしこから聞こえていました

『ゆかたde花火大会』のコンセプトを聞いてみた

Photo by ecochin

『Kimonowa』の担当者様へ、『ゆかたde花火大会』への想いを伺いました。

──『My振袖』といったサービスを展開しているTeraDox社が、VRChatへ飛び込もうと思うに至った経緯を教えてください。

Kimonowa
担当者

現実の和装ビジネスに長く携わる中で、費用面や心理的なハードル、地理的な制約などから、和装に触れる機会自体が少なくなっている方が多いことを実感していました。

そこで、「距離や環境にとらわれず、誰もが和装の魅力に触れられる体験を広げたい」という思いから、Kimonowaのプロジェクトが始まりました
VRChatを選んだのは、単に3Dアバターに衣装を着せるだけでなく、実際にその場に集まり、交流し、写真を撮り、誰かと過ごす時間そのものを共有できるプラットフォームだったからです。

──仰るとおり私自身も、特に男性であることから成人式や結婚式の場でさえスーツで済ませてしまうことばかりでした。VRならば軽く試してみるといったことも可能ですよね。
それでは今回の『ゆかたde花火大会』も、体験を広げたり、集まりやすいといった狙いがあったのでしょうか。

Kimonowa
担当者

これまでKimonowaでは、成人式やお花見会など、和装で人生の節目や季節行事を祝う場を続けてきました。花火大会は、その延長線上にある「もっと日常に近い、肩の力を抜いて楽しめる夏の一夜」を目指した企画です。

花火・ワールド・浴衣、どれか一つが主役になるのではなく、全体が調和して「そこにいるだけで夏らしさを感じられる空間」になることを意識しました。
派手な演出よりも「誰かと時間を共にする心地よさ」を大事にしています。

イベントを通じて何か一つを強く覚えていてほしいというより、「今年も夏を過ごせたな」という余韻を持ち帰ってもらえたら嬉しいです。

──取材の立場ではありましたが、私も今回のイベントでそのように感じられたひとりです。
ちょっと隣の自販機へ買いに行くために甚兵衛を着ることがあるのですが、浴衣や着物となると悩んでしまいます。現実の花火大会も普段着で行くことが多いです。
ではVRChatならばどうかと思い返してみれば、アバター集会のようなコンセプトに合わせて全員で服装を合わせたりということはあっても、現実で言う“ハレの日”を共有するような機会は意外と少ないような気がしました。

Kimonowa
担当者

おっしゃる通り、VRChatでは身内だけで完結する集まりは多い一方、現実の花火大会のように「知らない人同士が同じ時間・同じ場所に自然と居合わせる」体験は意外と少ないかもしれません。

花火大会は、公式コミュニティも個人参加者も同じ夜空を見上げられる、開かれた場を目指して設計しています。
Kimonowaでは、成人式・お花見会・納涼会・花火大会と、季節ごとの行事を継続的に開催してきました。今後も、和装を着て「ハレの日」を分かち合えるような機会を、季節や形を変えながら続けていきたいと考えています。

──アバター改変を通して現実のファッションへ興味が向いていくというお話は珍しくありません。和装も同じように興味を持つ方がいるとは思うのですが、ちょっと難しそうだとも感じています。そうしたお悩みを相談することって可能なんでしょうか。

Kimonowa
担当者

正直なところ、まだそこまで踏み込んだ導線は用意できていません。

ただ、TeraDoxはもともと日本最大級の振袖ポータルサイト「My振袖」や、袴ポータルサイト「My袴」を長年運営しており、呉服店様やフォトスタジオ様とのネットワークを持っています。

VRChat上で和装を身にまとう体験を重ねる中で、実物の着物や浴衣に興味を持ってくださる方が一定数いらっしゃることは実感しているので、将来的には「アバターで気に入った柄を実際に着てみたい」という声を、そうしたネットワークを通じて現実の和装体験へつなげていく仕組みも考えていきたいです。
今はまだ構想段階ですが、可能性は感じています。

長らくVRChatで遊んでいると、ヘッドセットに映るものが時として「現実に存在するわけではないし……」と醒めてしまう瞬間を経験した人は少なくないだろうと思います。それでも、実在だけが価値ではないことは十分に理解しているつもりでした。

現実の花火大会も考えてみれば、夜空に浮かんだひとつの映像のように捉えることもできます。お祭りのような雰囲気や、多くの人が一斉に集まる機会など、言ってしまえば現実の花火大会も「理想的な夏を抽出したイベント」としても間違いではないのでしょう。

であるならば、VRの世界でもまた「こんな夏を体験したいよね」といったワールドやイベントが形作られることには大きな価値があるはずです。確かに屋台の焼きそばは目の前にないのかもしれませんが、いいとこ取りの手段としてはとても強力な環境とも言えそうですね。

取材撮影協力:YutanpopoZzz

まだまだ夏は続く! 『Kimonowa』で浴衣を楽しもう!!

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■ 関連リンク

Kimonowa公式X: https://x.com/Kimonowa_JP
Kimonowa BOOTHショップ: https://kimonowa.booth.pm/
公式Discord: https://discord.gg/HcSWnb4THq
VRChatグループ: https://vrchat.com/home/group/grp_b943c873-7da5-4277-a89d-b868baa16a3c

投稿者プロフィール

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